【ワシントン=中村昌史】北朝鮮による拉致問題の解決へ米政府に協力を要請するため、30日に成田空港を出発した拉致被害者家族会事務局長で横田めぐみさん(53)=拉致当時(13)=の弟の拓也さん(49)が同日、米首都ワシントンに到着した。5月5日までの訪米で、国務省幹部ら政府要人と順次面会し、被害者救出を訴える。
出発を前に取材に応じた拓也さんは「40年間、救いを待ち続ける拉致被害者や家族の痛みを肌で感じてもらえるよう訴えていきたい」と思いを語った。
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は各国に融和ムードをアピールし、日本との対話にも応じる意向を示しているが、拓也さんは「対話のための対話ではなく、全被害者の即時一括帰国の実現が何より重要だ。米朝首脳会談でも拉致問題がしっかり提起されるように求めたい」と強調した。訪米には支援組織「救う会」や超党派拉致議連のメンバーも同行した。
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拉致被害者家族の方々はこれが最後との思いでの訪米なのでしょう。
それだけ米朝首脳会談に掛けていると言えます。
今まで何度も家族の方々は訪米し、北朝鮮の非道な行いを訴え続けました。
時には当時の民主党前原氏や岡田氏らの拉致被害者切り捨てとも思える発言で
唖然とし、情けなく思った事もあったでしょう。
もっと国会でこの問題を取り上げ、日本国民全体として考えるべきでした。
千載一遇のチャンスかもしれないと期待している今でさえ、
野党6党のバカ騒ぎと優先順位を理解できない無能さに辟易します。
本来なら政府が、そして国会議員がもっと行動し、それを国民全体で後押しすべき事柄です。
悲しみに打ちひしがれている被害者家族が訪米までして訴えねばならないのか、
そうせざるを得ない事は日本としてこれ程恥ずかしく、不名誉な事はありません。
これも戦後の自虐史観に基づく、特亜への配慮だとしたら情けない事です。
そして憲法9条の存在が影響しているとしたら、平和憲法とは何なのか、
防衛、国防とは何なのか、考えさせられます。
訪米中の拉致被害者家族 米政府高官に早期帰国訴え
訪米した被害者家族は5日までの滞在中、アメリカの政府要人と面会し、
国連本部で開かれるシンポジウムで人権問題での連携を訴える予定です。
それにしても、国連の役目とは何なのかと思います。
独裁で軽微な事でさえ収容所送りに公開処刑、親族でさえ容赦なく殺害する金正恩を国連は問題視すべきです。
しかし国連は韓国の捏造による慰安婦問題で日本は糾弾し続けています。
70年以上前の世界はどうだったかを無視し、日本だけを悪者にする国連。
世界中が戦争に巻き込まれ、世界中で非道な事がされ、日本は加害者というより被害者の面が多々あったのに、
いつまでも戦勝国と敗戦国の構図での日本叩きには辟易します。
更には報道の自由がないと、いわれなき濡れ衣を着せられている日本です。
これではより良い国際社会の構築の為の国連の存在意義がありません。
国連は北朝鮮の低下層の人達の人権をどう思っているのでしょう。
密告社会に、言論や報道の自由など皆無です。
人権というより、人命が軽んじられている国が存在している事を許すべきではないのです。
そんな国に、日本人が40年以上も閉じ込められている現実を無視すべきではありません。
強いて言うなら、国連は北朝鮮の体制を批判すると共に、拉致被害者を軽んじている日本を批判すべきなのです。
米朝首脳会談を前に、やっと光が見えてきた気持ちが強いです。
まだ安堵するには早いですが、何とかして米国の協力も仰ぎつつ、
今こそ日本全体がもっと被害者救出に繋がるように声を上げるべきではないでしょうか。