TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Anniversary

2006-08-04 14:37:41 | インポート
今日で、この家に引っ越してちょうど一年。

7月の半ばにはカナダからこちらへ着いていたのに、先に着いてしまった家具が
引越し業者の倉庫へ収納されてしまい、引越しラッシュ時期ということもあって
配達が8月になってしまった。そのため、私たちは一月近くをホテル住まい
するはめになってしまった。

まさかそんなことになるとは予想もせず、10日分くらいの軽い旅仕度しか
してなかったので、洋服の着替えや日用品が不足していろいろ買い足さなければ
ならず、困った。夫は、上司からすぐに出勤しろ、と言われたのでこれもまた
困った。ほとんどの着替えが引越し荷物に入っていたからである。

おまけに新しい家に着いてみると、前に住んでいたカナダ人家族があちこちに
ダメージを残したままだったため、初日からホームセンターに行っていろいろ
買い込み、修理して一日が終わってしまった。さらに、引越し業者により私たち
の家具のいくつかが壊されており、荷物を解いてもすぐ日常の生活に戻るような
わけにはいかなかった。

カナダからアメリカという、近い文化への引越しだったからまだ良かったが、
これがロシアとかとんでもなく生活習慣の違う国だったら、もっと苦労だったろう。
転勤族というのは、全くストレスの耐えない人生をおくることになる。

おもしろいのは、仲間のカナダ人妻たちである。
彼女たちは、親も転勤族だった人が多く、引越しなど屁の河童なのだ。毎回、
慣れている彼女たちは自分なりのチェックリストみたいのがあり、新任先では
荷解きもたった一日で済ませてしまい、その他各種手続きも数日で終え、
一週間以内で全く普通の生活に戻るのだ。私など、引越しから一年を経過しても
なお、開けていないダンボール箱がベースメントにいくつか残っているというのに。
慣れ、というのはすごいものである。

私もいつか彼女たちのような引越しの達人になるのだろうか。
いや、100年たっても無理だ。ま、私は私なりにボチボチやるからいいのさ。


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治る力

2006-08-01 13:08:13 | インポート
今日は日中は暑かったが、夕食後に雨が降り涼しくなる。

私の外耳炎も峠を越えた模様で、耳の周りを押せば痛いが腫れはひいた。
治療らしいことはせず、消毒用アルコールと酢を半々に混ぜたものをスポイト
で耳の中にたらす、というのを一日数回繰り返しただけ。これは、プールで
泳いだあと感染の予防にスイマーたちがやっているのと同じだ。耳の中を
清潔にして乾燥させることができる。

紫外線にやられた皮膚も、回復の兆しを見せている。
ところどころ色素が抜けてまだらになっているが、一時のように爬虫類を思わせる
荒い皮膚ではなく、健常者と変らない落ち着いた柔らかい皮膚に戻った。
いつもながら、自然治癒力とはすごいものだと思う。

私たちはこうした治る力を持っているのだから、やたらと何かといえば薬の
世話になり、結局は副作用であとあと苦しむのはなんと無駄なことか。
体は、どんなに痛めつけられても、いつかはもとに戻ろうとする力を秘めている。

TABIの耳もすっかり良くなったので、今日は水泳解禁。
いつもの湖は誰もいなくて、大喜びのTABIは一人でスイスイ泳いでいってしまった。
今日はあまり長居はしなかったが、泳いでもTABIは耳を気にする様子は見せない
ので、ホッと安心。家から持参した耳の洗浄剤で、泳いだあと耳の中を一応
きれいにしておく。もう虫はいないし、傷もないのだが、念のため。

夕食後、ポーチに夫とTABIとで腰掛けて降る雨に濡れる庭の花々を見ていると、
なんともおだやかな気分につつまれる。TABIも私も痛い思いをしたが、それが
一段落してみると、痛みのない日々というのがどれほどありがたいことかが
よくわかる。このような小さな幸せを感じるために、怪我や病気というものは
時々私たちの身に降りかかるのかもしれない。


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