シカゴ

のO'hareはあいかわらずの大混雑だった。

日本の友人たちは「豚フル騒ぎの真っ最中に飛行機に乗って大丈夫か」と
心配してくれたが、私はむしろ空いてたらめっけもの、と思っていた。
しかし、O'hareはＵＡの最大のハブであり米国で最も混雑する空港。いつ行って
も人で一杯。今回も、フライトは満席だし空港はどこも混んでいた。

日本のメディアの大げさな報道と比べたら、全く違う惑星に来たのかと思う
ほどbusiness as usual。マスクしてる客など一人もいない。たまたま待ち時間
に隣り合わせになったアメリカ人女性と話したら、「数年前のＳＡＲＳみたく
そのうち誰も話題にしなくなるんじゃない」と平静そのもの。同感だ。
あと、夫が医者で妻が看護師のカップルも同じようなことを言っていた。

うちの州なんかメキシコに近いが、豚フルを心配してるアメリカ人は周囲に
一人もいない。夫の部下は来月結婚してメキシコに新婚旅行を予定してるが、
彼女なんか「そーいえばニュースでそんなこと言ってたっけ」とか言って、
それよりドレスのお直しが間に合うかどうか、そっちのほうが大問題の様子。

あの日本の加熱ぶりは何なのか？
ま、あれだけ煽れば、冬の流感シーズンに売れ残ったマスクとか在庫一掃
できるし、手の消毒薬とかも売れて経済が潤うのだろう。