老後の生活費はどれくらいかかるだろうか?リタイヤした人にと
っては重要な問題である、夫が65歳以上、妻60歳以上の夫婦
二人の無職世帯では毎月の支出が平均24万円、一方年金などの
収入から税、社会保険料を除いた可処分所得は平均で月約18万
円、月6万円の赤字、これが一般的な年金生活者の例だと言われ
てる。
この不足分は働いて補うか預金を取り崩すしかない、又支出に関
しては例えば自宅が一軒家の場合とマンションの場合で違ってく
る、マンションの場合は月々の管理費、修繕積立金、車があれば
駐車料金がかかる、また資産(預貯金、有価証券)状況もかなり
影響してくる。
高齢者の貯蓄調査では貯蓄2000万円以上が18%の反面、貯
蓄500万円以下が40%という結果が出ている、いわゆるシニ
ア間の格差が指摘されている、年金に関しては国民年金の受給の
人が30%もいる、やはり総合的な判断が必要だと思う。
ただ年金生活者の心得としては働いていた時と同じ生活レベルを
維持するのは難しいので生活レベルを見直すことは必要だと思う、
定年後であっても現役時代と同じつきあいをしてる人、子供にお
金がかかる人、孫が大勢いてお金がかかる人、ギャンブル好きな
人、趣味にお金をかける人、人それぞれ違う、そして予期せぬ出
費があるかもしれない、いつまで生きるかわからないだけに難し
い問題である。