それとこれとは話が別なようで・・・

　連日忙しくて遅くなる。くりりんが帰ってから、さすがのキヨちゃんも拗ねたりどくれたりはしていない。ちょっとは気を使ってくれるのか？
　裏の山や芝生なども、最近はさすがにキヨちゃんでも無理なようで、シルバーさんを雇ってくれるので安心だ。・・・って、働く方も「シルバーさん」と言うからには、高齢者ではある。若い・・・高齢者？
　芝生くらいは私も手動の芝刈り機でやっていたのだが、下手くそなので気に入らない。草刈り機でばっちりやってもらいたいらしかった。
　昨日、シルバーさんが来てくれ、それは手際よく沢山の仕事をしてくれたと、キヨちゃんは感動していた。全部任せばいいものを、最後の片付けなどは手伝ったようで、後から疲れが出ていた。
　さて今日は、見てないのでどこをどうしようと思ったのか分からないが、それこそシルバーさんか若い人に頼めばいいものを、おそらく手すりかフェンスに紐をかけて命綱にして、斜面の草を刈ろうとしていたようだ。ちょうど通りかかった近所のおじさんに見つかって、
　「何をしよるんで！危ない！置いとったらわしがしてあげる！」
と叱られたと「自慢」していた。
　ちょっと怪我したくらいでは懲りないだろうし、かと言って、下手に骨でも折ったら年齢的に寝たきりだ。命にかかわる事もあるので止めて欲しいが聞かない。
　そして、
　「お前も仕事もええ加減にせえよ。身体めぐわ（壊すわ）。」
と流石に連日になったのでチクリと来た。ところが、
　「日曜日、お前が休みじゃけん、〇〇ちゃん（姉）雇うたけん、３人で茶畑の草刈りするぞ。」
と言う。
　連日身体を壊しそうな私に、休息をあげようという気は無いのね。それとこれとは話は別らしい。やれやれ・・・。
　けど、今夜はくりりんが帰ってきたので、ま、良しとしようかな？

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