すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

大忙しの二日間~岡山まで~

2012-11-25 21:44:56 | ひとりごと
 昨日、今日とは連休をいただいていた。昨日の夕方、キヨちゃんは神戸で行われる親戚の結婚式に出席をしたのだ。そのため、キヨちゃんの送り出しと迎え、そして留守番をしていた。
 結婚式は16時からなので、ゆっくりめの出発で良かったのだが、岡山を14時前の新幹線なので、お昼ご飯は岡山までに特急で食べようかと言う話になった。私は岡山まで送って、そこから親戚の人にキヨちゃんを頼む事にしていた。
 朝ごはんの時に
 「お昼、お弁当でも買う?」
と聞くと
 「母ちゃん、トイレが心配じゃけん食べん。」
と言う。しかし
 「ほんでも結婚式の食事まで時間があるし、お腹すいたら困るよ。」
と説得。しぶしぶ
 「パン1個くらいなら・・・。」
と言った。
 朝はコートをどれにするかでしばらく悩む。その間、キヨちゃんは上だけ着て、ストッキング姿のままうろうろする。指摘すると
 「ほなって、汚れたり皺になったら嫌じゃ。」
と言うが、誰か来たらどうするのだ。
 早めに美容院へ行ってセットしてもらう。先生の計らいでメイクまでしてもらって上機嫌のキヨちゃん。まだ汽車の時間があったので、コーヒーでも飲んで時間を潰そうかと言ったら
 「母ちゃん、うどん食べたい。」
と言うではないか。
 おいおい、パン1個のノルマは頼むぞ。私パン持ち歩きは嫌だ・・・と、心の中でつぶやいた。
 結局うどんも半分は私が食べ、ノルマのパンも食べて何とか岡山に着いた。岡山では親戚のお姉ちゃん(従姉妹)とその娘家族と待ち合わせしていた。お姉ちゃんには父の時などに会っているが、娘の方とは彼女が中学生くらいから会ってないので、25年以上前になる。
 携帯で連絡を取りつつ、久しぶりの再開。見るなりキヨちゃんはウルウルと涙ぐんでしまう。
 実は、彼もわざわざ岡山に来てくれていて、キヨちゃんを送り出した後少しだけデートする約束だった。送り出してくれると言うので、キヨちゃんも大喜びだった。
 お姉ちゃんと、九州から新幹線で合流するお兄ちゃんには手紙を書いてきた。二日間、キヨちゃんを頼むからだ。
 「母ちゃん一人で出来る。」
と言っていたが、怪しい物である。
 
 *帰りの切符は財布の中です。
 *着いてからスカートに履き替えてコサージュをお願いします。
 *お土産を買ったら、宅急便で送りたいようです。
 *朝・夕のお薬は○○に入ってます。お願いします。
などなど・・・。

 何とか無事にキヨちゃんを新幹線に乗せ、窓越しにおにいちゃんにも彼を紹介できた。そして、ささやかなデートタイムとなった。

 つづく・・・。

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コメント (2)
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