TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

ソロモンの指輪

2001-11-22 11:26:12 | インポート
Dogs In Canada という犬雑誌の最新号に、日本で犬の言葉翻訳機(?)が
発売になったという記事が出ていた。

タカラ(たしか?)のこの商品は、犬の首輪にとりつける送信機が犬の声を
拾い、デジタル処理して「楽しい」「悲しい」「不安」などの感情に分類され、
手のひらサイズの受信機にそれが表示されるというしくみだ。

まさにソロモンの指輪が実現されたわけで(ほんとか?)、さっすが日本人、
技術が進んでるよなー、と思った。

いくら愛犬を観察して理解してるつもりでも、どうしても何考えてるのか
わかんない時ってあるものだ。
夕食後、書斎にいたらリビングから「クウ?ン」と悲しそうなTABIの泣き声が
聞こえた。あんな声は、子犬の頃初めてお留守番させたとき以来だ。

かけつけると、コーヒーテーブルの上に平べったくなって泣きべそかいてる。
そのテーブルは、フロントヤードに面した大きなガラス窓にくっつけてある。
毎朝夫が車で出勤する時、TABIはこのテーブルに飛び乗って窓からお見送り
するからだ。

どこか痛いのかと思ったが、何でもないらしい。
どうやら、テーブルに飛び乗った拍子に足がつるりと滑り、落ちそうになって
恐怖で動けなくなったらしい。先日掃除した時にテーブルの表面をつるつるに
みがいたので、すべりやすくなっている。
アジであんなに飛んだり跳ねたりしてるのに、変な奴だなと思ったが、
私が抱いて降ろすわけにもいかない(ぎっくり腰はヤダもん)ので、犬布団を
重ねて階段状にし、前足を一本ずつつけさせてそろ?と降ろしてやった。

床に降りると、パッと明るい顔になり、尻尾をぶんぶん振って私の顔をこれでもか
となめまわす。「ありがと!ありがと!ママ、ありがと!」と言っているのか?
私の「翻訳」は、当たってたんでしょうかね。