消火器の正しい扱い方

　昨日家族でテレビを観ていた。ＮＨＫの「ためして、ガッテン！」である。
　キヨちゃんは途中で寝室に行ったのだが、好きな番組なので部屋でもチャンネルを合わせておいた。
　私とくりりんは居間で観ていたが、その中で消火器の正しい置き場所について話があった。それは、「台所には置かない」である。
　確かに言われてみれば、一番火元となりやすい台所だが、火元に置いてあったのでは使えない。我が家も台所の勝手口に置いていたので、
　「玄関に移動しなくちゃね。」
とくりりんが言った。
　消火器には以前えらい目にあった事がある。と言っても私では無い。まだ父が元気な頃、自宅に帰ると台所がピンク色になっていたことがあった。どうやら、台所に置いてあった消火器が何かの弾みでピンが抜けていたのか、倒れた拍子に噴射したようで、薬剤だらけになったというわけだ。
　で、台所には置いてあるが、なるべく隅の引っ掛けたりしない場所に置くようになったのだ。
　さて、消火器を移動しようとしたくりりんが小さく声を上げた。何と、キヨちゃんは消火器が倒れないようにと思ったのか、ガムテープで本体もホースもぐるぐる巻きにしていたのだ。
　気持ちは分かる・・・。しかし、これではいざという時に使えないのだよ、キヨちゃん。

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