生物の形-ポリ亭のマクロ・顕微鏡写真-

 身近な動植物のマクロ写真や顕微鏡を用いて撮るミクロ写真を載せていきます。「生物の形」を気楽に楽しんでいきたいものです。

[#1893] ピーマン(9) 花芯(横方向からの観察)

2013-11-20 08:53:11 | Weblog

  ピーマンの花芯を横方向から撮影した超マクロ写真です。花糸が葯に結合している側(裏側)から撮った写真です。花糸は葯に結合するまで太く葯は落ちにくそうです。花によっては花糸は葯と結合する付近で急に細くなって花粉を出してしまった葯を落としてしまうものもあるのですが,ピーマンは太いまま葯に結合しています。そのかわり風を利用して葯を振り回しすことにより花粉をまき散らすような”芸”はできないでしょう。葯は全体としてやや伸びたハート型です。前回の写真はこの反対側を写した写真です。

撮影日:2013.11.1    ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭

 


[#1892] ピーマン(8) 花芯(横方向からの観察)

2013-11-20 08:45:19 | Weblog

 前回よりさらに高倍率で撮影した超マクロ写真です。被膜が破れた葯に花粉が詰まってこぼれ落ちそうです。葯の長さは2.0~2.5mmです

撮影日:2013.11.1                                                                                                                                      ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(TAKAHASHI)


[#1891] ピーマン(7) 花芯(横方向からの観察)

2013-11-19 08:53:01 | Weblog

 ピーマンの一部の花びらを切り取り,雄しべを横方向から撮った超マクロ写真です。雄しべの太く短い花糸が重そうな?葯をしっかり支えています。雌しべの柱頭が”頭一つ”雄しべより背が高いようです。葯の膜が破れて花粉が全面に露出しています。

撮影日:2013.11.1                                                                      ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(TAKAHASHI)


[#1890] ピーマン(6) 花芯(斜め上方からの観察)

2013-11-18 10:04:22 | Weblog

 ほぼ全開状態になった一個の雄しべを拡大して撮影した超マクロ写真です。スケールバー(黒縦線)は1mmに対応しています。前回の手前下側の雄しべ1個を拡大しました。スケールバーと比較すると花粉の大きさは15-20μmくらいです。

撮影日:2013.11.1                                                             ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(T. TAKAHASHI)

 


[#1839] ピーマン(5) 花芯(斜め上方からの観察)

2013-11-18 09:49:56 | Weblog

  ピーマンの斜め上方向から眺めた雄しべのやや拡大した超マクロ写真です。下の前方の雄しべの嚢はほとんど破れて花粉が全面に現れています。その後方の雄しべでは上端部が破れかけています。

撮影日:2013.11.1  ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(T. TAKAHASHI)


[#1838] ピーマン(4) 花芯(斜め上方からの観察)

2013-11-18 09:35:47 | Weblog

 ピーマンの花芯を斜め上方向からフォーカスした写真です(スケールバー = 1mm)。雌しべの柱頭の形が良く分かるようになりました。雄しべの花粉を包んでいる嚢が上の方から破れて花粉が出てきている様子も分かります。 

撮影日:2013.11.1                                                                                                               ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(T. TAKAHASHI)


[#1837] ピーマン(3) 花芯(真上からの観察)

2013-11-15 19:14:31 | Weblog

 ピーマンの花芯の真上から撮影した超マクロ写真です。前回よりさらに拡大して撮影しました。スケールバーは1mmに対応しています。

 中央の雌しべの柱頭を真上から見ると,雌しべは全体として三角形の角を切り取ったような形です。下の左付近に典型的な形の雄しべに着目すると,黒い部分は花粉の入っている雄しべの表皮です。雄しべの中央が割れて花粉が出ている様子が分かります。雌しべと雄しべの両方にフォーカスが合っているので両者は同じ程度の高さであることが分かります。同花受粉が起こりやすい状況ですが他の花粉の授粉を妨げているわけでもありません。

撮影日:2013.10.11                                                  ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(T. TAKAHASHI)


[#1836] ピーマン(2) 花芯(真上からの観察)

2013-11-15 19:07:20 | Weblog

 ピーマンの花芯を真上から撮影した超マクロ写真です。デジタル顕微鏡の表示倍率は×50です。スケールバーは1mmに対応しています。

撮影日:2013.10.11                                                  ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭


[#1835] ピーマン(1) 花全体像

2013-11-15 18:52:16 | Weblog

  今年は例年になくピーマンが豊作でした。次から次と開花する花のマクロ・顕微用写真を連載します。花の時期がほぼ終わる頃に撮影しました。

 今回は花全体のマクロ写真です。花は白色で6弁,中央にしっかりとした花柱に支えられた雌しべが1本にょっきり生えています。その周りを取り囲むように6本の雄しべが花弁の根元付近から生えています。雌しべの高さは雄しべよりはやや高い程度ですから,自家受粉も起こりそうです。

撮影日:2013.10.13                                              花採取場所(自宅:鯖江市)                                        ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(TAKAHASHI)


[#1834] サフラン(7) 雄しべ

2013-11-14 10:45:58 | Weblog

  サフランの雄しべの超マクロ写真です。花糸が葯に結合している領域とその上方部が含まれるように撮りました。葯が二つの嚢に分かれている様子が良く分かります。デジタル顕微鏡の倍率表示は×50です(スケ―ルバーは1mm)。

 サフランに関する記事は今回でひとまず終了します。

撮影日:2012.10.31  / ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭