「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

さらば!石原プロ

2021-01-18 22:24:33 | 当直室日記
タイトルの内容については、実は石原プロ解散報道時に大体は書いているので、同じ内容になりそうなのでアッサリと。
やっぱり寂しいですが、徳重氏含めた「21世紀の裕次郎」諸氏の未来を考えると・・・という所もあるし、マネージメント会社としての石原プロとしての看板返上はこのタイミングであるというのもあるし、何れにしても裕次郎さんと渡さんの色が濃すぎた「石原プロ」としては、これで良かったように思います。
石原プロが解散しても、逆にOBが集まりやすくなるかもしれませんし。

ところで、太陽から見る石原プロっていうのは、やっぱり裕次郎さんを通しての協力体制とは言いながらも、恐らく石原プロが無ければ太陽は長く続かなかったのではないかとも思っています。密接さはなかったものの、色々な「伝手」としては強力なバックアップをしてくれる頼もしい存在ではあったと思います。それが顕著なのは、東宝作品なのに、日活系の監督やキャスティングを実現したことなのがあると思います。裕次郎さんの「顔」という部分が強いかもしれませんが、調整したのは岡田・梅浦P氏と石原プロだと思われ、確かに裕次郎さん「びいき」という部分はありながらも、東宝だけでは展開できなかった結果となったと思います。

ところで、『石原プロ社史』。
ざっと目を通しました。



重版となっているようですが、
あくまでも平成26年石原プロから発行された「石原プロ50周年非売品社史」を元に解散までを再編集したという事を前提に購入されることを心得ておいた方が良いと思います。何を言いたいかというと、内容は一般販売されるムック本以上の濃い内容かと思いますが、あくまでも社史なので在籍者と会社への貢献度で紙面が構成されています。
なので、退社した諸氏については冷たいように見えても仕方がないのかもしれません。
太陽については、いくつかのスチールが使用されています。どれもお馴染みなものですが、10周年記念パーティの裕次郎さんと竜さんの2ショットも掲載されています。(これもお馴染みと云えばそう。)
また内容については折に触れ書かれているという程度です。
なので、太陽ファンとしては高い買い物かもしれません。
しかし、神田さんは本当に役者から足を洗うのだろうか・・・・・。

巻頭、渡さんの謝辞があるのですが、これが涙が出てくる内容で・・・・・。

石原裕次郎記念館のオープニングセレモニーの写真があったりして、その日に行きながらも人の渦に飲み込まれて何もできなかった事が懐かしくもあり、あの真新しく立派な建物が今はもう無いことを思うと、寂しくもあり・・・・。

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