歯科医師で文筆家の長山靖生氏の著書「人間嫌いの言い分」にこ
んな一節があった、「人間嫌いというのだから人間が嫌いなのか
といえば必ずしもそうではない、むしろ彼らは人間が好きなこと
が多い、ただ人間たちが徒党をくんで集団になったときに醸し出
される非人間的な臭みがいやなのだ」
いわゆる打算や偽善的精神そしてうそっぱちに見える連帯感がい
やなのだと思う、しかし人間は誰もが心の中に人間嫌いの部分を
もってるはずである、ただ大多数の人はなんとか世間にあわせて
生きている。
人間嫌いと言われる人は自ら人間嫌いだと言う人はまずいない、
あくまでも他人が判断してる、協調性がない、無口、偏屈、孤
独という印象からの判断基準からレッテルを貼ってるような気
がしてならない。
私が思う人間嫌いという人はわかる人とつきあいたい、わから
ない人とはかかわりたくない、ある意味正直である、もちろん
社会人として最低限の礼節をわきまえることは必要である、そ
して自分の感性を信じて生きるのもひとつの生き方なのかもし
れない。