新型コロナウイルスに淘汰されたくない

　志村けんさんの訃報に衝撃が走った。
　罹患しているとはニュースで知っていたが、あまりの早さに、それ以前にまさかの訃報に、電話をしようとスマホを開いた途端、飛び込んだYahooニュースに思わず声が出た。
　嘘だ・・・。
　そして、今まで新型コロナウイルスの怖さは、高齢者にうつすんじゃないか、つまり仕事柄の怖さとキヨちゃんの心配という怖さが一番で、次に自分たちの罹患への不安だった。
　しかし、今回の事でもっと恐怖に襲われた。
　最期を看とれない・・・。看取られない・・・。親族ですら顔も観られないまま荼毘に付される・・・・。
　死ぬ事よりもこの事実が重く心底恐ろしかった。もし、もし、友人や家族にそんな事があったら、そう考えると怖くて仕方無くなった。
　ワクチンが出来るのは来年？遅くてもこの9月から臨床実験？頑張って欲しい。もし私が本人や家族なら、実験でも良いからいっそ打ってくれ！と言うだろう。罹患している人は待つ余裕は無い。一か八かでも使いたい。
　研究者も医者も皆精一杯頑張ってくださっているだろう。どうか、その方たちが罹患せず、一刻も早く一人でも多く救えますように。