団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

少しくらい不幸でいい!?

2024年01月10日 | 幸福

何をもって幸福とするか価値観は人それぞれである、ただ幸

と言うのは充実感で幸福度の持続時間の長さ、そういう意味で

は喜びや嬉しさは点、幸福は線というのは確かかもしれない。

 

しかし生まれてから死ぬまで幸福の連続ということはありえな

いことで浮かぶ日もあれば沈む日もあるのが普通だ、だから幸

福にあまりこだわるのも善し悪しのような気がする。

 

2年前に亡くなった作家の山本文緒さんの作品「自転しながら

公転する」のなかで主人公の女性が嫁ぐ娘に「別に幸福になろ

うとしなくてもいいのよ、幸福にならなきゃと思いつめるとち

ょっとの不幸が許せなくなる、少しくらい不幸でいいのよ、思

いどうりにならないものよ」というフレーズがあるが、まさに

その通りで人生なんて思いどうりにいかないもの、幸福感は人

それぞれの感じかたの問題、少しくらい不幸でいい、齢を重

るたびにそう思える。