TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

眠れない夜には

2013-05-07 14:55:08 | TABIと暮らす日々
夜空の星を数える。

週末からずっと、日中は真夏のように暑くなり、夜になっても室温が下がらず寝苦しい日々が続いている。

この家を買う前、何軒も見て回ったがどこの家にもエアコンがついてないことに気づいた。比較的新しい家でもそうだった。不動産エージェントに聞いたら、「この地方は気候がおだやかで、夏も涼しくて過ごしやすいから、普通の家ではエアコンは一切必要ない。だから、家を建てる際にそういう設備をつけない」と言った。この家も築5年だが、エアコンはついてない。

ところが実際に住んでみたら、夏は暑くて大変だった。とくに我が家は、デザイナーが特注の大きな窓をいくつもつけるデザインにしたため、まるで温室のように日差しがどこからでも入ってサウナ状態。

前に住んでいた家にはもちろん、エアコンがあった。夏は熱帯夜が続くからだ。プログラムしておくと、自動でスイッチが入って建物全体に冷気が送り込まれる。今となっては、なつかしい。

私達人間にとっても暑いが、犬はもっと大変。
TABIは、舌を出してハアハア荒い息をし、あちこち動きまわって眠れない様子。冷たいバスルームのタイルの上に寝てみたり、いろいろしている。氷枕を作ってやっても気に入らないようなので、私もつい一緒になんとか冷たい場所を探してついてまわり、すっかり寝不足。

あの子も年をとってきて、体温の調節が若いころほどうまくいかないのかもしれない。だけど、ただ暑いだけじゃなくて循環器系の問題だったら?

あの子がいなくなったら、私はどうやって生きていけばいいんだろう?

いつかはそういう日が来ることはわかっているものの、考え出すと眠れなくなってしまう。幸い、TABIは食欲旺盛だし、涼しい朝方の散歩では草原を走り回って大喜びしている。夫は「考えすぎだよ」と首をふる。

だけどやっぱり、星を見ながら涙がうかんでしまう。