木村忠啓の大江戸百花繚乱

スポーツ時代小説を中心に書いている木村忠啓のブログです。

人間関係

2010年04月27日 | 日常雑感
人間関係。

相手がいることだしなあ。
自分だけではどうしようもない。
相手の心までは変えられない。
だから、人間関係は自分ひとりでは変えられない。

そのように言う人が多いし、自分もそう思ってきた。
でも最近、気づいたことがある。

人間関係って、お互いがとってきた行動の集計結果でしかない。

好き嫌いは感覚的なもので、理屈ではないのかも知れない。
でも、いくら好きな人からであっても朝から晩まで文句を言われていれば嫌いになってしまう。
逆にいやな奴だと思っていても、朝から晩まで褒められていれば、もしかしたらいい奴かもと思ってしまう。

夫婦間。
一度は好きあって暮らし始めたのに、文句ばかり言い合って憎しみあうようになることもある。
これも、行動パターンの結果だと思う。

自分がパソコン上の「人生ゲーム」をプログラムすると仮定する。
ゲーマーの選んだ行動によって、「夫婦関係バロメーター」が上下する仕組み。
そうすると、プログラマーである自分は下記のようなプログラムを考える。

ありがとうと言う・・・+3点
好きだよと言う・・・・+5点
風呂掃除をする・・・+5点
めしはまだかと言う・・-5点
脱いだ服を散らかす・・-2点
馬鹿野郎と言う・・・・・-5点

ゲームをする人は、

妻が料理を作った。でも凄くまずい。あなたの反応は?
①まずい、とはっきり言う。
②おいしいよ、とごまかす。
③机をひっくり返す。


などという選択肢の中から答えを選ぶことになる。
ここで①とか③を選ぶ人は少ないと思う。
でも②というのも少し変だ。普通は①と②の間の表現を使う人が多いのではないか。
 
客観的に判断すると、冷静にそのように言える。
けれども、現実社会では会社で上司にぼろくそに言われ、おまけに得意先からは注文を打ち切ると言われた日かも知れない。
そんな精神状態では③もあり得る。

日常は些細な結果の積み重ねである。
さきほどのゲームの選択肢の①でも②でも③でもなく、①と②の中間(1.5)とか②よりも③に近い(2.7)とかぴったり当てはまらないところが多い。
このぴったりしない小数点で差がついて、人間関係を作っていく。

大きいことをするのは難しい。
でも、小数点分だけでも稼ぐことはできるのではないだろうか。

人間関係がこじれていたら、小数点や+1点のところから始めてみる。
いきなり5点ゲットは難しくても、コツコツと1点づつ稼いでみる。

こんなところから人間関係は改善されていくのではないだろうか。
言うは易く、行うのは難しいのではあるが。

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