河井克行党総裁外交特別補佐に頼まれ無派閥議員のグループ「向日葵(ひまわり)会」の会合で話し、安倍晋三首相との会食に同席したことはあります。河井さんから同会のメンバーに誘われましたが明確に断りました。入会していません。

 与野党問わず日本の国会議員は利害関係者とともに同じところをぐるぐる回っている。だから気候変動による自然災害や新しい型の有事への対応が追いつかない。西日本豪雨で被害が拡大したのも、河川がこれまで以上に氾濫すると分かっていながら対応しなかった政府と党の責任ですよ。北朝鮮による拉致被害者の国民も取り戻せないできた。利害関係で結びつくとやるべきことができない。党の政治は遅れています。

 政治とは異なる業種で活躍した専門家かつ実務者が、国民とのみ直接つながって国会に出るという新しい道を切り開くのが、不肖ながら私の任務だと思っています。だから誰からも一円も政治献金は受け取らないし、政治資金パーティーも開かない。

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 9月の総裁選で、私は断固、安倍首相の3選支持です。世界を見れば、火を見るより明らかです。

 今般、欧州連合(EU)のトゥスク大統領とユンケル欧州委員長が来日しました。首相が西日本豪雨で訪欧できず、両氏が日欧経済連携協定(EPA)などに署名するため日本を訪れてくれたのです。これは首相が両氏と人間関係をきちんとつくっているからです。首相はトランプ米大統領の虚実も知っている。EUだって首相の話を聞きたいから、すぐ来るわけですよ。

 首脳会談で一番大事なのはコーヒーブレークなどで移動する際、雑談をしながら歩くような場面です。そんなとき首相は人間関係をつくるのがうまい。隙ができるとき、首相は相手にすっと入り込むんです。

 総裁選の他の候補とされる方々にこれは無理です。例えば石破茂元幹事長が地方行脚する努力は大したものですが、首相はその間、国際社会の中で各国首脳と特別な関係を築いてきた。世界がトランプ氏の出現によって破壊的に変動する中ですから、今、首相を代える選択肢はない。

 日本人拉致事件に関しても、日朝の裏交渉を知るのは首相しかいません。被害者家族が安倍晋太郎元外相の事務所をアポなしで訪ね、当時の安倍晋三秘書が話を聴いたことで、拉致事件が政治の世界で最初に認知されました。現在も北朝鮮はいろいろな変化球を投げてきますが、北朝鮮の最終的な意図について首相は誰よりも理解しています。

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 ただ、現状の首相のままでも困ります。拉致事件の解決にしても、北朝鮮は内幕を知ってしまった被害者は帰さないので、選別する。そうさせないために日本は調査隊を入れなければならないが、日本単独では受け入れられない。

 日朝共同では北朝鮮ペースになるので国際調査団を送り込まなければなりませんが、調査団の背後に実力がないと解決しません。自衛隊の実力も活用できるようにすべきです。首相はその議論に耐え、しっかり支える党でありたい。

 首相は敗戦からの日本の根幹を変えようと再登板しました。「命はいらない」とも言ったはずです。今のままの歩みでは足りない。3年間みっちりとやり、志を果たしてください。(沢田大典、奥原慎平)

【プロフィル】あおやま・しげはる

 昭和27年生まれ。早稲田大政治経済学部を卒業後、共同通信社に入社。三菱総合研究所研究員を経て平成14年に独立総合研究所代表に就任。28年参院選比例代表で自民党から出馬し初当選。無派閥。座右の銘は「脱私即的」。***********************************************************************

青山繫晴参議院議員が総裁選について産経新聞のインタビューに答えています。

青山氏曰く、国内国外を見ても安倍首相を代える選択肢はないと。

 

今まで安倍首相が各国の首脳と築いてきた人脈を途絶えさせる訳にはいきません。

それは国益を損なう事にもなるでしょう。

首脳たちとの信頼関係や安倍首相の手腕が日本の主導権にも結び付いています。

 

西日本豪雨で訪欧が叶わなかった安倍首相の為に、EUの大統領や委員長が日本に来てくれましたが

ここまで日本の首相を重視された事はあったでしょうか。

 

トラストミーと適当な事を言った首相。

メモ書きから目を離さずメモを読み続けた首相。

このような情けない首相もいました。

 

また有力視されている石破さんでも各国の首脳から信頼を得るのはすぐには難しいでしょうし

コミュニケーション能力は未知数です。

とはいうものの、安倍さんが永遠に首相を続ける事は出来ません。

3年後には後継者にその座を渡せねばなりません。

それまでに、やり残した事を安倍首相にやり遂げてもらいたいです。

憲法改正もそうでしょう。

そして何とか拉致被害者全員を取り戻す事も長年の宿願です。

青山氏が主張するように北朝鮮に調査団を送り込むことも選択肢でしょう。

しかし、そこにはやはり憲法の制約が横たわっています。

憲法改正を待っていては間に合いません。

何とか特措法などの制定で経済の圧力だけでなく、武力の圧力を与えて

一日も早く拉致被害者全員の帰国を望みます。

 

対北朝鮮は先が見えません。

軍事的圧力がない日本に対して、恫喝まがいの主張を繰り返す北朝鮮です。

その事実を日本人はもっと認識し、北朝鮮に侮られている事を受け止めるべきだと思います。

 

青山氏へのインタビューは前々から予定されていたものなのか

青山氏から氏の紙面への写真使用についての抗議があったからなのかわかりませんが

それでも青山氏の考えが記事になり、多くの人達に影響を与えるのはよかったと思います。

また青山氏が国会議員になった事で、首相や自民党議員に影響を与えていると思うと

本当に良かったと思います。

更には野党の議員たちにも影響を与える事を期待したいです。

※産経新聞の青山氏の写真掲載についての顛末は青山氏のブログで↓

  http://shiaoyama.com/essay/detail.php?id=866

  http://shiaoyama.com/essay/detail.php?id=869