すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

留守中の畑

2023-06-03 19:31:34 | ひとりごと
 入院中の姉から電話が来た。転院先が決まったという話と一緒に、留守中の畑の野菜を収穫して食べて欲しいという内容だった。
 「ピーマンがそろそろと思うんじゃけど、(息子たちに)聞いたら、買うて食べよるって言うんよ。キャベツや花が咲いとるって言うんでよ。」
 つまり普段畑の事などノータッチの若者にとっては、何が収穫時期なのか分からず、そのまま放置している状態らしい。
 で、甥っ子に電話して在宅を確認して行ってみた。キャベツは花が咲いているという事だったが、どうやらブロッコリーか何か1つだけ花盛りになっていたが、キャベツは綺麗で食べごろだった。それを伝えると、
 「(キャベツの外周の古い葉が広がっている状態)葉が開いたら食べれんかと思った。」
と言う。
 「いやいや、中の巻いてるところは食べごろ。ダメなのは真ん中から芯が出て花咲くけん。」
 更にレタスもとても奇麗だったので、収穫して食べるように伝えた。茄子はまだ花の状態。ピーマンは少し生っていたので、レタスとキャベツと一緒に少し貰った。
 害獣除けに網を張っている所は草が生い茂り見たところスイカのようだったので、少し草抜きをした。ピーマンやナスは背丈があるが、スイカや地生えのキュウリは地を這うので、草があると受粉出来ないだろうと思ったからだ。何とかスイカの花が見えるように草を抜いていると、親指ほどのキュウリが顔を出したので、
 「小さいキュウリが出来よるけん、また見て取りなよ。」
と伝えた。
 これは姉ちゃんが退院した時には十分治して帰ってこないと、即行畑仕事をするに違いない・・・。
 まあ、甥っ子たちを笑ってはいられない。私だって仕事をしていてキヨちゃんが現役バリバリだった頃は、草も抜いたこともなかったし、収穫は流石にしていたが、何がどの時期になんて知らなかった。食べる分だけ買った方が無駄が無いなあとも思っていた。
 でも、確かに畑に野菜があるのは助かるな・・・と思ってもいる。沢山は要らないが、私の代になっても少しは作りたいかな。

*中華おこわと中華スープ(レタスの硬い部分)

     

     

*忍者猫たまちゃん。

     

介護ブログ 介護職へ ここをクリックしてお立ち寄りください。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする