言葉というのは人間同士がむすびつくための素晴らしい工夫だと
言われている、しかし言葉は本当に人間の中にある本音をそのま
ま表現してるかというとそうとは限らない。
家庭環境で作られた自我、学校で得た知識、友人や読書などで形
成された価値観、そして本能的なものが、自分を作ってるわけだ
が、そういう意味では本音とは本来の自分である。
しかし時には人間関係において見え透いたお世辞を言ったり、仕
事のうえで思ったことをいえなく心にもないことを言ったりする
ことがある、これがもう一人の自分である。
内心思ってることを正直にいえない、あるいは言わない、もしく
は全く心にもないことを言ったりすることは楽しいことではない、
しかし人間はこのような心の働きがあるからこそ、どうにか人間
関係を維持できてるともいえる、それだけ人間関係はいくつにな
っても難しいものである。