TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

TABI七変化

2001-11-16 12:04:00 | インポート
今朝起きると、TABIがラブラドールの顔だった。

TABIは父犬似で、外見上はなんちゃってボーダーコリーだ。
耳の形も半立ち耳で、ボーダーコリーの祖先といわれるHEMPと同じ。
たまに耳がピョン!と立っていることもある。

でもごくたまに、耳がぺろんと下がって顔のわきにくっついていることがある。
そういう時は、母犬ラブのKIWIそっくりの顔になる。
ミックスっておもしろいな、と思う。

TABIをグルーミングに連れていき、カットしてもらう。
森へ散歩に行くと、とげとげのある実がTABIの長い毛にくっついてとれず、
そのたびにハサミで毛ごと切りとってたら、虎刈り状態になってしまった(笑)
手におえないので、プロに何とかしてもらおうと思った。

迎えに行ったら、グルーマーさんが
「かなりイメチェンしたわよお」
と、楽しそう。出てきたTABIを見て、えっ、これウチの犬?!と思わず言って
しまった。なんか違う犬種みたい!

短いところにあわせて刈ったら、かなりショートになったみたいだ。
尻尾を上げると、ちゃんと肛門が見える(笑)
夏にサマーカットする犬はいるが、これから寒くなるのに大丈夫か?
道で会った人には、シュナウザーですか、と聞かれる始末。(どこがシュナ?)

でもま、ブラッシングと掃除機がけが超楽になった。
短毛になったTABIを見て夫は「海兵隊みたいだな」と言うし、私もなんだか
見慣れない。でも何かに似てる。
そうだ!「のらくろ」だよ!
試しに「野良や、野良」と呼んでみたら、うれしそうに尻尾を振ってこっちに
来た。何でもいいのか、おまえは?

もうこんなに短くカットすることはないだろうが、犬もカットでイメチェン
するってことがわかった。おもしろ?い。


アジリティ競技会

2001-11-11 11:46:44 | インポート
今日はアジの競技会があるので、練習はお休み。

早めに食料品の買い物を済ませて、会場の屋内馬術競技場へ。
道に迷ってしまい、着いたのは午後3時過ぎ。
もうビギナーは帰ってしまい、残ったのはアドバンスとマスター・クラス。
うちの学校のトレーナーも2名出場していて、合間に解説してくれた。

今日の競技はスヌーカーズとジャンパーズ。
スヌーカーズはこみいっていて、ハンドラーにとってもかなり頭の体操だ。
犬との対話がうまくいっているかどうか、即わかってしまう。

いろんなアジの学校から来ていたが、学校によって随分違うアプローチを
とっているようだ。けっこうスポ根なのもある。なんかあんまり厳しいのも
なあ、と夫。(アンタに言われたくないよ…)
うちの学校はリラックスした雰囲気で、良かったと思った。

上級選手の走りを見て少しは勉強すればいいのに、TABIはよそのわんこと
お友達になるのに忙しい。たくさんの飼い主さんにかまってもらって、
大喜びだ。私も夫もいろんなわんこと遊べて、楽しいひとときだった。


深い河

2001-11-10 03:27:46 | インポート
<img align=center src=http://members.accesswave.ca/~monjardin/diary-jpeg/11-8-01.jpg>
玉ねぎさまご近影

日本領事館主催の映画の夕べがあり、夫と見に行く。

遠藤周作原作の「深い河」。
秋吉久美子・奥田瑛二主演。

主人公ナルセは女子大生の頃、真面目一徹な後輩オオツをもてあそんで捨てる。
卒業後平凡な主婦となった彼女は、フランスに留学して神父を志す彼と再会、
自分の過去を反省し彼の一途さに心ひかれる。夫と離婚した彼女は、西洋の
唯神論に疑問を持つオオツが神学校を追い出され、インドのガンジス川流域
で暮らしていることを知り、インドへ旅立つ。だが、運命は過酷な結末を
用意して待っていた…

二時間を越す大作で、あらすじは超マジメ。
だがなぜか、私たち夫婦にとってはコメディで、ポップコーンを食べながら
笑った笑った!
とくにおかしいのは、オオツのクソマジメさが出ているシーン。
神の愛を説く彼に、ナルセは
「神とかそーゆーのやめてくんない?うっとーしーのよ!」
と文句をたれる。すると彼は
「では言葉をかえましょう。神のかわりにトマトでも玉ねぎでも」
「玉ねぎってのいいわね」
そこでそれ以来オオツは、「神」を「玉ねぎ」にかえて話をするのだ。

「玉ねぎは、弟子達が彼のもとを去っても恨みませんでした」
「貧しい老婆の手も、玉ねぎは拒みません」

私は、耳から日本語の「玉ねぎ」が入ってくる度笑い、目で英語字幕の Onion
を見る度笑った。キリストの衣を纏った玉ねぎを想像しちゃうのだ。
周りには感動して泣いている日本人観客もいるのに、私は笑いすぎて涙が出て
仕方なかった。
いずれにせよ、泣ける映画ではある。


初雪

2001-11-10 03:00:17 | インポート
<img align=center src=http://members.accesswave.ca/~monjardin/diary-jpeg/11-7-01.jpg>
カナディアン・ギース

TABIを連れて近所の小学校へ散歩に行く。

いつもはカラスやカモメが子供の食い散らかしたお菓子をあさっている芝生
のグランドだが、今日は見慣れない鳥の群れがいた。
TABIは、早速ハンター・モードになり、身を低くしてポイントして動かない。
カナディアン・ギース(雁)だ。

TABIがダッシュし、その気配で鳥たちが飛び立つ。
あいかわらず駄目ハンターなTABI。
灰色の空を見上げると、はらはらと白いものがきらめきながら落ちてきた。

雪だ。
黄色く枯れた芝が、あっという間に白く覆われた。
TABIは、ぺろリと鼻をなめて初雪を味わう。

会う人ごとに、初雪だねえ、と挨拶を交わす。
First snow never lasts.
と誰かが言った。

雪は、ここ3日沈んでいた私の肩をつついて、季節が移ろいつつあることを
気づかせてくれた。


ゼーゼー、ハーハー

2001-11-04 13:01:24 | インポート
今日は、アジ練習3回目。レベル2に進級して初めてのクラスだ。

もうすでに何週間もここで鍛えているわんことハンドラーに混じって、うちの
どんくさいTABIがちゃんとやっていけるのか?

今日は、競技会と同じように一連のシークエンスとして障害物を順番にクリア
していく練習。20種類近くある障害物の順番を覚えるのは、ハンドラーの役目。
頭がボケていてはできない仕事かも(笑)

まだレベル2なので、ジャンプやコンタクト障害の高さはかなり低く設定して
いる。とくにジャンプは、グループの中の一番小さい犬の肘の高さだから、
大きな犬なら飛ばなくてもまたげる低さだ。

パフォーマンスを見てると、それぞれ犬の個性が出てておもしろい。
TABIは「ジャンプ!」と言われたら、飛ばなきゃいけないものと思ってるらしく
ピョコンと何でも飛び越える。うっかりコマンドを間違えてトンネルも飛んで
しまった。(素直なのかお間抜けなのか?)
しかし、黄ラブのCODYは、「え?、かったるいよこんな低いの」といった感じ
で、ハードルを堂々とまたいで通っていく(笑) 

ハンドラーは戻ってくると、みんなゼーゼー息を切らしている。
普段ホッケーや水球をやっているTABIパパでさえ、「水、水」と言って上着を
脱ぐ体たらく。

アジリティって、人間のほうもバッチリ鍛えてないとダメだねえ?