すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

久しぶりの雨

2013-05-19 21:47:13 | ひとりごと
 今日は久しぶりの雨だった。実は最近雨が少なく・・・というより、殆どなく、湧き水は細々と出ているだけだ。不思議なもので、それでもしっかり出ているところもあれば、余って捨てられる水もある。
 勿体無いので、キヨちゃんは隣の谷に捨てられている余り水を失敬して、自分の畑に。そうでもしなきゃ、本当に足りない。まあ、捨てられてる水だからいいでしょ。
 そんな中の久々の雨。気温もぐんと下がって、事務所によっては暖房が入っていた。流石に暖房までは要らなかったが、私も日も差してないのに日よけの手袋が離せなかった。
 雨はドカンと降っても困る。出来れば土地にしみこむ様にまずまずの量で、まずまずの時間降ってほしいのだが、今日の雨はお年寄りが言う所の
 「野菜が喜ぶ」
程度の雨だった。水遣りの仕事が減っただけで、解決まではいかない。もう少し欲しいかな。
 とか言いつつ、畑も何もしていない私には言う資格はないのだけれど。それでも、少し心配している。
 しかし、今夜は寒い。今部屋の温度は20度である。確か先週だったか28度の日があった。もう要らないって毛布はクリーニングに出し、コタツも片付けた。ちょっと早かったか?
 
 こんな時期、担当様も体調を崩しがち。担当様もだが、ご家族もそうだ。老老介護なら尚更である。1日休んで出勤すると、介護者が体調を崩して担当様が急遽ショートステイに来ていた。つい3日前に奥様と話したばかりだから、びっくりした。
 調子の悪い状態が続いている方もいる。何度か受診や往診をお勧めしているが、なかなかしていただけない。ご家族ともなかなか連絡がつかない。
 デスクワークですら、前に進まない。一つずつでもいい方向に向かってくれれば、忙しいのは何とかなると思うのだが、上手くいかないと気持ちが持たない。
 ケアマネって、みんなどうして乗り切っているのだろう。


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家族になるために

2013-05-18 17:47:49 | ひとりごと
 夕べ遅くに、くりりんと電話で何時間も話し合った。
 顔の見えない電話は、言葉に詰まると沈黙だけが流れて、自分が壊れそうだった。
 くりりんは、くりりんなりに精一杯こらえてくれていたが、それでも深く傷ついている。
 しかし、キヨちゃんだって、私だって傷ついている。
 これから家族になるために、二人で乗り越えていかなくちゃいけないこと、三人で乗り越えなくちゃいけないことが山ほどある。逃げていてはいつまで経っても解決しない。
 朝、キヨちゃんとも話し合った。
 これから、少しずつ努力していかなきゃ・・・。


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板ばさみ

2013-05-15 21:27:34 | うちのキヨちゃん
 最近キヨちゃんの鼻息が荒い。くりりんが来て、嬉しいのもあると思うが、とにかく「仕込もう」と思っているらしい。
 私に対しても、今まででも文句はあったが、最近のそれはかなりかちんと来る言い方をする。しかも、辻褄が合わなくなるのだ。
 私が仕事でくりりんが来ている時は、一緒に病院行ったり買い物したりと、いい感じの「親子」になっているのだが、時々急に師匠のごとく語り始める。
 この前もいつものように
 「ああ、朝からふらふらしながら母ちゃんは仕事しよる。昨日も草刈りが大変だった。」
と訴える。くりりんはとても腰が軽くて、言えばすぐに動いてくれる。
 「くりりんに頼んだら良かったでえ。」
と言うと
 「用事があるみたいなけん、言いにくかった。」
と遠慮を見せる。
 そのくせ、そこまで気遣っておきながら、本人に
 「私はじいやんに仕込まれた。仕事は観て覚えないかん。何も言わんでも、動かないかん。」
など言う。
 同じように私にもくどくどいう事が増え、ついつい喧嘩になる。実はくりりんと
 「もし私と母さんが喧嘩したら、母さんの味方になってね。」
と約束していた。ところが、喧嘩の原因がくりりんでは、そうも言ってられない。
 「喧嘩しない。喧嘩しない。」
と小声で私をセーブするくりりん。きっと、くりりんもきついと思う。いや、絶対的にくりりんがいちばんしんどいだろう。勿論キヨちゃんも色々戸惑ったりテンパッたりしてるのだろう。でも、私もしんどい。
 今日もほぼキヨちゃんの用事や病院で二人とも動いていたのに、文句ばかり言うものだから、しかも結構ひどい言い方だったから、私もあろうことかくりりんに
 「母さんがこう言うから、二人で話して!」
とぶつけてしまった。
 流石にくりりんには面と向かっては言わずに、
 「それでいいと思うよ。」
と言うキヨちゃん。収まりが悪い物だから
 「車が汚い!洗えや!」
と私に当たる。
 「先週洗ったばかりじゃわ!」
と言いつつ、怒りながら洗車していると、くりりんが手伝ってくれた。
 明日早くくりりんは実家に帰る。少しヨリちゃん母さんに甘えられるかな?少し息抜きできるかな。
 それでも、ここが私達の家だから、早く帰ってきてね。
 ごめんね、しんどい思いさせて・・・。


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抜け毛が心配

2013-05-14 21:31:53 | ひとりごと
 ペットのいる方は同じように抜け毛の季節は憂いているだろう。とってもとっても、抜けるので掃除が大変である。掃除したつもりでも、どこかしらから出てくるし、服にもついている。
 これが、人間も同じなのか、シャンプーするとちょっとびっくりするくらい抜け毛があることがある。
 つい先日の話である。
 キヨちゃんもくりりんもお風呂に入って、私が最後に入った。お風呂の終わりに排水溝を掃除したら、これが「ごっそり」という表現がぴったりなほどの抜け毛。
 「流石に人ひとり増えたら違うわ~。」
と一人ごちてからハタと気づいた。
 ・・・・そう。くりりんは犯人になり得ない。
 しかも、その日キヨちゃんは美容院に行って髪を染めたばかりなので、シャンプーしなかったのだ。

 ・・・・・ってことは?てことは?
 これがすべて私の髪の毛という事ではないか。

 その話をすると、くりりんが懐かしそうに言った。
 「そう、びっくりするくらい抜けたよね~。」

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母の日を一緒に

2013-05-12 21:25:26 | ひとりごと
 今日は母の日。
 今年はヨリちゃん母さんとキヨちゃんと二人のお母さんがいる。月初、くりりんと一緒にいられなかったので、電話であれこれ相談した。
 結果御花を贈ることにしたのだが、くりりんが
 「お手紙をつけようね。」
と提案してくれた。
 いつもなら、少しフライング気味にプレゼントをサプライズして、手渡しして言葉で伝える私。一方、くりりんはお母さんに欲しい物を聞くタイプだが、そういう細やかな優しさがある。
 結局花の手配を私がして、私はヨリちゃん母さん宛のカードを郵送した。くりりんが家を出る前に一緒に渡して、
 「花が後になると思うけど、二人からだから。」
と言って出てきた。
 一方キヨちゃんには今朝二人からそれぞれ、カードを渡した。キヨちゃんは喜んで、父の仏壇に供えていた。
 花がちゃんと届くか物凄く心配したが、今日の午後無事に着いた。
 キヨちゃん、ヨリちゃん母さん。くりりん。
 これからもよろしくお願いします。


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不機嫌な数日間

2013-05-10 21:25:05 | ひとりごと
 ここしばらく、私はものすごく機嫌が悪い。
 一つには仕事のゴタゴタがある。3月4月を思えば、今月は仕事そのものは少し楽なのだが、心配なケースや、いい方向に進まない事例が重なって、気分的には「吐きそう」である。
 そんな時に、イラッとさせられる事があると、流石に面と向かっては言わないが、内線を切った途端に
 「くそバカたれ!」
とののしってしまう。
 急なショートステイの利用があって、状態も分からなければ現場も困るから、忙しいのは承知のうえでカンファレンスを組む。看護師も介護士も真剣に聞いてくれるが、施設ケアマネはメモする気もなくぼんやりしている。
 そんな訳だから申し送りが徹底できるはずもなく、何度か確認に行くと
 「私はちゃんと伝えたけど、現場の人が聞いてない。」
と平気で言う。一度で良いから、その口の端を両手で引っ張ってイーってしたい気分だ。
 カンファレンスから戻ると、隣の事務所の「お姉さん」が私宛に電話があったと伝えてきた。
 「何処からですか?」
というと、可愛く頭を抱えて
 「え~!誰って言ったっけ?何とか山とか、山何とかさんって知りませんか?」
 ・・・・・何とか・・・ね。しかも
 「何度か電話あって、初めは電話中でつなげなくて、次はカンファレンス中で。」
たまにある。名前を聞いても言わない人とか、言葉が分かりにくい人とか、早口で話して切ってしまう人とか。しかしだ。何度かあったのだろう?名前も名乗ったのだろう?
 「すいません。心当たりは電話しましたが違います。今度からフルネームと電話番号を聞いておいてください。」
と、本人に言いたいのに、違う人が出てものすごく申し訳なさそうに返答する。本人は分かっているのか?
 後プライベートな事で書かないが、色々あって少し精神的に不安定だった。友人に電話して愚痴をこぼして楽になった。
 そして、くりりんがいない。2週間、きつい時にいない。仕事や実家の片づけがあるから仕方ないと分かっているが、どうしても寂しかった。そして、はなっから無理なのに
 「頑張って早く帰るようにしてみる。」
と「優しい」くりりんは言うのだが、毎日結果として反古になった。それで余計に私ががっかりして、どんどん不機嫌になって行った。
 勿論やつあたりだ。くりりんに非はない・・・と思う。けれど、子供のように拗ねて、怒って、彼を困らせた。
 そのくりりんが明日帰ってくる。さて、優しく出来るかな?友人が言うところの
 「出し惜しみをしている怖いすずちゃん」
が出ちゃうかもしれないよ。覚悟は出来てるかな?

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くろべえ受診

2013-05-08 15:02:04 | ひとりごと
 今日、くろべえを動物病院に連れて行ってきた。
 以前から時々、ダニに噛まれたり、喧嘩したり、またはよく分からないけれど、怪我やかさぶたがよく出来る。
 今回もあごや首にかさぶたがちょこちょこ出来たので、その程度と思っていた。それが、なかなか治らないし、腫れてくるし、毛が抜けたりしたのでキヨちゃんも心配した。
 軟膏をとりあえず塗ってしのいだが、すぐ舐めてしまうので、役に立たない。それでも少しは腫れが引いたようにも感じた。
 休みになってようやくくろべえをかかりつけ医に。
 「猫の挫創ではないか」
と医師は考えたが、
 「念のため組織検査をしますか?腫れていたり少ししこりを感じるので、腫瘍だといけないので・・・。」
と勧めてくれた。簡易検査で顕微鏡で見た限り、 
 「細胞腫の可能性がありますね・・・。」
との事。詳細な検査のために検体を送ることになった。
 挫創であれば完治しないとは言え、どうってことないのだが、腫瘍となると問題だ。手術するにも怖い位置だし・・・。
 何にせよ、結果が出るまでは分からない。とりあえず挫創の治療として抗生剤の注射と塗り薬を貰った。
 どうか、悪い物でありませんように。


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弱者に冷たい・・・気がする

2013-05-07 21:10:26 | ひとりごと
 介護保険の要支援1と2が介護保険の対象から外されるかもしれない。
 要支援にしても要介護にしても、本来は「自立支援」が目的であるから、サービス提供が帰って自立を阻害していると言われれば、一理ある。
 しかし、実情は膨れ上がる介護費用を何とか減らしたいというのが本音で、弱者の切捨てにも成りかねないと思う。
 都会では色んな受け皿や、民間の利用できる物があるのかもしれないが、田舎はそうではない。
 まず、介護認定を受けていない人たちの生き甲斐対策としてのデイサービスだが、これですら徐々に利用の枠が狭まっている。私が勤め始めた頃は、とりあえず65歳以上であれば誰でも申請して参加できた。仲のよい老夫婦が揃って来ていたものだ。
 それが「独居」でなくてはならなくなった。老夫婦であっても、二人はNG。うちのキヨちゃんも、初めは参加出来ていて、父の介護で一旦止めている内に事情が変わって行けなくなった。後に「子供が仕事などに出て日中独居はOK」という事になって再開できたのだが。
 結局、介護保険でのデイサービスに移行させたいというのがあったのではないかと思う。しかし、その介護保険での対応を狭められたら、何処へ行くというのだ。
 介護申請のときに
 「本人が希望しているのか。」
と聞かれた人がいる。認知症でサービスは必要だが、本人にはその自覚がない。無理矢理サービスを提供する事はできないが、そこをケアマネも家族もヘルパーもデイスタッフも、根気よくアプローチしているのだ。それを「使わないなら申請しなくていい。」と言えるのが信じられない。
 住宅改修の相談の時、
 「この状態の人が、家で暮らせるのか。」
と聞かれた。さらに
 「施設に入ったほうがいいのじゃないか。」
ともいう。そうかもしれない。けれど、本人は家で暮らしたいと思っている。無茶苦茶な状態であれば私たちも考えるが、今現在何とか生活していれば、在宅生活を維持するために、それこそ「自立支援」をしてあげたい。
 結局
 「介護保険で改修して、すぐに住めなくなったら、お金がもったいない。」
というのが本音である。
 しかし例えば入院中の方が、退院して家族と介護生活をスタートさせるために住宅改修する場合もある。それでも、頑張っても本人が体調を崩したり、家族が病気になったりで、それこそ施設に入る場合もある。それを見越して「勿体無いから」と拒否できるはずも無い。
 何の世界でも、上手く利用して必要ない「公費」を使っている人も確かにいる。けれど、多くは弱者であり、支援を必要としている。もっと言えば、調理や掃除の名を借りて、「安否確認」や「ふれあい」が一番欲しいのだ。
 何より、お年寄りが無駄なお金を浪費しているように聴こえるが、私達若いものも含め、みんな「介護保険料」を納めているのだ。
 無駄の削減を訴える人ほど、うちの周りにもいるが、自分の懐は実に豊かである。

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もしもし・・・

2013-05-05 21:18:40 | じいとんばあ
 もしもし
 あなたの電話は いつも突然で
 あなたの電話は 時間なんてお構い無しで
 そのくせ ちゃんと奥さんのいない時間にかけてくる

 まるで
 隠れた恋人に ラブコールするみたいな
 そんなタイミングでかけるけれど
 その実 内容はわたしでは太刀打ちできない事ばかり

 もしもし
 それはね お医者様に聞かなくちゃ
 もしもし
 それはね メーカーさんに聞かなきゃ
  
 会社にいるはずもない夜遅くに電話する
 いないと電話帳で調べて 家にかかってくる
 デイのスタッフの携帯に 早朝からかかってくる

 心細い 不安 
 だからかけてくるの
 ご迷惑よって奥さんに叱られるって分かってるから
 こっそりかけるの
 物忘れも進んでるから・・・仕方・・・ないけど

 私のスキルが高ければ
 もっと すっきり回答出来るかしら
 電話を置いて
 参ったな・・・って
 溜息しか出ないけど・・・・


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友達めぐり

2013-05-04 17:39:30 | ひとりごと
 今日は高校、大学時代の友人と昼食の予定だった。時間に余裕はあったので、とりあえず掃除や洗濯をして、キヨちゃんを山へ送ってから、昨日あった幼馴染を訪ねた。
 彼女もとても犬好きだったので、リュウを連れて行った。彼女や彼女のだんな様、お兄さんが一杯遊んでくれて大満足のリュウ。私も久しぶりに彼女と時間を持てて嬉しかった。
 お昼にレストランで待ち合わせ。GWで道は結構込んでいた。彼女(みずほちゃん)は着くなり、お祝いをくれた。もう一人の友人(たえちゃん)と二人からとの事だった。





 素敵なペンダントだが、結構するのではなかろうか・・・。披露宴もしないのにこんなに貰っていいものか・・と気の毒になる。ありがとう、大事にするね。
 さっそくたえちゃんにお礼のメール。そしてくりりんにも報告メール。
 
 食事をしながら、2時間近く店にいた。サラダーバー、ドリンクバーつきで1160円。



 その後、私の買い物に少し付き合ってもらった。買い物中もおしゃべり。学生時代みたいで楽しかった。
 家に帰って、キヨちゃんにも報告。さっそくお花は父の仏壇の横の床の間に。きっと父も喜んでくれている。
 ありがたいなあ。また明日から頑張れる。友達ってありがたい。


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