TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Obama Dog

2008-07-19 13:00:58 | インポート
Obamaは娘に、「大統領選が終わったら、犬を買ってやる」と約束したとか。

勝っても負けても、である。
アメリカ人はこういう話題が好きで、犬飼いの間でもホットなトピックと
なっている。アメリカン・ケネル・クラブはすでに、ミニチュア・シュナウザー
など数種のブリードを「Obama家にふさわしい犬」として推奨している。

しかし一方で、「シェルターには恵まれない犬がたくさんいるのだから、
そこから犬をひきとったほうがいいのではないか」と声を上げる人もいる。
http://www.obamafamilydog.com/default.cfm

まことに理にかなっていると思う。
ホワイトハウスの歴代の住人は、ほとんどが犬好きで、彼らの犬は様々な話題
を呼んだ。動物嫌いで何も飼っていなかったのは、Trumanくらいではないか。
しかし、シェルターから犬をひきとったり、捨て犬を保護して世話をした
大統領はいまだにいない。だが、Obamaがその第一号になる可能性は低い。

Al Goreはまあ副大統領だったけど、(うちのサイトに載せたように)子供が
拾ってきた捨て犬の雑種をひきとって飼った。こういうやさしい性格の人は、
残念ながらトップにたつのは難しいだろう。それに、天下をとれば何でも
自分の思うようにできたのは昔の話で、今では一度大統領になってしまったら
飼う犬ひとつも自分の好きなのを選ぶことすら困難である。対外的イメージ
を考えなければいけないからだ。

Clintonのホワイトハウス時代、チョコラブの子犬を手に入れて話題になった。
あの家族は別に犬が特に好きというわけではなく、側近が「犬がいたほうが
幸せなファミリーのイメージが強くなるから」と勧めたので飼うことにした。
ラブにしたのは、「アメリカで最も人気のあるブリードだから」という理由。
チョコにしたのは、「黒ラブだとうまく写真を撮るのが難しいからダメ」と
やはり側近に反対されたから。こんな風に操作されてしまうのだ。

ま、とにかく、犬飼い的には今度の選挙は、こういう意味でも興味深い。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする