ある雑誌の「シニアの生活意識調査」によると友人の数の平均は
60代で15人、70代で18人、会社時代の同僚との付き合い
は激減したかわりに地域に友人ができたという声が多かった。
どれだけ実態を反映してるかは定かではないが、私からみると、
予想以上に数が多いのに驚いた、地域に友人ができたというけれ
ど、現実問題として簡単なことではない。
友人はいたほうがいい、かといっていなくても生きていける、心
理的負担になるような友人ならいらない、日々人間関係は変化す
るものだし永続的に保証された友人関係はないものだと私は思っ
ている。
さらに今はネットの時代、わからないことがあればネットで検索、
情報源にアプローチでき解決することが多い、逆にネットがなか
ったら、きっと友人を求めもっと濃密な交流ができたのかもしれ
ない。
確かにリアルな世界でのふれあいも大切であるが、今は便利な世
の中、ひとりで楽しめるものが多い、だからこそ煩わしい交流で
あれば友人にこだわる必要などないというのが、定年後もうすぐ
14年、私の偽らざる心境である。