「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

サンテレビ太陽放送3/21=一係にやってきた「風来坊」的な大男の拳銃への強い拘り

2021-03-21 08:13:31 | 放送予定
コロナに地震と落ち着かないですね・・・。
そんな時に太陽視聴なのですが、見入ってしまうので、他のことが出来なくなってしまう(^_^;)
書きたいことはちょっと後回しにします<(_ _)>

さて、本日のサンテレビ太陽放送はジーパン登場です!

【地上波】サンテレビ・ジーパン編

3/21(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(ジーパン編 第1話)
サンテレビ1(地上波)

第53話 48.07.20 ジーパン刑事登場!(ジーパン・ゴリさん)☆この回からクミちゃんも登場

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      柴田純
       松田優作

      内田伸子
       関根恵子

      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平
      永井久美 青木英美

セミレギュラー:南原宏治/菅井きん

ゲスト:ひし美ゆり子
 谷岡行二 木村由貴子 
 中村竜三郎 浅香春彦 石井宏明
 鈴木治夫 藤田漸 池田生二 高橋ひとみ 秋吉久美子 菊地正孝

脚本:鎌田敏夫

監督:高瀬昌弘


閑静な住宅街で白昼、若夫人が拳銃で射殺される事件が発生した。
聞き込みでは主婦の近所での評判は悪く、金貸しまがいのこともしていたらしい。
また凶器は警察官用拳銃であることも判明した。
その頃、マカロニの後任が決定した一係では、事務員の新人、永井久美が美脚を惜しげもなく披露、
一係の猛者たちを困惑させていた。
そんな時、留置係から「柴田純」という男が留置されているが、一係への着任辞令を持ってるがこれは本物かという問い合わせがあった。
果たして、留置場に居た「柴田純」は長身で長髪のジーンズ姿に裸足にズックといういでたちでボスの前に現れた。
純は前の晩、友人と刑事昇進祝いに財布がすっからかんになるまで飲み明かし、結局は警察官であるという事も信用されず、無銭飲食で捕まって留置場で一晩明かした。留置場で寝ていれば何とかなると思っていたとのこと。
さらに服についても、制服以外はジーンズぐらいしかないという事で、早速ジーパンというあだ名がゴリさんから贈られた。
そのおおらかな性格と朴訥とした見た目に好感を持って迎えた一係だったが、純が「拳銃を持ちたくない」という主張をし、ゴリさんが激怒してしまう。
その時、派出所の巡査が自殺したという急報が入り、現場には拳銃を盗まれた旨の遺書があった。
捜査が本格化した中、どうしても拳銃を持とうとしない純をなじる相棒のゴリさん、さらに空砲でならしたゴリさんが拳銃に弾を込めるようになっていた。
さらに、改造拳銃を持った男を空手で制圧しようとした純は、ゴリさんの鉄拳をもらう。拳銃は暴発し、純には何事もなかったが、もし暴発しなければ・・・。ゴリさんはマカロニの死があってから考えを変えてしまったようだ。
一方、盗まれた拳銃で第2、第3の射殺事件が発生、いずれも若い女性で3人共住んでいる場所等の共通点が見出せなかったが、3人目の被害者が犯人を知っていたのではないかと思われる言葉を言い残したこと、3人共テニスラケットを所持していたことに注目、捜査の結果、3人共同じテニスクラブに所属していたことを突き止める。そのテニスクラブを自ら志願して張り込んだ純、そしてシンコ。クラブの外から中を恨めしそうに覗き込む若者を発見し調査すると、近所に住んでいる真面目な工員であることが判った。
純は直感的にその工員が犯人ではないかと感じたが・・・・・。

主役であるショーケンさんが去った番組は、大きな賭けに出ました。
本来であれは、ショーケンさんに匹敵するスターを後任として迎えなければならないところですが、これは推測ですが、なかなか成り手が居なかったものと思われます。
これは番組的にショーケンさんの「色」が付いてしまったからに他なく、それに裕次郎さんがボスの椅子に座っているから、やはり自分の手柄にはならないという部分は多分にあったと思います。だからこそショーケンさんは凄かったともいえる訳ですが。
その逆境を青春シリーズで竜さんを起用した実績から、強烈な個性を持った新人を主役に据えることで乗り越えようとしたチャレンジは素晴らしいですが、実はこの成功例が現在でもあまりない、それだけ新人を育てる土壌というものを太陽チームは持っていた明しではあります。
優作さんご自身が強烈な個性だったことは明白なのですが、それを活かすことが出来なければならない、もし、柴田純がマカロニの二番煎じ的キャラクターだったら、成功しなかったと思います。
優作さんの個性である「信念の人」という所をそのまま活かし、かつヒッピーのような風貌に拳銃嫌いに空手使いなのに、母親には頭が上がらないという、ジーパン独特なキャラを既に登場編で確立させています。これも鎌田敏夫さんのホンだったからという部分もあり、この登場編は残酷で陰惨な犯罪をジーパンの信念がぶち壊した印象があります。特に初出の「青春(ジーパン)のテーマ」をバックに拳銃や犯人に対しての怒りを爆発させるクライマックスはいつ観ても鳥肌が立ちます。
また、空砲でならしたゴリさんの心変わりをジーパンが砕いたという所ももう一つの見どころであり、登場編の中ではかなりテンションの高い仕上がりとなっています。
この意外性は、視聴者には好意的に受け入れられ、スケジュール的に出演がイレギュラーとなったシンコを除いたレギュラーの欠場を無くしたことにより、全レギュラーのキャラ立ちを積極的体制で取り組んだことで、ここから太陽の快進撃が本格的に始まります。

ゲストは後から豪華に思える面々。
秋吉久美子さんはまだ出世前ですから、物凄く初々しいです(一瞬の出演ですが)。

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