アボカド初食い

今夜の夕食は、お寿司。

先日買ってきたアボカドがちょうどいい具合に熟れたので、カリフォルニア巻きを作った。それと、サツマイモと油揚げのお味噌汁。日本食品店で買った手作り味噌が、けっこう美味しい。

TABIは、牛レバ定食。
今日はことのほかお腹が空いていたのか、レバが美味しかったのか、文句言わずにあっという間にペロリと平らげた。しかも、まだお腹空いてるのかテーブル脇できちんとお座りして、ヨダレ流しながらこっちを見ている。

「TABIちゃんの好きなものは、なんにもないよ」
と言ってみた。この子はお寿司ならマグロとか鮭とかウニなんかが好きなのだが、野菜の巻物なんかは絶対に食べない。完全肉食で、野菜が嫌いなので苦労する。全く、人間のガキと同じだ。しかしなぜか、サツマイモだけは好きで、サツマイモの揚げたのなんかは喜んで食べる。

そこで、味噌汁のサツマイモをあげてみた。
油で揚げてないからダメかな、と思ったが、本犬はちょっと考えてからペロリ。油揚げもあげてみたら、やはり考えてからパクリ。

「アボカドやってみよか？」と私。「アボカドは無理だろう」とパパ。
海苔巻きの中からアボカドを取り出し、小さく切ってあげてみた。

そっぽ向くかと思いきや、なんと！目を丸くしてぱくっと一気に！
吐き出すかと見てたけど、「もっとくれ」と寄ってきてヨダレ流してる。

好き嫌いのひじょーに激しいこの子にとって、これは稀な出来事。
そこで、パパに証拠写真を撮ってもらった。


箸の先に見えるのが、アボカド。


食べてる！

アボカドの熟れたのはマグロのトロに味が似ている、と言われる。それで好きなのか？
ドッグフードでアボカドが入ったのが売ってて、アボカドの脂に含まれる成分が皮膚が弱い犬とかに効くという。コートの艶も良くなるのだそうだ。アメリカのアジリティ仲間で獣医をしているLizが、自分の犬にそのフードを食べさせていた。

TABIは別に皮膚は弱くないが、アボカドはとっても栄養がいいから、食べてくれるなら嬉しいな。

名無しの滝

近所に滝があると聞き、早速行ってみる。

住宅街から大学構内に入って１キロほど歩くと、自然道の入り口に出る。



うっそうとした森を歩いてゆくと、水音が。
たくさんあるという滝の一つに出くわす。



森の外は暑くても、水のそばはひんやりと涼しく気持ちいい。
水は、滝のいきおいでかなり流れが速い。葉っぱや小枝が、あっという間に下流へ押し流されてゆく。

水の流れる方向へどんどん歩いてゆくと、きれいな小川に当たる。
ここでは水がおだやかで、足首ほどの深さ。
TABIは早速飛び込んで、冷たい水を飲んで乾きをいやしていた。

小石投げが大好きなTABIのため、パパが小石を集めて準備。
TABIは、いつ小石が飛んでくるかワクワクして待っている。



たっぷり小川で遊んだあとは、来た道を帰る。
カンカン、という音に振り返ったら、キツツキがせっせと巣穴をあけていた。

泳いできたよ

初夏のような暖かい一日。

病院へ行った帰りに、ビーチへ寄る。
潮風は冷たいが、海が綺麗。
犬連れがたくさん。


おしりのニオイを嗅いでご挨拶

このあたりの犬達は、とてもアッサリしてて喧嘩になったりしないのがうれしい。安心して遊ばせておける。


ちょっとおデブな柴犬ちゃん

エアデ－ルテリアがおっきな枝を持ってきて、ボトン、と落としていったのでそれをいただく。TABIパパが海へ向って投げると、もってこいの大好きなTABIは海へ！


ヤッホー！


持ってきたよ～～

まだ水が冷たいかなと思ったが、今日のような日は泳ぐのに最適みたい。
しばらく海で本格的に泳いでなかったTABIだけど、けっこう泳ぎ出すと昔とった杵柄、ってやつかも。
今夜はぐっすり眠れるね。

春旅

所用で本土まで渡る。

今回のフェリーは、犬は客用デッキに上がれないため、TABIは車の中でお留守番。
かわいそうなので私達夫婦も車に残ったのだが、寒くて寒くて我慢ができず、結局暖房の効いた船内へ。ごめんね、TABI。

今日は晴天、桜が満開。



春に日本へ里帰りした時しか桜なんて見られないから、久しぶり。確か、四年ぶりだと思う。
やっぱり綺麗だね。

まだ観光シーズンでないので、どこも混雑してない。
普通の日曜日といったかんじ。
お腹が空いたので、海沿いにあるシーフードのレストランへ。

チャウダーが自慢の老舗。
あちこちに支店があり、私達が行ったところは夏は外のパティオでシーフードのビュッフェが食べられるそう。海に張り出したレストランはガラス張りで、景色は最高。食べ物は、どちらかというとファストフードっぽくて手頃な価格で食べられる。


ダンジネスクラブのサラダ


イカのから揚げとフィッシュアンドチップス、パパの手の隣はスモークサーモンのチャウダー

隣のテーブルの家族連れは、フランス語で会話している。そこでTABIパパがフランス語で話しかけたところ、なんと彼女達はフランスのパリから来たのだそうな。おばあちゃんと孫達、ママさんの四人であった。フランス人ってつっけんどんで冷たいと聞いていたが、とんでもなく、アメリカ人並みにフレンドリーだったのでびっくり。

フェリー以降ブスッとふてくされたままでオヤツも食べなかったTABIだが、海辺を散歩していろんな人になでてもらい、「かわいい犬だね～」とほめてもらったらすっかりご機嫌が治る。船酔いでもしたかと心配したが、そうじゃないみたい。ジャーキーをあげてみたら、パクパク。食欲が戻った。めでたし、めでたし。