団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

生活の成功者と人生の成功者は違う!?

2023年11月20日 | 老後の生き方

職業に貴賤はないが人間は明らかに貴賤は存在する、金持ちで

あろうがなかろうがいやしい人間はいやしく賢い人間は賢い」

と言ったのは哲学者の今は亡き池田晶子氏である。

 

人間は立派な仕事に就きたいと願うもの、そういう仕事に就け

ば人間として尊敬されると思い込んでる人は多い、例えば医師

という職業は確かに患者から直接感謝されることが多い、だか

ら人間としても立派な人ばかりかというと必ずしもそうではな

い。

 

おなじように金持ちが貧乏人よりえらいというわけではない、

どんな仕事で成功しても人間として、えらいというわけではな

い、生活の成功者と人生の成功者は違う。

 

それでは仕事で人間の価値を決めるのではなく何で人間の価値

を決めるのかというと、それは人それぞれ見方が違うものであ

る、私はその人の誠実さや弱さを抱えながらも懸命に人生に対

し真摯に向き合って生きてる人こそ価値があると思っている。


70代男性の悩みは「貸した金を返す気がない孫」のこと

2023年11月19日 | シニア男性の悩み

社会人2年目の孫が昨年、電話で数万円の借金を申し込んでき

た、本人と確認できたのですぐ口座に振り込んだ、自分の両親

でなく祖父の私を頼ってきたことには、それなりの理由がある

と思い詳しい理由は聞かなかった。

 

孫は口約束で冬のボーナスが出たら返済すると言ったが転勤、

いまだに返そうとする気配がない、妻はお金はあげたものと覚

悟すべきというがサラリーマンで安定した収入があるのに信用

を失墜する行為はまずい、親に言おうか迷ってるという70代

男性の人生相談だった。

 

これに対し孫に確認し、先輩として借金の心得を説くべき、親

いうのはその後でいいのではという回答だった、珍しい人生

相談だったが、親に言えず祖父や祖母に借金を申し込むことは

ありうることかもしれない、親にいえなくて自分を頼ってきた

ということで嬉しかったのではと思う。

 

しかし善意が裏目にというか孫はもともと返す気がないのでは

思う、奥様が言うようにあげたものと思った方がいいかもし

れない、ただお孫さんは数万円を手に入れて得したかもしれな

い、しかし信用を失ったことは間違いない、この代償は大きい。


「定年退職者の声」の記事に思うこと

2023年11月15日 | 老後の生き方

毎日やることがなく困っている、一番自由な今が一番しんどい、

家で居場所がない、暇になったのにあせる、このままの毎日が

続くと思うと、自分の人生は何だったのかと思うときがある、

ある雑誌に書かれていた定年退職者の声である。

 

さらに図書館、ショッピングセンター、スポーツジム、喫茶店

にいる定年退職者と思われる人を見てると誰もが「ひとりぼっ

ちでさみしそう」退職することによって生まれた時間をどのよ

うに過ごしてよいのかわからずに戸惑っている人が少なくない

という記事であった

 

定年退職者の喪失感、そして孤独感は確かにある、しかし街の

中にひとりでいる定年退職者がすべて淋しいというのは違うよ

うな気がする、人間群れてないと、はしゃぐわけではないので

みんなさみしそうに見えるのでは…、案外ひとりでいる時間を

楽しんでる人も多いのではと思うのが定年退職12年経った私

の実感である。

 


よい変化と悪い変化

2023年11月14日 | 老後の生き方

生きてると不思議なものでよい変化と悪い変化がいつも交互に

やってくる、よいことが起こったら、いつか悪いことに変化す

ると思ったほうがいい、人生は揺れ動くのが当然なのかもしれ

ない。

 

実際生きるということは決して夢のような世界でもない、地味

で単調で忍耐が必要である、不運は簡単にやってくるが幸運は

あてにならないもの、だから私は、まだ幸運なほうだと思うこ

とにしてる。

 

人生は揺れ動くもの、じっと我慢してれば必ずよいことが起き

るだろうと信じたい、だから悪い変化も受け入れ前向きに生き

たいものだ。

 


人間の好き嫌いの感情

2023年11月13日 | 人間関係

好感のもてる人、どうも好感のもてない人、私たちは、そういう

好き嫌いの尺度で判断することがある、それがいいことか悪いこ

とかといえば悪いことかもしれない、それでもそういう尺度で人

を見るのが人情というもの、この好き嫌い、誰の経験のなかにも

あるもの、私たちはこの直感的判断によって左右される。

 

 

 この感覚はどんなふうに形成されるのだろうか、きっと容貌だけ

でなく、その人が発散させている雰囲気から判断すると思う、だ

から第一印象がよく好感が持てれば打ち解けるのが早いし、そう

でなければ遠ざかる。

 

 

 この好き嫌いを克服するには、やはり話しあうことで変化する場

がある、実際苦手だと思った人が話し合うことで友人になるこ

とがある、趣味でもない、かといっても価値観というほどでもな

い、利害関係がからまないでウマが合う人、不思議と一緒にいる

とほっとする人、同性異性に限らずいるものだ、だから幾つにな

っても人との出会いは大切にしたいものだ。

 


年金生活月5万円72歳女性ブロガーの活躍

2023年11月12日 | 年金生活

「71歳 年金月5万円 年金生活あるもので工夫する楽

節約生活」の著者紫苑さん、年金生活月5万円、本書の家計簿

を見ると確かに月5万円以内で生活してる、食費1万円、持ち

家なので住宅費は固定資産税だけ、健康なので医療費は0に近

い、交際費、衣服費、美容院などの支出もない。

 

gooブログそして日本ブログ村に参加、売当初4千部だった本

は今では10万部(印税収入で150万円前後と推測される)

らに、NHK「あさイチ」出演、シア雑誌「ハルメク動画」

生配信、そして婦人公論はじめ月刊誌、週刊誌の取材とブログ

がきっかけでメディアの露出もふえ大活躍である。

 

読み手に前向きな印象を与えるのは5万円しかなくて困窮して

の生活ではなく、ある程度生活にゆとりがあるなかで節約を楽

しんでる、いわゆる日々の暮らしのなかで節約のイメージを変

えたいという意志の表れが読者の共感を呼んでるのかもしれな

い。


老いることは退化でなく変化だと思えばいい

2023年11月11日 | 老後の生き方

老いると体力も下り坂、若返ることもなく、元気になったり

頭がよくなったり上向きになることはほとんど期待できない、

それが老いるということ。

 

どんな強者も年をとれば弱者になる、そんなありのままを受け

入れることは老人にとってたやすいことではない、それでも絶

望することはない、老いることは退化でなく変化だと思えばい

い、そして好奇心だけは失わないでいたい。

 

かつて味わったことがない経験、自分の新しい現実を受け入れ

る、そう考えると下り坂も新鮮で悪くないと思っている。

 


明日のことは誰にもわからない

2023年11月10日 | 生き方

生き方が難しいのはいつの時代も同じで人間はその中でどれ

だけ精神的な余裕を持てるかをいつも試されてるような気が

する、又私達はいい条件がそろえば幸福になれるという錯覚

が、なぜかあるものだ。

 

ある面、一理あるのだが必ずしもそうではない、苦しみの質

は人それぞれ違う、物質的には豊かで満たされていても幸せ

を感じられない多くの人がいることも確かである。

 

実際100%の幸せなどありえない、幸せは常に断片として

現れるものだ、それこそ丸ごとの幸せ、なにからなにまで幸

せといった状態は幻想かもしれない。

 

明日の保証を手にしている人など一人もいないし、今日は元

気で安定していても明日のことは誰にもわからない、だから

人の一生は最後までわからないと思って生きるしかない。

 


73歳男性の悲劇にやりきれない思い

2023年11月09日 | 

静岡3人死亡「妻入院で悲観、殺害か」という新聞記事に注

目した、73歳男性が入院してる73歳の妻と40歳の娘を

刃物で刺した後自殺を図ったという悲しい事件だった。

 

娘さんは20年間入院しており意識がなく寝たきり状態、長

年夫婦で頻繁に長女の看病に訪れていたという、しかし今年

3月に妻が脳梗塞で入院したことで家にこもるようになった、

今まで支えあってた妻の入院でひとりぼっちになった。

 

73歳という年齢は決して若くはない、娘さんとは20年以

上、妻とも意思疎通が困難、これから体力的に看病に行くの

も難しくなるだろう、将来を悲観しての殺害、そして自殺、

誰が責めることができるだろうか?同世代としてやりきれな

い思いで新聞を読んだ。

 


会いたいと思う人がいない

2023年11月08日 | 人間関係

齢を重ねると執着心、そして欲が少なくなる、そのせいか人に

対しての懐かしさが希薄になった感じがする、昔のことを懐か

く思わないことはないが以前とは違う、会えば楽しいことも

るがまた会いたいと思う人は正直いない。

 

今は一期一会のつもりで会った人とは今日が最期と思いその瞬

間を大切にするよう心がけてる、また会うこともなく終わった

ほうがいい人間関係、そんな生き方を肯定する今の自分がいる。

 

もうかつての人間関係に執着するのはやめよう、会いたい人が

いないなら思い出の宝を大切にしよう、そして会わないで終わ

る人間関係もよしと思っている。