すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

もったいないから

2012-11-23 23:10:27 | うちのキヨちゃん
 うちのキヨちゃんが、もったいない党党首であることは、もう十分皆さんお分かりだろう。それだから、娘の私はそれこそ十二分に知っているはずである。しかし、それでもまだまだ「読めない」事がある。
 昨日無事に家具が入ったが、朝からキヨちゃんも私も準備に追われていた。ふと見ると、キヨちゃんは白いタオルを数枚用意している。なるほど、もったいない党のキヨちゃんは、新しい家具を早速乾拭きするのだろうと思っていた。
 元々タオルはもらい物などで、物凄く沢山ある。フェイスタオルなどに使った後は、雑巾になるのが一般的だが、神仏の掃除や年末の掃除などには、新しい物を降ろすのだ。
 ところが、昨日私の部屋に寝具が入った時、キヨちゃんが白いタオルを持って颯爽と現れた。
 「待って!足の下にこのタオル敷いて!!」
???????!!!!!!!!
 タ、タオルですと????ベッドの脚の下のに????
 断っておくが、私達の寝室は畳ではない。しかもフローリングの上にはカーペットが敷いてある。そのカーペットの上に置くベッドの、その脚にタオルを噛ませろと言うのだ。
 「嫌じゃよ。何でそんな不細工なし安定感ないし。」
そう言って抵抗する私に、キヨちゃんはこう言った。
 「ほなって、絨毯が痛むでないで!もったいない!」
 ・・・・・。
 「お前は一銭も出してないけど、高かったんぞ!」
確かに、この前のリフォームの際にキヨちゃんが買ったものだが、それにしたって既にタンスなどは随分前から上に載っているのだし、今更・・・である。
 「却下!」
 彼に話したら、流石にタオルは嫌そうだったが、優しい彼は他のクッション材でも噛まそうかと言っていた。ま、違う物ならまだいいのだが。
 それにしても、読めない。ちなみに、他にも色々あったが、このエピソードが一番だったかな、昨日。



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コメント (2)
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