TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

自動のワナ

2006-06-21 06:11:11 | インポート
うちの車庫の自動ドアが壊れてしまった。

朝、夫が出勤しようとして車の中からドアを自動開閉しようとしたところ、
ドアはほんの2センチくらい開いたところでガタン、と閉じた。
非常用のハンドルを引いてもダメ。車が出せなければ出勤できない。
そこで、私が車庫内のドア開閉ボタンを押してドアが少し開いたところで夫が
自力でドアを押し上げ、なんとか開けることに成功。

私はメカのことはよくわからないが、どうやら開閉に使われるスプリングが
金属疲労により切れてしまったらしい。車庫の自動ドアは、7、8年をめどに
メンテをしてスプリング類の取替えをしないと、こういう事故が起こるという。

そういえば、前の晩にガタン!という大きな音がして泥棒かと思った。
屋根に近所の猫が飛び乗ったのかとも思ったが、もしかするとそれがドアの
スプリングが切れてドアが地面に激突した音だったのかもしれない。

誰も車庫のドア付近にいなかったのが幸いだ。
昼間で、私やTABIがうろちょろしてるときに起きたら、今頃はドアの下敷きに
なってセンベイになっていたところだ。あるいは、ちょうど車を出したところ
なら、車が破壊されていただろう。車二台分入る車庫のドアだから、その重さ
ときたらべらぼうである。本来なら安全装置が作動して、センサーがドア付近
になにかあるとドアが自動的に開くしくみになっているが、スプリングが切れて
しまったのでは安全装置も役立たずである。実際、そうした事故はあるらしい。

全く、今の時代はなんでも自動で楽といえば楽だが、それも機械が正しく作動
している間だけである。動かなくなったら、不便きわまりない。
ま、ドアの会社が明日来て修理してくれることになったので、良かった。


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野ウサギの楽園

2006-06-18 08:06:47 | インポート
WalMartのガーデンセンターで、ピーターラビットくんに遭遇。

地面に落ちている草花の葉っぱを、おいしそうにもぐもぐ食べているのは、
このあたりに生息する茶色いウサギの赤ちゃん。「あら、かわいいわねえ」
とよその奥さんたちと眺めてたら、店員が来て「ここ数年、夏になるとここへ
来て遊んでるんだよ。この子は赤ん坊だけど、もっと大きい親がそのへんに
いるよ」

確かに、よく見るとあちこちでウサギが芝生の種を食べたりして飛び回ってる。
お客が喜ぶし、別に悪さをするわけでなく、かえって地面に散らばった葉もの
を掃除してくれるので、店も追い出すわけでなくそのままにしているらしい。

ウサギたちは慣れていて、人を怖れるでもなく、カートをひょいひょいと
よけながら走り回っている。野生動物というものは、なんともたくましい。


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夜鳴き犬

2006-06-17 12:56:14 | インポート
今日は、JohnやCyntheaが来てくれて、みんなで芝生の張替え。

子犬のBARRONも一緒に来たが、もうかわいいったら!子犬って、ホントに
どの子もカワイイ光線を出してるよね。まだ14週間でトイレの躾ができてない
のだそうで、外につないでおいたのがかわいそう。

芝のあとかたずけをしてたら、二軒先のオバサンが来て「裏の犬、なんとか
ならないかしら?今朝も4時から吠え出して、うちはみんな眠れなかったのよ」

あーねー、やっぱみんな迷惑してるんだ。
文句言いたくとも、裏の家族は留守だし。警察とかASPCAに通報されたら、
犬は連れていかれてしまう。ま、あの犬の夜鳴きは今に始まったことじゃないし、
本来は果たすべき飼い主の責任を果たしてないのだから、罰せられても当然。
だけど、結果的に不幸になるのは犬だ。だって、懲罰刑を受けるくらいなら
あの飼い主なら「じゃ、犬は致死処分してください」って言いそうだもの。

今夜はあまり夜鳴きがひどいようなら、うちの車庫にクレートを組み立てて
入れてやろうか、と夫。全く近所迷惑な家族である。


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技術の差というもの

2006-06-16 13:30:47 | インポート
アメリカに来て初めての歯科医の予約。

本来なら引っ越してすぐ歯科医を決めるものなのに、いろいろあってこんなに
遅くなってしまった。愛犬の獣医はすぐ探したのに(爆)、自分のは主治医の
チェックアップを受けたのもつい2ヶ月前だ。もっと自分を大切にしなきゃ。

ところで、ウワサには聞いていたがアメリカの歯科医はスゴイ。
そのオフィスの豪華なこと!受付に錦鯉が泳ぐデカイ水槽がデーン。
待合室はエステサロンってかんじで、しかもなんとスターバックスのコーヒー
のコーナーがあり、自由に飲めるようになっている。マフィンとかも置いてある。
ま、歯の治療前にマフィン食ってコーヒー飲むやつはどれだけいるか知らないが、
ガキにつきそいの親とかが待っている間はそういうの便利かも。

チェックアップもかなり徹底している。レントゲンなど、カナダでは3年ごとに
2枚撮るだけだったが、ここはセクションに分けて細かく十枚は撮る。
コンピュータが治療台にセットされていて、検査の結果などがリアルタイムで
画面に出てくる。歯と歯肉の間を測るプローブもコンピュータと連動していて、
衛生士はいちいち手を止めてカルテに記入せずとも、プローブが測るたびに
画面に数字がアップされる。マウスポインターも矢印じゃなく、歯科治療道具
の形しててカワイイ!そして、今後の治療計画や治療費予算、保険会社にいくら
カバーしてもらえるか、などがクリック一発で画面に表示される。
しかも、歯のクリーニングの間、天井に埋め込んだテレビを見てリラックス
できるのだ。

う?ん。すごい。
日本からカナダに来たばかりのとき、カナダのずっと進んだ歯科治療をまのあたり
にして驚いたものだが、アメリカはもっと進んでいる。アメリカは、美しい
歯をキラリと輝かせてスマイルするのがステータスだから、彼らはものすごく
歯にお金をかける。虫歯治療より、予防と審美が主なので、その費用も莫大だ。

私もアメリカにいる間に、この進んだ技術の恩恵を十分に受けたいと思う。


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ひとりぼっちの夜

2006-06-14 13:17:32 | インポート
裏の犬が鳴いている。

裏の家は、10日ほど前一家で別荘に避暑に出かけた。毎年、子供たちが夏休み
になると出かけるのだそうだ。私たちがカリフォルニアに出かける前に、
立ち話でそう言っていた。「犬はどうするの?」と聞いたら、「置いてくわ、
もちろん」

近所の子供がアルバイトで一日一回、エサと水をやりに来てくれるから大丈夫
だという。犬は、外にある犬小屋(というかテントみたいの)に寝ている。
アルバイトの子供が来る時をのぞいて、いつもひとりぼっちだ。

私たちが先週旅行から帰ってきて、裏庭に下りたところ、様子をかぎつけて
早速その犬はフェンスまで一目散に走ってきた。うちの家のフェンスとの間に
あるドアを開けて中に入れてやったところ、もう大喜びでうちの庭を走り回って
いる。夫やTABIとひとしきり遊び、私がおやつをあげ、しばらくうちの庭で
過ごしたあと裏に帰してやった。

犬は群れで生活する動物だから、ひとりぼっちが大の苦手。
こんな風に置き去りにされると、ちょうど親に置き去りにされた人間の幼児の
ようにパニックしてしまう。ひと恋しくて、夜になると鳴くのだ。うちでも
聞こえるのだから、両隣の家はうるさくて眠れないに違いない。よくまあ文句も
言わずに耐えているものだ。うちで預かってやろうかとも夫と話したが、しかし、
なにかあって裏の家から訴えられたらとんだ災難だ。なんといっても、アメリカは
訴訟大国だからね。

こんなかわいそうな思いをさせるのに、なぜ人は犬を飼うのか?
裏の家はお金持ちなのに、なぜせめてケネルに預けるとかしないのか?

ま、他人の犬だし、よその家の事情はどうでもいいことだが、まだ若いその犬の
泣き声がせつない夏の夜。


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