【ファミ劇へのおさそい】
ファミ劇・ボン&ロッキー編は、いぶし銀2人の過去話を含めたいつもとはちょっと毛色の違う作品です。
第262話 52.07.29 誇り高き刑事 (長さん)
ゲスト:下元勉
織本順吉 柿沼真二 平松慎吾
福原秀雄 町田博子 井上三千男 福岡正剛 木下陽夫 市川千恵子 布施幸代 稲山善一 市川勉 白川孝一
脚本:小川英 うどふみこ
監督:竹林進
ボンと呑み歩いていた長さんは、それを切り上げて帰路についたとき、求人広告の前で佇む初老の男性に目が釘付けになった。
その人物は長さんが北署時代に刑事のイロハを教わった谷で間違いなかった。
しかし谷は姿を消してしまう。
翌日、長さんは古巣の北署に赴くと、谷は定年前に刑事を辞めてしまっており、スナックを開業したものの上手くいかず、その後の消息は判らないという。
一方その頃、スーパーRexで賊が入り大量の時計「のみ」が盗難にあった。
現場検証をする一係だったが、侵入経路などを的確に当てる警備室長の谷がいたが、山さんはその谷に何かを感じる。
犯人については、その手口から盗犯25号の犯行ではないかと推測できた。
一係部屋で事件の話をしているところに長さんが戻り、長さんの恩師の谷と警備室長が同一人物であることが判る。
長さんは谷のもとに向かうものの、谷は証言した以上のことを長さんに話さない。
谷の部下に話を聞いたところ、最近はボヤ騒ぎなどがあり谷の立場が危うくなっているという。
長さんは谷を呑みに誘うが、やっと刑事を辞めた理由を長さんに明かした・・・それは「老い」だった・・・。
長さんの刑事のイロハ(現場百回)を教えた元刑事・谷の登場。
現場刑事は老いてもできるのか・・・という部分が、鬼刑事だった谷と長さんのスタンスの違い「平凡か非凡か」というとことに焦点が当たりながら、長さんの必死かつ温かい叱咤で老いを受け入れ自信を回復していく谷を描きます。
さすが弟子と師匠、2人の行動は自分自身への考え方の違い以外は結構似ていたりします。
現実問題として、私のような「太陽と同年代」の人間には結構色々と直面している問題ではありますが、それをどう乗り越えるかというヒントみたいな部分もあったりして(^_^;)
第263話 52.08.05 罠 (山さん・ロッキー)
ゲスト:久富惟晴
増田恵子 山本廉 里木佐甫良 山田貴光 伊藤健 猪野剛太郎 近松敏夫 進藤幸 大田黒武生 鹿島信哉 渡辺巌 大峰順二 荒瀬寛樹
脚本:小川英 柏倉敏之
監督:竹林進
山さんのもとに小包が届くが、その中身は使い古された時計で血痕が全体にわたって発見された。
捜査が開始されて間もなく、2つ目の小包が届く。中身は既に珍しい革底の靴で、かかとが最近修繕されていたためにしらみつぶしに靴屋を当たった結果、大杉という男が浮かび、山さんとロッキーは大杉宅に出向くと大杉は浴槽の中で服を着たまま腹部をナイフで刺され死んでいた。大杉は数学教師の倹約家で人に恨みをかう人物ではないものの1,500万円ほどの預金を持っており、両親と住むための家を探していた。調べたところ預金はほぼ全額引き出されており、その行方は判らなかった。
浴槽に遺体があったことから外傷からではなく、胃の内容物から死亡推定時刻を判断、大杉が持っていたマッチにより、食事をした喫茶店が判明し合致した。
一方、大杉が探していたという家の方面からいくつかの不動産屋が浮かんできたが、その中に西尾という男が居た。
その男は10年前に山さんが逮捕していた。
当時、西尾はエリート弁護士で車で人を撥ねてしまった後にその被害者を撲殺、巧妙なアリバイ工作を仕掛けたものの、ある「自然現象」で山さんにアリバイを崩されていた。
山さんは西尾に会いに行くが、西尾は穏やかながら待ってましたという勢いでアリバイを主張した。
そのアリバイは成立したが、山さんは既に西尾が犯人であることを内心固めていた・・・・。
ボン・ロッキー編に入り、それまでは家族とのかかわり的な面が主な「主演作テーマ」だった山さんが、露口さんの要望だった山村という刑事の活躍に焦点が当たる方向の作品も多くなっていく先駆けとなった話です。
それも今回は完全に挑戦型、西尾のトリックを重ねた上のトリック、そして目的の為なら手段を択ばない卑劣さと狡猾さは太陽史上の犯人の中でも凶悪さは高い人物、その西尾を「心理戦」で攻める山さんの「罠」も見どころです。
さらに、昭和42年頃には既にボスと山さんは一緒に仕事をしていたことがわかる根拠の一つにもなっている作品です。
赤系の派手なジャケットにサングラスの山さんも拝めます(^_^;)
ファミ劇・ボン&ロッキー編は、いぶし銀2人の過去話を含めたいつもとはちょっと毛色の違う作品です。
第262話 52.07.29 誇り高き刑事 (長さん)
ゲスト:下元勉
織本順吉 柿沼真二 平松慎吾
福原秀雄 町田博子 井上三千男 福岡正剛 木下陽夫 市川千恵子 布施幸代 稲山善一 市川勉 白川孝一
脚本:小川英 うどふみこ
監督:竹林進
ボンと呑み歩いていた長さんは、それを切り上げて帰路についたとき、求人広告の前で佇む初老の男性に目が釘付けになった。
その人物は長さんが北署時代に刑事のイロハを教わった谷で間違いなかった。
しかし谷は姿を消してしまう。
翌日、長さんは古巣の北署に赴くと、谷は定年前に刑事を辞めてしまっており、スナックを開業したものの上手くいかず、その後の消息は判らないという。
一方その頃、スーパーRexで賊が入り大量の時計「のみ」が盗難にあった。
現場検証をする一係だったが、侵入経路などを的確に当てる警備室長の谷がいたが、山さんはその谷に何かを感じる。
犯人については、その手口から盗犯25号の犯行ではないかと推測できた。
一係部屋で事件の話をしているところに長さんが戻り、長さんの恩師の谷と警備室長が同一人物であることが判る。
長さんは谷のもとに向かうものの、谷は証言した以上のことを長さんに話さない。
谷の部下に話を聞いたところ、最近はボヤ騒ぎなどがあり谷の立場が危うくなっているという。
長さんは谷を呑みに誘うが、やっと刑事を辞めた理由を長さんに明かした・・・それは「老い」だった・・・。
長さんの刑事のイロハ(現場百回)を教えた元刑事・谷の登場。
現場刑事は老いてもできるのか・・・という部分が、鬼刑事だった谷と長さんのスタンスの違い「平凡か非凡か」というとことに焦点が当たりながら、長さんの必死かつ温かい叱咤で老いを受け入れ自信を回復していく谷を描きます。
さすが弟子と師匠、2人の行動は自分自身への考え方の違い以外は結構似ていたりします。
現実問題として、私のような「太陽と同年代」の人間には結構色々と直面している問題ではありますが、それをどう乗り越えるかというヒントみたいな部分もあったりして(^_^;)
第263話 52.08.05 罠 (山さん・ロッキー)
ゲスト:久富惟晴
増田恵子 山本廉 里木佐甫良 山田貴光 伊藤健 猪野剛太郎 近松敏夫 進藤幸 大田黒武生 鹿島信哉 渡辺巌 大峰順二 荒瀬寛樹
脚本:小川英 柏倉敏之
監督:竹林進
山さんのもとに小包が届くが、その中身は使い古された時計で血痕が全体にわたって発見された。
捜査が開始されて間もなく、2つ目の小包が届く。中身は既に珍しい革底の靴で、かかとが最近修繕されていたためにしらみつぶしに靴屋を当たった結果、大杉という男が浮かび、山さんとロッキーは大杉宅に出向くと大杉は浴槽の中で服を着たまま腹部をナイフで刺され死んでいた。大杉は数学教師の倹約家で人に恨みをかう人物ではないものの1,500万円ほどの預金を持っており、両親と住むための家を探していた。調べたところ預金はほぼ全額引き出されており、その行方は判らなかった。
浴槽に遺体があったことから外傷からではなく、胃の内容物から死亡推定時刻を判断、大杉が持っていたマッチにより、食事をした喫茶店が判明し合致した。
一方、大杉が探していたという家の方面からいくつかの不動産屋が浮かんできたが、その中に西尾という男が居た。
その男は10年前に山さんが逮捕していた。
当時、西尾はエリート弁護士で車で人を撥ねてしまった後にその被害者を撲殺、巧妙なアリバイ工作を仕掛けたものの、ある「自然現象」で山さんにアリバイを崩されていた。
山さんは西尾に会いに行くが、西尾は穏やかながら待ってましたという勢いでアリバイを主張した。
そのアリバイは成立したが、山さんは既に西尾が犯人であることを内心固めていた・・・・。
ボン・ロッキー編に入り、それまでは家族とのかかわり的な面が主な「主演作テーマ」だった山さんが、露口さんの要望だった山村という刑事の活躍に焦点が当たる方向の作品も多くなっていく先駆けとなった話です。
それも今回は完全に挑戦型、西尾のトリックを重ねた上のトリック、そして目的の為なら手段を択ばない卑劣さと狡猾さは太陽史上の犯人の中でも凶悪さは高い人物、その西尾を「心理戦」で攻める山さんの「罠」も見どころです。
さらに、昭和42年頃には既にボスと山さんは一緒に仕事をしていたことがわかる根拠の一つにもなっている作品です。
赤系の派手なジャケットにサングラスの山さんも拝めます(^_^;)