団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

定年後はゼロからのスタート

2021年03月16日 | 定年後の生活

定年というのは過去の実績はすべてご破算、会社での仕事、会社で

の仕事、肩書、人脈、そういう過去をすべてゼロに戻してのスター

トである。

 

自分が本当にやりたいことは何なのか、じっくり考えることが大切

実際サラリーマンは仕事に打ち込んでるときは、いかに生きるべき

かなどといったことはあまり考えないものだ。

 

定年になって、初めて自分と向き合う、そうすると定年まで生きて

も人間知らないことが、かなりあることに気がつく、これから老後

を生き抜くためには働いてるときの価値観とは別の新たな価値観が

必要になる、いわゆる新たな人生観、新たな人生哲学を持つべきだ

ということを学んだのが定年退職後10年間私の実感である。

 

 


定年後の居場所とは

2021年02月25日 | 定年後の生活

過ごす時間の多い場所といえば、子供時代は家庭、学校、就職す

ると職場、結婚して職場と家庭である、定年退職後は仕事を失く

した喪失感に加えて地域や家庭での居場所づくりという課題に向

き合うことになる。

 

ただ本当の居場所は過ごす時間の多い場所ではなく自分にとって

居心地がよく、寂しくない場所であると思う、その居場所は人そ

れぞれ違うし時間の経過によって変わることもある。

 

友人との飲み会、夫婦の会話、孫とのふれあい、庭の手入れ、ゴ

ルフをしているとき、犬の散歩、旅行をしているとき、音楽を聴

いたり本を読んだりしているとき、パソコンの前にいるとき、挙

げればいくらでもある。

 

ただ自分の居場所は人の真似をするものでもないし見栄を張るも

のでもない、得てして他人と比較して自分の場所を見失うことが

ある、そうならないためにも自分の気持ちに正直に生きることこ

そ大切な気がする。


定年後の生きがいは人それぞれ

2021年02月17日 | 定年後の生活

定年退職すると会社というこれまでの人生の大部分を占めていた

ものから絶たれて社会のつながりの喪失感を感じるものだ、一か

らやりがい、生きがいを見つけようと思うと案外難しい。

 

例えば60歳で定年退職、昔はそれから数年後孫の世話でもして

一生の終わりだったが平寿命が伸びた現在、そんな人はきわめ

て少ない、だから長いスパーンで物事を考えるのでなく、短いス

パーンでその日その時喜びがあったらいいと思う。

 

何をするかは人それぞれ、散歩でも食べ歩きでもいい、読書でも

音楽でもいい、季節の花を見にドライブでもいい、ちょっとした

希望、愉しみ、夢中になれるものがあれば十分、そこから生きが

いにつながるかもしれない、定年後の生きがいは人それぞれだと

う。


笑うことが少なくなった

2021年01月14日 | 定年後の生活

定年退職してもうすぐ10年、妻と二人でいる生活にもすっかり

れたけれど私たちに孫はいない、そのせいか日常の刺激はうす

い、正直気がつくと笑うことが少なくなった、会社にいるころは

心底笑うことはないにしても一日のなかで起伏があるせいか笑う

ことは今よりは多かったような気がする。

 

健康で長生きするには笑うことが大切というのはよく言われてる

と、かといって街中で一人でいて笑ってたら変人と思われる、

くことはひとりでもできるが笑うことは一緒に笑う人が必要で

る。

 

緒に笑ってくれる人がいて初めて笑うことが生まれるもの、面

くもない、可笑しくもないのに笑う必要はないけど、笑いが人

人をつなぐ切っ掛けになることは確かだと思っている。


人間忙しいのにも暇なのにも慣れるもの

2021年01月04日 | 定年後の生活

現役のころは毎日繰り返される日課が一日の大半を占めていた、だ

から毎日のんびり生活できるようになったら、どんなにいいだろう

かと思ったものだ。

 

しかし定年退職してみると解放感はあったものの、嬉しいとか楽し

いとか特別な感情はなかった、ただ朝から働く必要がなくなったん

だという思いと、これから何をしようかというぼんやりした気持ち

だったような気がする。

 

ふりかえって見ると退職してからは過去の習慣は通用しない、すべ

て自分で決めなくてはならない、それでも不思議なもので人間忙し

いのにも暇なのにも慣れるものだと実感してる定年後の生活である。


就労しない高齢者も幸せに

2020年12月21日 | 定年後の生活

65歳で会社を辞めた男性「就労しない高齢者も幸せに」という

記事が新聞に掲載されていた、65歳で会社を辞め、時々仕事を

しない寂しさを感じる、でも持病を抱える奥様の介護に専念する

ことにした、収入減はやむを得ないが奥様の介護ができる幸せを

感じながら少しでも長く一緒の時間過ごしたいと思うという心温

まる内容であった。

 

現在65歳以上の人口は3,600万人で総人口の28.4%、

実際60才を過ぎても多くの人が働いている、65歳~69歳で

44%、70才~74歳で27.2%と確実に増えている、内閣

府が60代で現在働いている人に「あなたは何歳ごろまで収入を

伴う仕事をしたいですか?」というアンケートを実施したところ

約8割の人が65歳を過ぎても働きたい意欲を持ってるという回

答結果が出ている。

 

その一方で働きたくても働く場所がない、本人もしくは家族が闘

病してて働けない、また定年まで働いたので贅沢しないで老後を

楽しみたい、人それぞれである、65歳超での就労は一つの選択

であり、就労しない人もいることを前提に、そうした人が肩身の

狭い思いをしない、そんな社会であってほしいという冒頭の男性

の意見に賛同する人も多いのではないかと思っている。


私にとって小さな贅沢な時間

2020年12月07日 | 定年後の生活

定年後の生活は未知との出会い、これから何をしようと悩める贅

沢でもある、定年後の生活は単調とはいえ昨日と同じ今日もない

し今日と同じ明日もない。

 

家族と過ごす時間、地域とのかかわり、趣味に没頭する時間、明

らかに仕事をしてる時とは違う時間、楽しまなければ損、そして

時々街中に出て刺激の風に吹かれるのが私は好きだ。

 

コーヒーショップや本屋で時間を過ごす、雑踏のなかで耳にする

人々のさりげない会話、群衆のなかで安らぎを感じる瞬間、明ら

かに会社員時代とは違う、そこには人間や社会の濃やかな景色が

見えてくる、これも定年後ならではの楽しみでもある、そんな楽

しみを私は定年後小さな贅沢な時間だと思っている。

 


定年後の男性の8割が悲惨!?

2020年10月20日 | 定年後の生活

組織を離れてしまうと仕事や仲間を失って孤立しかねない、お金

健康、時間のゆとりだけでは問題は解決しない、確かにそのと

うりである、定年後は男性より女性のほうが社交的で生きがいを

見つけるのが早いというのが一般的である、そんなことから冒頭

の、定年後の男性の8割が悲惨!?といわれてるのかもしれない。

 

若者から年配者までが一緒に集まっている場所は趣味のサークル

どがあるものの会社が一番かもしれない、特に日本の男性は就

業以外の社会参加が乏しいし、会社以外の人間関係は薄い、だか

ら会社を離れると驚くほど刺激は減少するというのは、あながち

否定できない。

 

だから定年後の人生哲学が必要になる、何をしてもいい自由、何

なくてもいい自由、自分にあった生き方をすればいい、他人

との比較をやめるだけでも違うものだ、要は心の持ち方でずいぶ

ん日々の暮らしが変わると思う、そして定年後の8割の男性が悲

惨!?などとといメディアの悲観的な論調など気にしないこと

が一番だと思っている。

 


定年後に友人と呼べる人は

2020年10月17日 | 定年後の生活

ある雑誌の「シニアの生活意識調査」によると友人の数の平均は

60代で15人、70代で18人、会社時代の同僚との付き合い

は激減したかわりに地域に友人ができたという声が多かった。

 

どれだけ実態を反映してるかは定かではないが、私からみると、

予想以上に数が多いのに驚いた、地域に友人ができたというけれ

ど、現実問題として簡単なことではない。

 

友人はいたほうがいい、かといっていなくても生きていける、心

理的負担になるような友人ならいらない、日々人間関係は変化す

るものだし永続的に保証された友人関係はないものだと私は思っ

ている。

 

さらに今はネットの時代、わからないことがあればネットで検索、

情報源にアプローチでき解決することが多い、逆にネットがなか

ったら、きっと友人を求めもっと濃密な交流ができたのかもしれ

ない。

 

確かにリアルな世界でのふれあいも大切であるが、今は便利な世

の中、ひとりで楽しめるものが多い、だからこそ煩わしい交流で

あれば友人にこだわる必要などないというのが、定年後もうすぐ

10年、私の偽らざる心境である。

 


定年後の天気は「うす曇り」

2020年10月11日 | 定年後の生活

定年退職して9年半、特別変わってないように感じる、暇である

退屈ということもない定年後の生活、それは齢を重ねて生きる

ことに慣れたからかもしれない。

 

社会的事件は覚えているものの自分の過ごした定年後の時間を振

返って見ると、これといって思い出せるようなことがあんまり

ないような気がする、けれど何にも変化を感じない、特別思い出

すことが思いつかない生活ほどありがたいことはないと思ってい

る。

 

先日ある人に「定年後の生活は天気でいうとどんな感じですか?」

と聞かれたので、快晴でもないし、かといって雨降りでもないし、

時々光が射し込んでくる「うす曇り」と答えたけど、そのとうり

だと思っている。

 

大体、老後が楽しくて最高で輝く人生だとは思えない、それでも

自由な定年後の生活「うす曇り」であっても、私にとっては、そ

れなりに心地よい日々であることは間違いない。