団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

70歳女性の悩みは「息子一家と同居なのに一人ぼっち」

2024年01月21日 | シニア女性の悩み

5年前に夫と死別した70歳女性の人生相談、10年前から

息子一家と同居、息子は優しくて思いやりのある子ですが嫁

は意地悪はしないものの自分からは口を開かない、小学生の

孫も母と祖母との不仲を感じ笑顔を見せずそばによってこな

い、息子も嫁の顔色をうかがいながらの生活、寝るのも食事

も一人、息子に家をでると申し出たが息子は、ひとりにして

おけないといいます、しかしこんな寂しい生き方では爆発し

そうですという相談内容だった。

 

同居する10年前、お嫁さんは十分に納得していなかったの

かもしれません、長寿時代の今、嫁姑期間は30~40年に及

びます、この間一つ屋根の下で、どちらも家に居てという生

活は無理があると思います、経済的に可能なら独居を薦めま

すという回答内容だった。

 

現在の住宅は亡き夫と投稿主のものですからその家を離れる

のは未練があるかもしれません、しかし家族と同居している

高齢者よりも一人暮らしの高齢者の満足度が高いという調査

結果もあります、回答者が言うように経済的(貯蓄、年金)

に可能ならひとり暮らしに踏みきったほうが賢明と思います。

  


自分の死を意識しますか?

2024年01月20日 | 

文芸春秋2月号で女優で歌手の小泉今日子さんとフリーアナ

ンサー有働由美子さんの対談は興味深いものがあった、そんな

二人の会話の一部を抜粋してみた。

 

有働 「ご自分の死を意識します?」

 

小泉 「小さい頃か死を考えることが大好きだったんです、

   死にたいわけではなです、ただ大事なことなんだと

   捉えてる感覚がずっとあるんすね」

 

有働 「大事なことですか?」

 

小泉「ええ、例えばアンデルセン童話の人魚姫って最後は

   の 泡になって消えますよね、パチンと弾けて終わるか

   ら、すごく美しい、死後の世界があると思うから怖い

   ではないでしょか、無になるのはむしろ気持ちいい

   じゃないかな」

 

有働「無が怖いです、まだ地獄へ行って針山を歩く方がいい」

 

小泉「こんなだから、小さい頃から、ちょっと変わってるね

  と言われて生きています」

 

 

死生観は人それぞれ違うものだ、死んだ後も人生は続く、死

の世界もあるという説、死んだら無になる、肉体がなくな

ればなにかもおしまいという説、いずれも生きている人たち

が言ってることで死んだあとのことは誰にもわからない、た

だ私自身は小泉さんと同じで死んだら本当になにもかもなく

なってしまい無になるのではと思っている。


楽観的な自分と悲観的な自分

2024年01月19日 | 老後の生き方

私が昔から心掛けているのは、いつも早めに行動する、余裕

を持って行動することである、会議、取引先との商談、プラ

イベートも含めて人との待ち合わせの時間、電車の発車時刻、

大体20分前に到着して待機していた、その習性は今も変わ

らない。

 

また何か不測の事態が起きたときは思いどうりにいかないこ

とを想定する、現実には最悪の事態は回避でき取り越し苦労

で終わることが多いものだ。

 

ただどこかに「なんとかなるさ」という楽観的な気持ちもあ

るけれど物事に対し慎重になり、それなりの準備をする、余

分な労力をかけ、損をした気分になることもあるが、悲観に

よる安全確保は代わりに信頼感を得ることは間違いないと思

つている。


夫と離れ自由に生きたいという50代女性

2024年01月18日 | シニア女性の悩み

結婚して30年の夫との離婚を考えてるという50代半ばの

契約社員女性の人生相談に注目した、二人の子供は社会人と

なり独立、今は夫と二人暮らし、しかし夫から長年にわたり

性格や行動を注意され夫と会話ができなくなり生きてる感じ

がしない、軽い認知症の両親に心配かけまいと我慢してきた

が限界です、残りの人生を自由に生きたいですが我儘でしょ

うかという相談内容だった。

 

夫の理不尽な言動にあいながらも子育てに励まれ、我儘では

ない、むしろ遅いぐらいですがまだ間に合います、50代半

ばを過ぎたばかり、今が人生再出発の時です、何よりも自分

を大切にする気持ちを大切にしてくださいという回答者のア

ドバイスだった。

 

結婚は自由からの逃走といわれてるように、一緒に暮らすこ

とで孤独から解放され安らぎを得ることができるという一面

がある、しかし投稿者のように言動をことごとく注意される

ような生活は確かに生きた心地がしない、回答者がいうよ

経済力の準備含め今が再出発のときです。

 


能登半島地震に思うこと

2024年01月17日 | 地震

病気も怖いけど自然災害は恐い、元旦に起きた能登半島地震、

つくづく自然の前では人間は無力だと痛感する、本当に自然

は人間の思いどうりになってくれないものだ。

 

停電、断水による真水の不足、トイレ、風呂、洗濯機も使え

ない、住居の損壊、茫然と立ち尽くしてる人、哀しみに耐え

てる人、水、食料も不足、交通、宅配にも影響が出てる状況

は13年前の東日本大震災と重なり心が痛む。

 

仮住まいの避難生活、冷たく硬い床での密集した雑魚寝、不

衛生なトイレ、熊本地震は災害関連死が多かっただけに今一

時的にせよホテルなどに移動してもらう2次非難は有効だし、

水道や電気の復旧、そして被災されたかたが一日も早く平穏

な生活を取り戻すことを願うばかりである。


苦痛のない人生こそが幸福

2024年01月16日 | 幸福

病気になれば誰でも苦痛を感じる、特に老年になるとその傾

向が増大する、若い頃感じなかった肉体の不調が老いととも

に常態化する、だから苦痛をできるだけ避けたい。

 

200年前の哲学者ショーペンハウアーは老年において大切

なのは快楽よりも苦痛を避けること、その意味で健康である

ことを重視している、さらにもうひとつの苦痛として貧困を

挙げている、ことさら裕福にある必要はないが貧困であるこ

とは問題だと言っている。

 

12年前75歳で亡くなった立川談志師匠は晩年咽頭がんで

闘病生活を送っていた、ある報道番組で「痛みさえなければ

齢をとることは苦ではない」と語っていたのを鮮明に覚えて

いる、そう考えると健康と金銭、これが老年期において大切、

逆にいうと貧困でなく健康であれば苦にならないともいえる、

れこそ苦痛のない人生こそが幸福なのかもしれない。

 


もしもあの時と思うとき

2024年01月15日 | 老後の生き方

人は常に選択を迫られる、そこで悩むときもある、悩んだあげ

く決断する、決断というのは難しい、学校、職業、結婚、重大

な決断がどういう形になるのか正直見当がつかない、実際人生

の未来なんか誰にも見えない。

 

 

もしも違う学校を受験していたら、もしもあの時違う職業に就

いていたら、もしもあの時違う人と結婚していたら、もしもあ

の時、時々そんなことを考えることがある。

 

 

ひとつひとつの決断、決心、それが人生を変えていくことは間

違いない、ただ選んだら選んだとうりにやるしかない、現実の

我々の人生は今ここにある、引き返すわけにはいかない、決断

したらただ進むしかないのが人生かもしれない。

 


66歳男性の悩み「年金だけでは暮らせない」

2024年01月14日 | シニア男性の悩み

66歳男性、大手物流会社を8年前、58歳でリストラで退職、

当時退職金含め貯金が2000万円ほどあった、しかし生活費

や子供たちの学費、住宅ローン(月13万円)で残り300万

円まで減った。

 

リストラされたことで正規の仕事が見つからずアルバイトを転

々、現在夫婦合わせて月18万円の年金を受給してるものの月

13万円の住宅ローンが70歳まで4年残ってるので現在も働

いてる、それでも月15万円ほどの収入しかならないので生活

は苦しい。

 

やはりリストラされたことで年金も満額でない、さらに13万

円の住宅ローンが重くのしかかってることは確かである、大手

企業にいても安泰ということはないというのが現実でこのかた

の苦悩はまだまだ続きそうである。

 


おむつで始まりおむつで終わる人生

2024年01月13日 | 生き方

詩人の谷川俊太郎さんは92歳、最近では脚がおぼつかなく

なり車いすで日常を送っている、コラム二ストのブレイディ

みかこさんとの往復書簡形式の「その世とこの世」で18通

の言葉の逢瀬を重ねた。

 

そのなかで谷川さんは肌感覚として死が近づいて来ている、

若い頃の明快なこの世ではなくて、あの世に近づいていくプ

ロセスとして「その世」があるんじゃないかと述べている、

さらにおむつをはいている近況を詩のなかで赤裸々に告白し

ている「これを身につけるのは九十年ぶりだから違和感があ

ると思ったら、かえってそこはかとない懐かしさが蘇ったの

は意外だった」

 

おむつで始まりおむつで終わる、私の両親もそうだった、

は認知症から持病の悪化で入院、半年間のおむつの生活、

も認知症になり介護付き老人ホームに入居して2年間のお

つの生活、谷川さんの詩を読んで一周回って赤ちゃんに近

くことを両親は、どんな思いでいたのだろうかと時々振り

ることがある。


今が一番、何もないのが一番

2024年01月12日 | 老後の生き方

退屈でたまらない、毎日が楽しくないと思い始めた時に、自

分に思い出させることがある、それは過去の嫌な出来事、あ

の失敗、あのトラブル、あの人の言葉、あの嫌な気分など、

できるだけ具体的に思い出すようにする。

 

そうすると嫌な気分になった時のことが、さまざまと蘇って

きて「ああー、よかった、今が何もなくて、今が一番、何も

ないのが一番」と思えてくる、あのときよりはいいかと。

 

これは詩人の銀色夏生氏のエッセイ「つれづれノート」で自

身の現在の老後の生きかたについて述べたものである、楽し

くないと思った時、私も過去の嫌なことを思い出すようにし

てる、そしてあの時の辛さに比べれば今は気楽だ、そして何

もないのが一番と思えるのは銀色氏と同じである。