~暮らしの中の小さな幸せ~

ログハウスに住みながら・・・
日々の暮らしと趣味の色々を綴ります

秋の山陽本線一人旅 ~鞆の浦編 ②~

2018年11月02日 | 鉄旅
今日も旅のレポート鞆の浦の後編です。

観光客のいない狭い路地をあえて歩く・・・
この日は良いお天気で青空をバックにナマコ壁の白い蔵が映えます。


時折、壁が軒先に向かって緩やかにカーブしているのが
ずっと気になっていましたが・・・



ちょうど通りかかったボランティアガイドさんに質問すると
ネズミ避けと防火のためだそうです。
壁板を湾曲させる技術、昔の人の器用さに感心しました

時代を感じさせる保命酒の看板



酒蔵によって味が違うそうですが・・・
さすがにこれ以上重たい瓶を買うのは諦めました(笑)

そして、鞆の浦の観光のシンボルと言えば「常夜灯」

私は2015年のドラマ「流星ワゴン」のロケ地となり知ったのですが
1859年に建造され港の常夜灯としては日本一の高さだそうです。
常夜灯のすぐ横には「いろは丸展示館」(200円)

2階には実物大の坂本竜馬の人形があるとか?
歴史に疎い私は建物を外から見て終了(笑)

常夜灯横のベンチに座っていた地元のおじいさんの1人が
観光客(特に女性)に次々と写真のベストポイントを伝授してました(笑)
私も言われるまま・・・

確かに青空に映え美しい常夜灯

暫く鞆港西側の雁木に腰掛けのんびり過ごしました。

雁木とは潮の干満に関らず船着けできる石階段

目の前には長閑な景色が・・・


さて、そろそろ次の目的地である『福禅寺対潮楼』へ
対岸から常夜灯の眺めはまるでタイムスリップしたかのよう

あえて白黒で・・・

山の中腹には頑張って上った医王寺が見え・・・

まだ地元のおじいさんたちはベンチでお喋り中(笑)
あのおじいさんは相変らず観光客に声をかけてるのかな?
雁木に腰掛ける観光客も・・・
常夜灯は対岸から眺める方が雰囲気がありますネ~

さて、高台にある「福禅寺対潮楼」に着くと・・・

ナントこの日は日韓囲碁選手権とやらで一般入場は16時半から
鞆港バス停の側なのでバスに乗る直前に再挑戦するとして散策を続けました

「御舟宿いろは」

「鞆の津の商家」


小さな港町ですがずいぶん歩いたので「深津家」で休憩

鞆の浦は宮崎駿の「崖の上のポニョ」でも有名な所
制作側は明言していませんが「ポニョは鞆の浦が舞台なのでは?」という噂
初めて訪れた鞆の浦を気に入り、その後長期間滞在し鞆の町を歩きながら
ポニョの構想を練った・・・と言われています。
私はポニョは見たことないですが鞆の浦の街並みの景色が登場してるとか?
この「深津屋」の「炭焼きコーヒー」は宮崎駿監督も愛飲したそうです。

さて、16時半になるので「福禅寺対潮楼」へ再挑戦
200円の入館料を払い・・・
対戦も終了し中では説明が行われ沢山の人

ここから眺める鞆の浦の眺望を讃えた「日東第一形勝」その賛辞に相応しい絶景
いろは丸事件の際、紀州藩の談判場所として坂本龍馬も立ち寄っているとか・・
この眺望写真は谷村新司さんが歌う「いい日旅立ち」のCDジャケットにも使われたとか?

ゆっくり座り景色を眺めながら話を聞いていたいのですが
バスの時間が気になり夕陽に映える景色だけ拝見しバス停へ向かいます。

鞆港バス停側からは常夜灯が見えバスが来るまで日が沈むの眺め・・・

右側に停泊した船の向こう側には大田家別宅が見えます。


太陽は山に沈んだものの常夜灯に明かりが灯るにはまだ時間がかかりそうです。

後ろ髪をひかれながら17時福山駅行き鞆鉄バスに乗り込みました


今回、鞆の浦から船で5分の仙酔島に渡ることも考えたのですが
4時間余りでは鞆の浦の街を全部見きれなかった気がします。
2月中旬から3月下旬は「鞆・町並ひな祭」が行われ
町家・商家、寺院に大小様々なお雛様が飾られるそうで
冬の鞆の浦もまたよさそうですネ~
そんな鞆の浦の余韻に浸りながら車窓はどんどん暗くなり・・・
福山の街中に入る頃バスが渋滞に遭遇
計画ではバス到着から新幹線こだま乗り換え時間は21分
ハラハラドキドキ祈る思いの中、10分遅れでバスは福山駅前到着
駆け足でコインロッカーから荷物を取出しトイレを済ませダッシュ
17:55発こだま748号に無事に乗車できました。
今夜は姫路泊、なんと「こだま」は福山~姫路間が1時間半もかかりました。
急ぐ旅ではないとはいえ他の新幹線待ち合わせが30分近くある駅も
「缶ビールがあったら退屈しなかったのになぁ~」とお茶を飲む私でした(笑)

19:25 初めての姫路駅に到着
さぁ~女ひとり姫路の夜をどう過ごすか・・・お楽しみに~

本日も長々とおつきあいいただきありがとうございました