5月16日、中尾彬さんがご逝去。81歳。
駆け出しのころは強面から好青年、ひ弱な役柄も演じながら、個人的な印象としては『暴れん坊将軍』での宗春役あたりから押し出しの強い好敵手役も多くなり、プレイボーイであり、さらには絵画やファッション等に造詣深く、近年はバラエティ番組やコメンテーターとしても顔を持つなど、まさに「芸能人」という看板に偽りの無い方でした。
今月発売の某雑誌にインタビューが掲載されるなどもあり、終活を行っていながらも、心不全ということで、急逝だったようです。
太陽では1作品ご出演です。
#319「年上の女」・・・・矢倉浩
ボンの高校時代のサッカー部の先輩。その妻・文子も先輩で、ボンのあこがれの人。
大山のぶ代さん脚本で、ならではの世界が展開されていき、矢倉役というのは太陽ゲストキャラの中でも結構複雑な人物だったと思います。劇場的でもあり、かつリアルな男の匂い(想い)をふりまくわけですから、並大抵の役者さんではシラケてしまいます。ただ、序盤とクライマックスのみの登場だったのが残念です。
既に有名どころだった中尾さんなので、そつなく熟していらっしゃいました。
寂しいですね・・・・謹んでご冥福をお祈り申し上げます。