TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

カーミングシグナル

2003-10-12 13:00:08 | インポート
カーミングシグナルは、DNAの違いを超えて理解されるものなのか?

夜、TABIと散歩してたらどこかの飼い猫がふらふらと道路に出てきた。
グレーと白のおとなしそうな猫だ。TABIは大喜びで尻尾ぶんぶん、さっそく
遊びに誘う。ここがコイツの犬らしくないところだ。相手が猫だとわかって
いるのか?

猫は、犬にナンパされて戸惑い、固まっている。
するとTABIは、ぐる?と大きく円を描きながらゆっくりと猫に近づく。

猫とトイメンになると、猫はTABIをじーとにらむ。
するとTABIは、ふっと顔をそらし目をあわせないようにする。
鼻をぺろっとなめたりする。猫が緊張を解くとTABIは遠慮気味に一歩前進。
だが、猫はちょっとでもテリトリーに入ろうものならフーと毛を立てる。
するとTABIは、すぐその場を離れてなにげに地面のにおいをかぐ真似をする。

そのうち猫は、「こんな犬相手にしても時間の無駄ね」といったかんじで
道路を横断してどっかへ消えてしまった。
果たして彼女はTABIのシグナルを理解したんだろうか?
猫は猫でシグナルを出していたんだろうか?

TABIはどの猫に対してもこのように対応するわけではない。
散歩道で会うシャム猫とはいつも、0.5秒の対面で終わる。おそらく彼女は
「あっちへお行き!近づいたらひっかくわよ!」という猫シグナルをビビっと
おくり、TABIは「くわばら、くわばら」と通り過ぎるのだろう。
猫は犬と同じカーミングシグナルを使わないが、猫なりのシグナルというのが
絶対にあるはずだ。そして犬と猫はお互い、ある程度シグナルを理解できるはずだ。

他の動物にもきっと同じようなシグナル交換があるに違いない。
そうでなきゃ、野生の森でたくさんの野生動物が共存できないだろう。

ということは、人間が無意識に出すいろんなシグナルも犬はキャッチしている
はずだ。人間のほうが、犬のシグナルを理解できず、キャッチボールがうまく
いってないケースがあるのではないか。

鈍感なのは、われわれ人間のほうかもしれない。


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ハリケーン一過

2003-10-09 04:04:28 | インポート
ハリケーンJuanにより壊滅的打撃を受けた市は、回復しつつある。

うちの地域も、先月28日の襲来から10日間停電していたが、やっと電気が
使えるようになった。テレビもネットも無縁、ロウソクで明かりをとる生活は
前世紀にもどったようでとても静か。それなりにおもしろかった。
することないから本をたくさん読んだし、セーターも編めちゃったよ(笑)

でもベースメントの給湯器は電気でスイッチが入るので、ずっとお湯が使え
なかった。冷水シャワーにも飽きてきたところで、久しぶりの熱いお湯が心地よい。

冷蔵庫や冷凍庫の腐った食物もすっかり整理し、スッキリ。
犬の散歩で町を見て歩くと、屋根が飛んじゃった家なども大工さんがトンテン
カンテンと修理している。森はまだ何千本と樹木がドミノ式に倒れており、
通り抜けられない場所が多い。でも犬飼いは、ジャングルクルーズと称して
そんな森を果敢にも犬と歩き回っている。

ハリケーンKateはうまくそれてくれたようだし、青い空がまぶしい一日。


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