表彰パーティー

今日は、所属する犬クラブの2008年度表彰パーティー。

昨年ＴＡＢＩはＮＡＴＣＨを始め六つのタイトルをいただいたので、プラーク
につけるハンガーがまた増えた。全くよくがんばったものだ。

クラブが経済的に困窮してトレーニングセンターを失ってから、メンバーは
半分以上脱退し、残ったのは発足時からのお年寄り、それも七十代や八十代
の人々がほとんど。彼らだけではとても運営がまかなえないから、三十代や
四十代のメンバーの少数が仕方なくクラブに残って中枢の仕事をこなしている。
うちはクラブのウェブサイトのサイトマスターである。これなんかは、とても
お年寄りではできない。ホントは私たちだって、クラブを辞めたい。去年、
アジ仲間で発足した新しいクラブのほうも、忙しくなってきたし。

スッパリ見切りをつけて去っていった会員たちは「辞めて清々した」とみな
語っている。私たちも、沈没する船は早く見捨てるべきだったかな?、と
思う時もある。だけど、お年寄りメンバーのことを思うとそれもできない。

ところで、会場で悲しいニュース。
ダックトーラーのＥＣＨＯが急死。まだ四歳だった。大晦日のパーティーでは、
あんなに元気だったのに。フレンドリーで、とてもいい犬だった。

ＴＡＮＫのおみやげ

くしゃみが止まらない。

花粉症ではない。
ＴＡＢＩがお世話になったペットシッターさんの愛犬ＴＡＮＫの毛だ。
彼はチャウの雑種で、テディベアのような顔でもうかわいいったら！子犬の
頃はさぞ愛くるしかったろう。７０ポンドの今でも、ぬいぐるみのようだ。
そして、性格も良い。夢のような犬である。

しかし！ものすごく毛が抜ける。ちょっと遊んでるだけで、洋服は上から下から
金髪の毛まみれ。シッターさん自身、「この子の毛にアレルギーが出るように
なって、自宅のお風呂でこの子を洗えないのでグルーマーさんに頼んでいる」
という。私も、初回はそうでもなかったが二回目に訪問してからはちょっと
彼と遊んでいると目が涙目になりくしゃみが出るようになった。

これまで、ゴールデンの毛まみれなブリーダーの家へお邪魔しても大丈夫だった
のに、なんでこの子の毛はダメなんだろうか？よく「犬の毛にアレルギーなので
飼えない」っていう人がいるが、本当にひどい時はひどいものだ。そういやあ
Ｏｂａｍａも娘がアレルギーだから、毛抜けの少ないＰＷＤを選んだんだっけ。

夫はへっっちゃらのようだが、ＴＡＢＩまでくしゃみしている！犬が犬に対し
アレルギーを起こすのか？でも仲良く遊んでいるが。

ものわかりの良い家に飼われているからいいが、これがそうでない家族だったら
「アレルギーが出るから」という理由で犬収容所行きとなったり、最悪の場合
致死処分になってしまうところだ。あんなにかわいくて良い犬なのに。

今後犬を飼う時には、気をつけないといけない事柄である。

サイキック犬

飛行機の渋滞が目撃できるのも、O'hareならでは。

地上では旅客機が滑走路で数珠繋ぎとなり、離陸の順番待ち。上空では着陸の
順番を待つ数機が旋回している。なんとかならないのか？シカゴの乗り換え
は、必ず、必ず！遅れが出ることを予想しないとダメだ。

ところで、先週と同じくO'hareは豚インフルエンザなどどこ吹く風の混雑。
マスク人はいないしみんな手づかみでバーガーやらフライを食べ歩き、ＴＶは
プレイオフ中のホッケーとかばかりで豚フル騒ぎのニュースなどやってない。
大体セキュリティは相変わらず上着と靴を脱ぎベルコンに乗せてＸ線検査だ。
床の上を裸足で歩くのだし、本当に感染力の強い病気が蔓延してる状態なら、
こんなことしたら簡単にみんなバタバタ感染してしまう。旅行者の健康より
国の安全確保が大事、というよりも、豚フルなんてどうせたいしたモンじゃ
ないんだから別に特別措置をとる必要なし、という当局のホンネが見える。

そんなこったろうと思ったよ。こんなガセに騙されて、怯えて暮らしている
日本の友人達は全くかわいそうだ。ビクビクしてることがかえって免疫力を
ダメにして、つまんない普通の風邪とかで寝込んでしまったりね。

さて、ペットシッターのＪａｍｉｅに携帯をかけると「どうやらＴＡＢＩは
パパとママが今日帰って来ることがわかるみたいよ」と言う。いつもは彼女
の犬二頭と庭で遊ぶのに、今朝からソワソワしてリビングの窓と玄関を行ったり
来たり。ご飯もあまり食べないそうだ。犬の霊感ってすごい。

帰宅してＴＡＢＩを迎えに行くと、やっぱり窓のところでピョンピョン飛んで
いた。一週間ほとんどご飯を食べなかった割には、全く元気一杯。
めでたし、めでたし。

ああ日本食

久しぶりに日本食でも、ということで寿司屋へ。

日本食流行の昨今は、どこへ行っても寿司を出す。さびれたニューメキシコの
田舎町の中華屋でさえ「寿司始めました」のサインがあるのだから驚きだ。
しかし、日本人の板さんがいるところは貴重な存在で、十軒に一軒もない。

今回はＴｉｍに教えてもらった和食の店に。
事前にネットで調べたところ、どう見ても日本人経営ではない。でも面倒な
ので行ってみることに。メニューからしてやっぱ違う。なんというか、
カナダ的にアレンジした寿司というかんじ。

まあ日本だって、中華麺を日本風にアレンジしたラーメン屋がほとんどなの
だし、アメリカやカナダのピザは本場イタリアのものとは似て非なるもの。
こういう傾向は仕方ないのかも。でも高くてたいして美味しくないのは頭に
来る。

ところで笑っちゃうのはＧＰＳ。
アメリカで買って使っているのを持ってきたのだが、通りの名前がフランス語
だと機械はそれを英語読みするから、何言ってるのかわからない（笑）。
全く、アメリカ人にフランス語を読ませるのと同じマヌケな発音となり、
そのたびに夫と大笑い。アメリカ生まれは、機械まで外国語に弱いのである。

Ｂ級サービス

一日も早くアメリカに帰りたい。

何年かぶりに訪れたカナダ。夫は一年に一度は出張でカナダに帰っているが、
私にとっては久しぶりである。何もかもが小さいのにビックリ！ま、これは
日本に里帰りした時も感じることであるが、日本はまだわかる。国境を越えて
隣のカナダが、こんなに違うとは。道路は狭いし、コーヒーカップは小さい。
スーパーのカート、家庭用電化製品、ゴミ箱まで小さい。

そしてお店などのサービスがひどい。アメリカだと、店に入ってウロウロして
いると必ず店員が「何かお探しですか？」と即座に聞いてくれ、欲しいものが
即効で見つかる。しかし、カナダだと十分以上歩き回っても店員がいない。
カスタマーサービスへ行っても、カウンターでは店員同士がおしゃべりしてる
だけで客が待っているのなんか気にしない。二十年前に訪れた上海と同じ
レベルである。

おまけに商品の質が悪くて高い。生鮮食料品も、アメリカでは新鮮でピカピカ
のが綺麗に陳列されているのに、カナダでは鮮度の落ちたものが平気で並んで
いて、しかも不当に高い。アメリカはどこも競争だから、こんなもの売って
いたらつぶれてしまう。カナダは、一昔前の共産圏諸国と同じだ。

こんなＢ級サービスを、よく国民は黙って耐えているものだ。ま、私だって
カナダに住んでいた頃はこんなものだと思っていた。しかし、一旦アメリカの
暮らしぶりを知ってしまうと、こんなＢ級は耐えられない！駐車スペース
だって超狭いのに、駐車料金が高すぎ！早くアメリカに帰らなきゃ！

ちなみにカナダ人の夫まで、同じ意見である。