本日快晴、絶好の海日和。犬連れで海岸を散歩。
こんな日は、海が好きだったラマルシェのおじいちゃんを思い出す。
この人は、夫の継父の父親で、私とも夫とも全く血のつながりがないのだが、
みんなわけへだてなくかわいがってくれた。大柄で、サンタクロースみたいな人だった。
役人を定年退職したあと、田舎に牧場つきの家を買って牛など育てながら
奥さんと優雅に暮らしていた。クリスマスに一度お呼ばれで行ったが、
素敵なカントリーハウスだった。ずーっと病気知らずできた人だったが、
末期ガンと宣告され医者からあと3ヶ月と言われた。
医者は入院をすすめたが、断って家に帰った。いまさら手術や抗がん剤や
放射線治療で苦しむくらいなら、住み慣れた家で静かに暮らしたかったのだ。
子供や孫は心配したが、本人の決意は固かった。そして、今までどおり牛に
草をやったり畑の世話をして、ごく普通に生活した。
結局、そうやって一年半なにごともなく過ぎた。
親戚は、「あれは誤診だったのかね?」とウワサした。
そしてある日、枯れ木が倒れるようにコトリと息をひきとった。
孫たちに看取られて、静かな最期だったという。
いまとなっては、ガンで死んだのか老衰だったのか、他になにかあったのか
わからない。だけどあの時医者のいうように入院していたら、おそらくもっと
短命だったろう。余分な痛みや苦しみ、家族と会えない寂しさ。
「延命治療」というのは、誰にとってのbenefitなのか?
医者に死を宣告されて、うろたえない人はいまい。
手術でもなんでもするから助けてくれ、とすがるのが一般人だ。
「いや、治療はいいよ。サヨナラ」とあっさり帰ってきたおじいちゃん、いいなあ。
かっこ良過ぎ。だけど自分の人生だもの、自分で最期の過ごし方を決めたいよね。
おじいちゃんの生き方に、Two thumbs up!
こんな日は、海が好きだったラマルシェのおじいちゃんを思い出す。
この人は、夫の継父の父親で、私とも夫とも全く血のつながりがないのだが、
みんなわけへだてなくかわいがってくれた。大柄で、サンタクロースみたいな人だった。
役人を定年退職したあと、田舎に牧場つきの家を買って牛など育てながら
奥さんと優雅に暮らしていた。クリスマスに一度お呼ばれで行ったが、
素敵なカントリーハウスだった。ずーっと病気知らずできた人だったが、
末期ガンと宣告され医者からあと3ヶ月と言われた。
医者は入院をすすめたが、断って家に帰った。いまさら手術や抗がん剤や
放射線治療で苦しむくらいなら、住み慣れた家で静かに暮らしたかったのだ。
子供や孫は心配したが、本人の決意は固かった。そして、今までどおり牛に
草をやったり畑の世話をして、ごく普通に生活した。
結局、そうやって一年半なにごともなく過ぎた。
親戚は、「あれは誤診だったのかね?」とウワサした。
そしてある日、枯れ木が倒れるようにコトリと息をひきとった。
孫たちに看取られて、静かな最期だったという。
いまとなっては、ガンで死んだのか老衰だったのか、他になにかあったのか
わからない。だけどあの時医者のいうように入院していたら、おそらくもっと
短命だったろう。余分な痛みや苦しみ、家族と会えない寂しさ。
「延命治療」というのは、誰にとってのbenefitなのか?
医者に死を宣告されて、うろたえない人はいまい。
手術でもなんでもするから助けてくれ、とすがるのが一般人だ。
「いや、治療はいいよ。サヨナラ」とあっさり帰ってきたおじいちゃん、いいなあ。
かっこ良過ぎ。だけど自分の人生だもの、自分で最期の過ごし方を決めたいよね。
おじいちゃんの生き方に、Two thumbs up!