「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

サンテレビ太陽放送7/16=山さん、渾身の取り調べ!

2023-07-16 09:40:57 | 放送予定

あぁ・・・もう太陽51周年の時期ですか・・・。
太陽愚連隊方面では昨年頒布延期となったラガー本が今年末頒布を目指し再始動とのことなので、
楽しみなところでありますが、なんというか・・・・石原プロ解散を境に、それまで温存されていた太陽世界が、
急激に過去のものとなる感覚が強くて、これはロケ地の変貌もしかり、沖さんの墓所が継承者不明であるとか、
いろいろあるのですが・・・・。
まあ、爺の戯言はこれくらいにして。

コロンボ総統氏が#555のロケ地検索、あのカプチーノはまだグーグルでは健在だったかぁ・・・。
実際、まだあるんでしょうか・・・(^_^;)

ツイッター界隈ではセルフリマスタが流行中?
赤焼けは何とか調整できるのですが、東映作品でよくある色飛び+白ボケが一番癖が悪くて・・・・。
要は画像情報が飛んでしまっているので、調整しても復活できないんですよね・・・(^_^;)
太陽の再放送用も色飛びも白ボケもありますが、東映系は非ライ含めちょっとひどいですよね。
ところで、ペッパー先輩の末期音声、テレシネ→光学の時期。
最終回からなんですよね・・・・・なんで?
いや、本放送の時も、やけに音が痩せた印象があったので・・・・。
今朝再確認してみても、再放送用プリ(もともとは本放送用)もそうなので。

番外・・・・
特捜隊DVD、とうとう三船班始動編を総ざらい。無論400話代末の実験作が(ヤマさんの主演作含む)もリリースながら、#466は外されているので、今後のリリースに期待できるなぁ。
そして、いきなりの2曲。
Strangers Dream 2023 · Max Lux
想い出のクリフサイド・ホテル · Max Lux
なかなか良いです。YouTubeで無料で聴けます。


さて、7/16サンテレビ・太陽放送。
#163、いきなり取調室シーンから始まる本作、山さんが鬼刑事・権藤警視を取り調べています。
ボスすら恐れる権藤の犯した殺人に山さんは真っ向から対決します。
拘留48時間の中で、完璧な権藤の受け答え、確たる証拠が無いのに逮捕し逆に追い詰められる山さんと一係。
土壇場でひっくり返る証言者。
逆転・逆転、また逆転。
タバコを握りつぶしたり、汗だくになったり、犯人ではなく山さんが心理的に追い詰められていきます・・・。

今回の犯人は警視なので西山署長と同格、さらに鬼刑事とくれば流石の山さんもこうなってしまうという、山さんにすれば災難と言えるかもしれません。

切迫したいぶし銀対決、黄門さまの西村氏が、黄門さま以前の氏特有の冷静で鬼気迫る演技で魅せます。

 

権藤「(ヤマ・・・いい刑事になったな。)」

 

【地上波】サンテレビ・テキサス編

7/16(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス編 第51話)
サンテレビ1(地上波)

第163話 50.08.29 逆転 (山さん)


レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平
 
SPゲスト:西村晃

ゲスト:堀井永子 井上三千雄
   宮田光 山田貴光 村瀬正彦 夏川圭

脚本:小川英 杉村のぼる

監督:竹林進

七曲署の取調室で、山さんの尋問を冷静に受け止めている眼光鋭い一人の男がいる。
城北署警視・権藤義一である。
彼は金融ブローカー・今井殺害事件の常用参考人として出頭したものだが、現職のベテランである上、当の山さんが駆け出し時代に指導を受けたことがあるので、尋問のやりにくさは並大抵ではない。
しかも権藤は、仮借ない強引な捜査方法で有名であり、ボスや長さんでさえ怖いという程の力量の持ち主なのだ。
その権藤は被害者との長い間の知り合いであり、癒着のうわさが絶えなかったが、彼の報復を恐れ誰も手を出さなかったのが真相だったが・・・・・・。

この作品を観ているといつも、どうしても権藤警視が遊んでいるというか楽しんでいる感じがします。
汚職で追いつめられて、殺人を犯したその計画的な行動と、その計画にしてもどんでん返しを用意しておきながら、自分にとって有利にも不利にも転ぶ伏線を張っている。そもそも犯行を気ごころの知れた七曲署管内で決行した自体がゲームに見えます。
それこそ、権藤警視ぐらいのキレモノであれば、一番捜査力が手薄な管内行えば、たとえ本庁が乗り出したところで解決出来たかどうかは微妙なところだったと思います。それに、忘れ物のライターであっさりと観念したところも、ある程度引き際を決めていたのではないかと。
(被害者の妹の名前が出たら・・・とか)
最初は正義とかそういう部分で警察官になった訳ではないのに、性分である完璧主義を貫き過ぎて、引退が見えた頃には刑事という職が本人の中で想像以上に大切になっていた権藤警視、その刑事としての職を守るために殺人を計画したときにもしかしたら何か腹を括った部分はあったのではないかと。
殺人を計画した時点で既に権藤警視はそのスレスレをいっそのこと楽しんでしまおうと思ったのでは・・・。
西村さんはそんな複雑なキャラクターを軽々と演じています。

ある意味権藤の挑戦を名指しされた感じのある山さん。
山さんの立場は教え子、その教え子に数々の難問・奇問をぶつけて成長を楽しんでいる権藤のスタンスも感じます。

なので、今までとは違う立ち位置の山さんは、正直、取り調べる側でありながら精神的にどんどん追い詰められていきます。
ネクタイは緩んでいき、尋常じゃない汗、そして火のついたタバコを握りつぶす・・・。
この事件で山さんが学んだものは何だったのか・・・・というか、トラウマになったのか・・・。
次の主演作である「噂」とセットでこの作品を観ると、山さんも「人間」なんだなぁ・・・と思います。


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