人はなにかを失いかけて初めてその価値が心に刻まれるもの、例
えば健康、病気の人を見たら自分が健康であることをありがたく
思うものである。
今、私の妻は五十肩と膝の痛みに悩まされてる、腕は上がらない、
歩くと痛い、私ができることは重いものを持ったり、風呂の掃除を
したり、買い物、整形外科の順番とりと送迎、それでも妻の心は晴
れない。
痛いのがつらい、気持ちがそこから離れない、痛みさえなくなれば、
健康だと心に余裕がでるのに思いどうりにならないものだ、妻の現
在の目標は痛みに耐え、リハビリを続け回復に望みを託すことかも
しれない。