今回の老後資金2000万円問題、高齢夫婦の場合、公的年金だ
けでは毎月の赤字額が5万円、30年で約2000万円の金融資
産の取り崩しが必要となるという金融庁の報告内容である。
赤字額が5万円、いわゆる毎月の不足額が5万円というのは、何
を今さらという感じだし、参議院選挙がなければこれほどの騒ぎ
にはならなかっと私自身は思う。
老後の家計で大切なのは一軒家かマンションか、車を持ってるか、
駐車場の問題、そして持ち家であれば定年前に住宅ローンを完済
してるか、老後の医療費の負担、税、社会保険料の額、交際費が
変わらないか(友人、知人親戚、元職場関連)リフォームや耐久
消費財の購入予定(冷蔵庫、洗濯機、エアコン等)、そして貯蓄
はどのぐらいあるか等総合的な判断が必要だし、それぞれの家庭
で違うことは確かである。
実際日本の年金制度は現役時代の収入を100%保証する制度で
はない、今の高齢者がなんとか生活できるのは、十分な年金収入
があるわけではなく老後資金を貯めてきたからだ、年金を受給で
きるのはありがたいけれど年金だけで暮らせない人が多いのが現
実である。