TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

TEDDY

2004-06-22 23:47:26 | インポート
ユレイジャーのTEDDYの写真が、Gerriからメールで送られてきた。

カンザス州のレスキューからカナダに連れて来られる予定だったが、フィラリア
にかかっていることがわかり、延期になったという。治療はカンザスで済ませる
ことにしたのだそうだ。

うちのほうでは過去数十年間、フィラリアの発生がほとんどない。
だから、獣医は治療について経験が乏しい。アメリカのフィラリア発生地域なら
経験豊富な獣医がおり、治療薬も入手しやすい。たしかにそうだな。

彼女はまた、TEDDYが受けている最新のフィラリア治療に関して獣医が書いたものを
添付してくれた。一昔は犬の喉に穴を開けて虫を一匹ずつとる、なんて手術を
してたようだが、今じゃもっと簡単で安全になったそうな。
それに、フィラリアにかかったら死ぬ、みたいに思ってる人が多いけど、心臓の
中が冷やし素麺みたいにまでなるのはいまどき普通の状態では起きないらしい。
そんななるまでに気づくし、治療すれば完治する病気だ。

具体的にどうするかというと、まず砒素入りのImmiticideを注射して成虫を殺す。
その後、5週間は家でおとなしくする。その間に死んだ虫が分解して、犬の体
から排出される。そして幼虫を殺す薬、これは普段フィラリア予防薬として
使われるやつだが、これを犬にあげる。この薬は副作用が出るので、犬は病院に
半日入院する。その後半年間、この薬を一ヶ月に一回、家で飲ませる。半年後に
血液検査をして、虫がいるかどうか検査する。

これでおしまい。
こうして元気になった犬がたくさんいるそうで、べつにこの病気はいまでは
そんなに恐ろしいものではなくなったとか。ま、かからないにこしたことはないが。
うちは去年から予防薬止めちゃったけど、かかっちゃったらカンザスに連れていくか(笑)

早く良くなってカナダにおいで、TEDDY。


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