長男のクルムが、夏休みで寄生虫?帰省中か。
大分から新潟の学校に戻るのに、時刻表に首っ丈で頭をひねらせている。JRが出している切符で「青春18切符」と言うのがある。1日、JRの鈍行、急行まで(特急は乗れない)乗り放題で2300円。これを5枚セットで11500円の切符である。新幹線や飛行機を使えばその日の内に新潟まで到着するのであるが、そこはまだ、高校生。時間に追われるわけでもないし、逆にのんびり人生を感じながら旅をしたほうが味わいがある。
私も、大賛成。計画を覗いてみると、初日は大分から岡山くらいまで、
今は忙しい時代で昔ほど普通列車が走っていない。連絡が悪く、走っている時間より、待ち合わせに取られる時間も相当あるようだ。岡山でユースホステルなどを探して泊まり、翌日は滋賀の叔母さんのところまで、そこで一泊。翌日は愛知県の私の実家で一泊。その翌日は長野方面へ、その日に行ける所まで行って、やっと五日目に新潟に着くことになる。
もっと、効率よく無理をすれば丸々二日間電車に揺られてたどり着くことも出来るが、それでは最初から、飛行機で帰ったほうが良い。彼には、旅の予期せぬハプニングや新しい人生の出会いなどを体験できるかも?知れない。そんな事を楽しめれる人間になってもらいたい。只、一直線にゴールを目指すよりも、道草をして、昼寝をして、回りの草花や人との出会いを感じてもらいたい。
子供の成長を目にして、嬉しくなる一コマでした。