「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

太陽放送 2018.3.30  ファミ劇=父親になろうと決心する男をアシストするマミーたちだったが・・・/デューク最後の事件で9年前の山さんが遺した判断に迫る

2018-03-30 01:09:14 | 放送予定
今週は地上波全滅ですが、
ファミ劇の方は、デュークのクライマックスが放送。
もうそこまで進みましたか・・・・。


▼ファミリー劇場 最終編(警部・DJ編)=初放送=


3/30(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!HDリマスター版#714
ファミリー劇場HD(CS)
第714話 61.10.17 赤ちゃん (マミー・ブルース)久保田篤/青田浩子 前田昌明


ある夜、ブルースのアパートを訪ねていたマミーをブルースが駅まで送っていった。
道すがら二人の話題は、ブルースの長男・赤ん坊の望のことでもちきりだったが、突然女の悲鳴が聞こえた。
驚いた二人が声の方へ走っていったところ、銀座のbarホステス・利香が何者かにバックを奪われていた。すぐさま犯人を追った二人だったが見失い、利香は姿を消してしまった。その頃、犯人・江藤はバックから小熊のぬいぐるみと現金を持ち出し、バックは小学校の焼却炉に捨てた。
翌朝、一係では利香が消えたことに不審を抱き捜査を開始、やがて利香のマンションが判明したが、彼女は何者かに殺されていた。現場から逃亡した男もいたが、マイコンたちの追われ、マンションの階段から落下して死亡した。男は響組の組員だった。
響組と利香の関係を調べたトシさんたちは、利香が響組との不正融資で疑惑のある某銀行頭取・堀田の愛人であることを突き止めた。
そして、利香のバックの中にはその証拠書類が入っていたと推理した一係では江藤の行方を追ったが、一方響組でも江藤を必死に捜していた。
その頃、江藤の恋人で妊娠中のかすみの部屋を訪れたマミーとブルースは、腹部を押さえ苦しんでいるかすみを発見し病院へ運んだ。
かすみは過労で早産の危機にさらされていた。駆け付けた江藤は利香から奪った小熊のぬいぐるみをかすみの枕元に置き、彼女を励ました。
マミーとブルースは江藤を呼び出し、利香から奪ったバックの中身を訊くが、江藤は知らないの一点張りだったが、その夜かすみのアパートが響組によって荒らされてしまう。江藤も響組のバックへの執着に気付き、捨てたバックを調べなおしたが何もない。
マミーは江藤に生まれてくる子供の為に父親としての自覚を持つよう説得し、捜査協力を要請するが、江藤はそれを突っぱねた。
しかし事態は悪化、響組は入院しているかすみにまで手を出そうとした。
江藤は腹を括り、響組と取引をはかろうとしたが・・・・。

すっかりバイオレンス・パパになったブルース、子持ちとしても先輩のマミーが、いま生まれてくる赤ちゃんの為にダメパパを更生させるという話ですが、結構ハマっている、今回ゲスト主演の久保田篤氏のライトさ、アイドルだった青田浩子さんの妊婦役という新鮮さ、クライマックスのスッキリ感の次に訪れる不要などもあって印象深い話です。
さらに令子ファンとしては、長谷さん自身のカーアクションも見どころだと思います。(ソアラを軽快に乗りこなすのはスタントも含んでいますが、比較的長谷さんが運転しているシーンが多いほうです。)
確かに、サブタイトルダブりという話題もありますが、中身は全く違うので(^_^;)



3/30(金)
21:00~22:00
太陽にほえろ!HDリマスター版#715
ファミリー劇場HD(CS)
第715話 61.10.24 山さんからの伝言 (デューク)稲葉義男 本山可久子 宮部昭夫 河合絃司 相馬剛三 ☆デューク・吉野 最終回

本庁の海外研修制度の要員として選ばれたデューク。祝いの声が上がる一係部屋だったが、帰国しても七曲署へは戻らないことを知って複雑な気持ちになる一同。
そんな時、一通の速達郵便が届いた。宛先は半年前に殉職した山さん宛て、私財を投じて孤児院を開設、捨て子や交通遺児などの身寄りのない子供たちを30年間にわたり15人育てあげた飯田隆三郎が、胃がんで先日死亡、その遺書を開示に立ち合って欲しいという内容だった。山さんの殉職を知らずに送ってきたものだった。
山さんの代理としてデュークは、マイコンと共に葬儀に出席、そこには少年課の吉野刑事が手伝いをしていたり、本庁の警視監も出席していた。
夫人の立ち合いのもと開示された遺言書には、9年前に金貸しの田端を殺害したのは自分であると記され、一同驚きの表情を見せた。
その事件は田端が善意で飯田に金を貸した人々から脅迫まがいの方法で借用書を入手、それをネタに「飯田寮」から孤児たちの立ち退きを迫った。その中で田端が寮の階段から落下して死亡。その事件捜査を担当したのが山さんで、結論は「事故死」として処理していた。
名刑事として知られた山さんが殺人事件を事故とするミスを犯していたのかと、本庁の警視監も七曲署もざわめいたが、デュークは今週いっぱいで一係を離れアメリカに渡るということで、七曲署最後の事件として本件の捜査を橘警部に申し出た。
そんなところへ、孤児院育ちのヤクザ・木場が、田端殺しを自首してきた。
しかしデュークは木場の証言に偽りを感じながら、山さん個人の捜査記録を調べてみたが、驚いたことに飯田寮事件を記すノートのページが破り取られていた。
それも、当時山さん自身が意識的に破り取ったようだった。
山さんの真意を測りかねていたところに、今度はまたもや孤児だった会計事務所の久保が自首してきて、重ねるように当時9歳だった少年まで自首してきた。
どうやら、状況的には鬼のように立ち退きを迫る田端が子供たちにステッキを振りかざしたのが切っ掛けに、子供たちと飯田が田端を押すような形になったらしい。
デュークは9年前の山さんの判断について、常に真実を追求する山さんの姿勢とは相反するように見えながら、絶対なにかある・・・それは何だったのか・・・・そしてある結論に達し、それを飯田夫人にぶつけてみた・・・・。

金田賢一さんが自身のスケジュールギリギリまで太陽に参加し、とうとう降板となった最後の事件はデュークらしく自身のことではなく、山さんの回顧話という、当時は降板編として寂しさを感じましたが、今となっては味わい深いです。
9年前といえば「ボン単独編」のころ、当時ちょっと心が揺れ動く主演作が多かった山さんとリンクしているところが唸ります。
9年前も現在でも難しい事件に、当時の山さんの「判断」をデュークが紐解いていきます。
少年課・吉野が最後の出演で味を出していますし、ゲスト陣はなんとなく東映系な感じで、ちょっと毛色が違う部分も見受けられます。
また、写真集「露口茂In太陽にほえろ!」で未掲載だったスチールが使用され、そういう意味でも貴重かもしれません。

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