団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

自分が必要とされてないと感じる時

2025年01月16日 | 老後の生き方

サラリーマンでいるときは会社を通じて世の中の役に立つ、会

社のため、報酬を得て家族のため、上司、同僚、部下社員、取

引先との交流、なぜか役に立ってるという実感があるものだ。

 

退職すると、今までの実績がすべて帳消しになり、喪失感を味

わうのは、もしかしたら人生で初めての経験かもしれない、そ

んな時、自分は必要とされないのではと感じる瞬間があるもの

で、それは誰の心にもおこる心理かもしれない。

 

そこには「役に立たなければ生きる価値がない」という考え方

がからんでいる、実際にはどんなことが役立ってどんなことが

役に立たないのか、人間の判断能力ではわからないことが多い、

そう考えると人生の意味とか意義とか考えずともかく生きるこ

とを楽しむこ、そのことこそ今は大切だと思っている。

 


無年金低年金ひとりぐらしの高齢女性

2025年01月15日 | シニア女性の悩み

困窮した若年層女性の問題がクローズアップされる一方でさらに

深刻といわれるのが死別や離別によって単身になった中高年女性

の貧困である。

 

現在生活保護を受けている世帯は約165万世帯、そのなかで

65歳以上の高齢世帯が90万世帯と約半分を占めている、特に

問題なのは単身女性の困窮で貧困率は44%と男性の33%より

も高い。

 

経済的に追い詰められる背景としては収入が少ない、資産がない、

家族や友人などの援助が期待できない、生活保護に抵抗がある、

そして配偶者との死別、離別、特に夫が自営業者の場合、国民年

金のみ加入のため遺族年金が出ない、また本人も年金未加入のた

め老後の年金収入をあてにできないケースがあることが困窮の原

因といえる、やはり核家族が進み非正規雇用がこれだけ増えた現

代社会に即した年金をはじめとしる社会制度を作っていかない限

り中高年の貧困、特に単身女性の困窮問題は解消されないと思う。

 


定年後に友人と呼べる人は

2025年01月14日 | 人間関係

ある雑誌の「シニアの生活意識調査」によると友人の数の平均は

60代で15人、70代で18人、会社時代の同僚との付き合い

は激減したかわりに地域に友人ができたという声が多かった。

 

どれだけ実態を反映してるかは定かではないが、私からみると、

予想以上に数が多いのに驚いた、地域に友人ができたというけれ

ど、現実問題として簡単なことではない。

 

友人はいたほうがいい、かといっていなくても生きていける、心

理的負担になるような友人ならいらない、日々人間関係は変化す

るものだし永続的に保証された友人関係はないものだと私は思っ

ている。

 

さらに今はネットの時代、わからないことがあればネットで検索、

情報源にアプローチでき解決することが多い、逆にネットがなか

ったら、きっと友人を求めもっと濃密な交流ができたのかもしれ

ない。

 

確かにリアルな世界でのふれあいも大切であるが、今は便利な世

の中、ひとりで楽しめるものが多い、だからこそ煩わしい交流で

あれば友人にこだわる必要などないというのが、定年後もうすぐ

14年、私の偽らざる心境である。

 


人にあまり親切にするのも考えもの

2025年01月13日 | 生き方

「人にあまり親切にするのも考えもの、たった一度要求を断った

らたちまちそれまで受けた数えきれない恩を忘れてしまうのです」

これは最近読んだ「人間交際術」の一節である。

 

このような経験をした人はもしかしたら多いのかもしれない、あ

の人は親切でいい人だといわれ頼まれれば相談にのりお互い硬い

友情で結ばれてると思ってたのにたった一度の頼み事を断ったた

ために今までの恩を忘れ友情にもひびが入り、その後自然消滅と

いうのはよく聞く話である。

 

結局このようなケースは「いい人願望」につけこんで利用されて

ただけで友情でもなんでもない関係だったといえる、人間という

のは世話をしたことは覚えてるが世話になったことはすぐに忘れ

る、さらに何かを断られたことは一生覚えてるという自分勝手な

生き物なのかもしれない。


貯蓄も年金もない70代の義父母

2025年01月12日 | 老後の生き方

妻の兄夫婦と同居する70代の義父母は貯蓄も年金もなく二人

の老後が心配です、義父は1年ほど前に認知症と診断され要介

護3です、義理の兄と義父母の折り合いが悪いため現在ディサ

ービス費などで月5万円を援助してます、ただ介護施設入居と

なると月20万円、自分たちの老後や子供たちのことを考える

ととても無理、どうしたらこの難局を乗り越えられるでしょう

かとういう50代男性の人生相談である。

 

物心共に老父母を支え介護しるのはまことに尊いですが次の世

代の生活や育成を犠牲にしない範囲でと思ってます、それより

もお子さんの将来、ご自分の老後を考えて下さい、そして要介

護3であれば特別養護老人ホームへの入所を申請してください

という回答者のアドバイスだった。

 

貯蓄も年金もなく要介護3の義父、かなり厳しい状況で実の息

子(義兄)と娘(投稿者の妻)はどう考えてるのでしょうか?

介護問題は間違いなくお金がからみます、特養であっても15

万円前後の費用は必要でここは家族全員で話しあうことが先決

で一人で抱える問題ではないはずです。


楽な老い方、苦しむ老い方

2025年01月11日 | 老後の生き方

「人生の最後の最後に苦しい思いをさせられたけれど、それは

私のことを思ってのことだね、ありがとう」などと言って、こ

の世を去った人がいるでしょうか?これは医師であり小説家の

久坂部羊氏が延命治療について語った言葉である。

 

私の父は亡くなってもうすぐ14年になる、亡くなる半年前に

入院してた病院で医師から言われた言葉は今でも忘れない「何

もしないと明日まで持ちません」延命治療の選択を迫られた、

考える時間を与えてくれない、母と弟は賛成だった。

 

もし治療中止を希望すれば見殺しにしたと後悔に苛まれると思

った、結局延命治療をお願いした、気管切開をして人口呼吸器

につながれ、手にはミントがはめられた状態、それが父を苦し

めることになった、チューブだらけで生かされてる状態、喀痰

の吸引、床ずれ、あらゆる痛みとの闘いは半年間で終わったけ

ど今だに後悔している。

 

そして久坂部氏はこうも言っている「私は今、命より大切なも

のがあると思っています、それは苦しまずにいるということで

す、救いようのない苦しみに苛まれたら私は命を捨てても楽に

なりたい」重く心に突き刺さる言葉である。

 

 


高齢者は年金だけでは暮らせない現実を知っている

2025年01月10日 | 年金生活

高齢夫婦の場合、公的年金だけでは毎月の赤字額が5万円、30

年で約2千万円の金融資産の取り崩しが必要となるいう金融庁の

報告内容、いわゆる老後資金2千万円問題が4年前論議を呼んだ。

 

30年で2千万円不足になるという報告はあきらかに乱暴すぎる

し案の定国民に不安と誤解を与えた、個人の貯蓄、就労、家族構

成など総合的な判断が欠落しており、いかにも有識者の机上の計

算だった。

 

毎月の赤字額が5万円の根拠は公的年金の収入が月額22万円、

支出が27万円で月5万円が不足するというものである、しか

し高齢者3625万人の6割の人が月額10万円未満の低年金

しか受給してないのが実態である。

 

さらに70歳以上で金融資産非保有が31%、さらに500万

円未満となると約半数である、金融庁の出したモデルケースと

乖離してる高齢者がいかに多いかということである、年金だけ

では暮らせない現実を知ってるのは有識者ではなく年金生活者

であることは間違いない。

 

 


悩みのない人生なんてない

2025年01月09日 | 老後の生き方

悩みというものがこの人生から消えてなくなってくれたら、ど

んなにいいだろう、そう思っている人が大半であるはず、仕事、

病気、恋愛、結婚、子育て、家族、自分自身の生き方、挙げれ

ばキリがない。

 

ひとつの悩みが消えて荷が少し軽くなったと思ったとたん、さ

らに重い荷物が肩にのしかかってくることがある、順風満帆の

人生などないと痛感する、疲労困媒し、厭世的になり、このま

ま消えてしまいたいと思う瞬間が、長い人生のなかで誰にでも

あるような気がする。

 

そんなとき、悩みのない人生なんてない、人間生きることが仕

事、悩みがあるのが生きてる証し、いいことだってあるさ、つ

らいこともそんなに続くものではない、そのことを心に刻んで

76年間私自身生きて来たし、これからも残りの人生、生きて

いくつもりだ。

 


ブログを書いてる人の9割は匿名!?

2025年01月08日 | ブログ

ブログを書いてる人の9割が匿名だと言われてる、匿名だから

こそ誰にも遠慮せず誰にも気を遣わず思いのまま書けるブログ、

自分の日記、備忘録、園芸、景色、料理、ペットの写真をアッ

プしてる人、身近な人には言えないことを書いてる人、人それ

ぞれ違うものだ。

 

私も8年前から始めたブログは匿名である、そしてリアルな私

を知ってる人で私のブログを読んでる人は一人もいない、妻は

私がブログを書いてるのは知ってるが全く関心を示さない、だ

から誰かを意識して書くことはない、そのことが書き手として

精神的に与える安定剤の役割を果たしているともいえる。

 

ただ多くの人に読まれることを意識して書いてることは確かで

ある、それは自分を表現することは素敵なことだし、ブログを

通じて自分の人生観、価値観を伝えることができれば、それで

よしという思いがあるからである。


シニア女性の家計簿の実態は

2025年01月07日 | 老後の生き方

最近シニアの家計簿というタイトルで色んな雑誌で年金生活者

の家計簿を目にする機会が増えた、そんな実例を見るとやりく

り上手の人が多い、ただ預金額がわからないケースが多いので

実態をつかみにくいことも確かである。

 

女性のひとりぐらしの場合は国民年金は5万円前後、遺族年金

の額によって年金収入が大きく違ってくる、亡くなったご主人

がサラリーマンであれば遺族年金が10万円前後が多く、合計

15万円で生活しており、耐久消費財(冷蔵庫、洗濯機等)の

購入は預金を取り崩している、ご主人が自営業者であれば遺族

年金がなく国民年金のみとなり生活は厳しい、当然預金を取り

崩す必要がある。

 

さらに問題なのは医療費、そして介護状態になった時である、

ホームヘルパー、ディサービスと予定外の出費を覚悟しなけ

ればならない、ただ雑誌に掲載される事例の人はなんとか年

金収入の範囲内で生活してる人が多く、低年金、無年金、預

金なしの事例はあまりないのがシニア女性の家計簿の実態で

ある。