すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

MRI検査と長谷川式検査

2020-03-11 20:52:43 | うちのキヨちゃん
 今日はキヨちゃんの受診日。本当は入院している親戚の見舞いも兼ねるつもりだったが、入院してから後に、れいのコロナ騒ぎとなり、面会は制限されるにいたったので、同じ病院にいながらラインでお見舞いを伝えた。幸い明後日には退院と聞いて、ならば退院してから伺おうねとキヨちゃんと話した。
 さて、キヨちゃんの受診だが、ここ最近物忘れの感じがどうも心配で、前もって先生に相談しておいた。なので、5年ぶりに頭のMRIと、2年ぶりに長谷川式スケールの認知症検査をして貰った。
 結果は、脳外科的には勿論年齢を考えると多少の脳委縮はあるのだが、5年前とほぼ変わらず。長谷川式スケールも2年前と同じ30点満点中24点とまずまず。
 つまり治療するほどのものではないと分かって、とりあえずはほっとした。
 キヨちゃんも上機嫌でずっとどや顔だった。それにしても、この病院の看護師さんはどの人も本当に優しい。前回も感じたが、長谷川式をしていて、中からキヨちゃんの笑い声が聞こえたほどで、リラックスして行えているのが分かる。
 出てきたキヨちゃんの話では、長谷川式に関係ない、出身地や思い出話なんかも随分聞いてくれたようだ。これ、上手く話しながら軌道修正して聞くべき項目を聞いてくれたのだからすごいと思う。
 「計算は出来なんだけど、野菜はなあ、スーパーの野菜コーナーの並んだ野菜を思い浮かべて端から言うていったんよ。看護師さんびっくりしとった。」
あ、そこは自分の畑じゃないのね(笑)。
 「生年月日もきっちり言えた。」
と二日ほど間違えて言う。
 「お前の誕生日も聞かれてちゃんと答えた。」
とこれまた3日ほど間違えて言う。
 まあ、こんな程度ならまあええか・・・である。
 おっと!ってことは、キヨちゃんの最近は「単なる物忘れと、悪年に拍車がかかっただけ」ってことか???
 それはそれで・・・・。う~ん。


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こんなところにもコロナウイルスの影響

2020-03-10 21:03:41 | ひとりごと
 想定内ではあったが、「お涅槃」が参拝なしになった。当然先祖供養はしてくださるのだが、新仏様以外は一般の参拝はしないと言う事になった。
 確かに、檀家が勢ぞろいするこの先祖供養は、時間を分けていても、それはもうひしめき合って座り、身動き出来ないほどである。確かに濃厚接触もいいところだ。
 とは言え、先祖供養にまで影響が出るとは切なくなる。一体いつまで続くのだろう・・・。

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不機嫌すぎるキヨちゃん

2020-03-09 20:32:52 | うちのキヨちゃん
 忙しくてもほぼ残業をしなくなった私。決して暇なわけではないが、キヨちゃんのご機嫌があるのでそうしている。それでも人に話す時は、
 「朝も早くから出て、帰りは8時9時じゃ。」
と言うキヨちゃん。敢えて否定はしないが、この辺りも心配な事の一つ。
 さて、今日も残業せずに戻った。ただいまの声に寝っ転がったまま、
 「何ちゃ~しとらんぞ。」
と言うのはいつもの事だが、今日は、
 「ご飯無かったけん炊いたぞ。」
と言う。まあ、それは有難い。今日はキヨちゃんには大好物の高菜炒飯を残しておいた。昨夜の残りだが、量も結構あったし、キヨちゃんが大好きで、
 「明日食べる。」
と言っていたからだ。それに、カップ麺を食べたりパンを食べる事もあるので、夕飯のご飯は帰ってから炊くか、うどんにしようと思っていた。
 で、ありがとう・・・と言った途端に不機嫌。
 「ひとっつもご飯も無い。ほなけん炊いた。」
・・・・、いや、だから・・・。
 「なんで不機嫌なんよ。」
 それから急いで夕飯を作って3人で食卓に。するとキヨちゃん、
 「今日は大変だった。大きな切り株が花畑に落ちていて、それを運ぶのに重くて大変だった。一輪車に(猫車)乗せて運ぶのがやっとで、どればあ辛かったか。」
と言う。
 「え!?そんなのどこから落ちたんだろう?裏山には落ちてくるような木は無かったと思うけど、心配じゃなあ。」
と言うくりりんの言葉は耳に入らない。
 「お前ら何もせんけん、母ちゃんが泣きもってせないかなんだ。」
・・・。
 「いや、そんなん落ちとるの知らんし、何で置いておいて私らに頼まんのよ。」
 「言うたってお前らせんじゃないか。」
・・・。いや、頼まれて嫌といった事は無い。
 「もう何日も前から落ちとるのに、気もつかん。」
 「ほなって観てないし、何日も前からなら、それこそ休みの日でも言えば私でもくりりんでも出来たのに。」
 「お前らちっとも気付かんのか!もう何か月も前からじゃ!」
・・・・あ、増えてるし・・・。
 そんなやり取りの後、今度はお寺の寄付の話になった。実は今年お寺の修復に寄付のお願いが来ている。父やキヨちゃんは今までに何度か寄付をしている。なので、この前その話になった時に、
 「もう母ちゃんは出さんぞ。」
と言うので、
 「それでええんと違う?私とくりりんがおるんじゃけん、私らが寄付するし。」
と言ってあった。
 さて、その話でご近所から何人かまとまった金額を寄付する人がいるのだと言う。
 「〇〇さんと他3人くらい、〇〇万円するんじゃと。」
と言う。
 「そう、それは良かったね。でも、私らはそんなには出せんよ。」
 「母ちゃん出さんぞ!」
 「だから出さんでいいってば。うちらが出すし。」
 分かっていた。見栄っ張りのキヨちゃんは足並みを揃えたかったのだろう。しかし、こちらにも生活があり、分相応と言うものがある。なので、更に不機嫌になる。
 「今日は食べるものも無くて朝から何も食べて無い。母ちゃんは毎晩泣きながら寝よる。家の草1本も抜いた事も無い。云々云々・・・。」
 はい、当然高菜炒飯は食べている。本人が言う食べずに冷凍したと言うのは、小さいおにぎり1個分である。そして今夜は「どくれて」夕飯も半分以上残して寝室に行った。
 ・・・・疲れた。
 「仕方ないよ。これを聞いて行くのも僕らの仕事だよ。」
とくりりんは言ってくれた。何よりくりりんへの風当たりも、暴言も多いのに申し訳ない事だ。
 やれやれ・・・、やはりちょっと不味いかなあ・・・。悪年だけだろうか?

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キヨちゃんの憂鬱・・・。

2020-03-08 21:09:15 | うちのキヨちゃん
 うちの家は母屋の勝手口が家族全員の出入りする場所である。私とくりりんは離れにいて、当然そちらにも入口があるのだが、残念ながら古すぎて鍵が無い。閉める事は出来るが開ける鍵が無いので、中から閉めて勝手口を施錠する。
 正面玄関はあるのだが、こちらはほとんど使わない。そして、こちらの鍵はそもそもあったのだろうか??記憶にない。
 鍵はそれぞれ家族が持っているが、キヨちゃんが出掛ける時は私やくりりんと出る事がほとんどなので、施錠は私がする。違うのはキヨちゃんだけが出掛ける時と、私が仕事に出てからデイなどに行く時だ。
 そんな時はキヨちゃんが施錠するのだが、田舎のお年寄りがよくやることで、持ち歩いて無くしてはいけないからと、決めた場所に隠して出掛ける。戻ったらそこから出して鍵を開けるのだ。
 さて、つい先日キヨちゃんは出掛けようとして鍵が無い事に気付いた。どの時点で無くなったのか分からない。そもそも、鍵を開けた後、いつも家の中に持ち込まず、出掛けた時同様に隠していたようで、前に出掛けた時に鍵を開けたのは間違いないが、今回出掛けるまであったかどうかも分からない。
 いつもと違って家に持って入ったのではないか、私と出掛ける時に持って出て車の中に落としてはいないか、カバンに入っていないか・・・などなど色々考えて探したが見つからない。
 と、ここまでなら、スペアキーを作ればおしまいの話である。ところが、キヨちゃんの心配は膨らんでいく。もし誰かが拾っていたら・・・となる。確かに無い話では無いし、見つからないのは気持ちが悪い。
 それよりも何よりも、その内、
 「誰が持って行ったんだろう?」
と無くしたとか拾ったとかでは無く、盗難と言い始めたのでこれは不味いなと思った。下手をするとその内誰かを疑い始めるのではないか・・・と心配になったので、ドアノブごと取り換える事にした。
 年寄りと暮らすと色々あるものだ・・・。

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お涅槃

2020-03-06 21:01:30 | ひとりごと
 この辺りだけなのか、宗派によるのかは分からないが、うちの田舎には「お涅槃」という先祖供養がある。
 日はいつも決まっていて、3月中旬である。檀家のご先祖を全部供養するので時間がかかる。なので、それぞれお寺のお坊さんが応援に来てくださり、まずは新しい仏様の戒名から唱え、後はお寺に遠い地区から順に拝んでいく。
 私たちはご先祖や知り合いの戒名(俗名も言うので誰かは分かる)を唱えると、お金やお米を投げて一緒に拝むのだ。
 くりりんに聞いてみると、滋賀の禅宗はお盆の時期に「施餓鬼」という先祖供養があるのだそうだ。そう言えば、結婚後一度行った事がある。とても丁寧で大掛かりだったイメージがある。
 他にもそういうのはあるのだろうか??

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人間も動物もやはり「お下」問題・・・。

2020-03-04 20:21:20 | ひとりごと
 今日仕事から帰るとキヨちゃんから報告。
 「今日な、リハビリは母ちゃんの部屋でしたん。障子閉めとったのに、くろべえが無理矢理入ってきてな、理学療法士さんが『あれ~くろちゃん可愛い!あんな事して入ってきた~。』と笑ってたけん、母ちゃんも一緒に笑いよったん。ほしたら、『あらら~、くろちゃんおしっこしちゃった。』って!母ちゃんびっくりして飛び起きて。ようまあ、あの子のカバンや服を汚さなんだもんじゃ。」
 それを聞いて、急いで部屋に行くと、カーペットにトイレシートを敷いてある。そもそも、このシートはキヨちゃんのトイレの失敗用である。くろべえは今まで何度もトイレを使ったが、外で無いとしなかったのだ。しかし・・・、こうなっては、もう一度トイレを試すか・・・。
 で、カーペットをそのままに出来ないので、くりりんととりあえず外に運ぼうと縁側のある部屋に異動すると、そこにキヨちゃんのリハビリ用の敷きマットレス。臭う!
 そうなのだ。くろべえはキヨちゃんのリハビリしている足元でおしっこしたのだ。で、それを通してカーペット、さらにはフローリングまで通していた。
 それに気づいて慌てて放置されているマットレスを持ち上げると・・・・、畳にまでシミが(涙)。キヨちゃんがせめて外に出してくれていれば、畳の部屋まで汚すことは無かったのに・・・。
 それからあちこち掃除して、今違うカーペットを敷いた。汚れたものは洗濯できる物ではないが、とりあえず次の休みに洗わなきゃ。
 人間も動物もやはり「お下」問題は大変だ・・・。


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話盛り過ぎ!話堂々巡り!

2020-03-02 20:44:10 | うちのキヨちゃん
 今日、キヨちゃんは人を雇ってじゃがいを植えた。他にも1日中沢山仕事をしてもらったらしい。
 すると帰るなりキヨちゃんはこう言った。
 「今日は畑してもろたり、牛乳集金に来たり、農協に肥料代払うたり、ようけいった。10万円位いった。」
ハアあぁ???いくらなんでも高すぎる。
 「母ちゃん、日当いくら?」
 「12,000円。」
 「肥料は?」
 「9,500円位かな。」
牛乳は領収証があったが3,000円弱だ。3万にも足りないじゃないか(笑)。
 「母ちゃん計算合わん。」
 「10万もはいらんかな?」
いや、全然要らん。
 更に、明日法事にいくら包むか相談すると、
 「母ちゃんは○○包むから、お前は?」
と言うので、
 「お供えはそれで良いけど、お膳が出るからそれはいつも別に包むやん。一人分じゃいかんから、二人で倍包むのか、キリのいい額を合わせて包むのか、どっち?」
 「ほな、ほれでええんか?」
 「いや、私が聴きよる。」
 「ほな、ええんじゃな?」
 「いや、だからどっち?」
 「え?母ちゃん払わんでええの?」
・・・・・。
 キヨちゃんは最強だ。
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デマだと分かっても買ってしまう心理

2020-03-01 19:58:38 | ひとりごと
 こんな田舎でもデマの影響が出ている。

     

 この辺りではすぐお隣の愛媛県が紙の町である。紙類に不足は無い。なのに・・・である。国産で心配無いと分かっていても、皆が買ってしまう。そうすると、皆が買って無くなったら、いざという時困る・・・と買ってしまう。その心理は分かる。分かるけれど、冷静になろうよ。本当に明日お尻が拭けない人が出たらどうするの??

 お尻と言えば・・・。
 うちのくろべえ爺さん。最近「猫ばば」を隠す事を忘れたと前に書いたが、私も目撃してしまった。穴も掘らない。ウンチ君をし終わったら、振り向きもしない。
 あんなに丁寧に埋めていたのに、人間だけでなく猫も歳をとると「お下」の方が問題になるのだなあ。

     

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