高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

メイド・イン・チャイナ

2007年06月04日 18時19分26秒 | もんく

_001_14 我工房にも、事務のメンバーが増え、パソコンに向かう人間が二人になった。今までは私一人であったので、5000円くらいの安い事務用の椅子を使っていた。

今回は少し奮発して3倍もする15000円の椅子を買ってきた。まだまだ、貧しい我工房では一脚うん十万円もするデザイナーブランドの家具はとてもとても買えない。取り合えず、ちょっと良い物をと、思い買ってきたのだが、組み立てて早速座り心地を確かめ、まずまずの座り心地に満足。しかし、立ち上がろうとした時、肘当てに手を付いて、ちょっと体重をかけたら「パキン!」何だこりゃ? 物の見事に折れてしまった。買って10分もしないうちに壊れてしまった。さすがメイドイン・チャイナだ。怒りが来るというよりもあきれてしまった。

_002_9 「ちょっと良い物を」と考えたのが間違いであった。まだ、これは事務用の椅子なので、そんなに良い物を最初から買おうと思っていなかったが、私達が作っているものは、趣味性の高い工芸品だ。お客様が「この人の作品なら!」と買ってくださる物だ。そういった期待を裏切らない信頼を作っていかないといけないと、今度のことからも考えさせられる。特に、中国製品を国産品と偽って平気な顔をしている業者を見ると本当に「これでいいのか?あなたの良心が痛まないのか?」と言いたくなる。

竹工房オンセ

コメント (1)
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