ATAカルネ。海外で展示会をする時に一番問題になるのが、この関税の問題である。何も知らずに作品展をしようとなど思うと、海外の国に入るとき約20%の関税が掛かる。また、戻ってきた時も日本に入る時にまた関税が掛かってしまう。作品が売れようが、売れまいが?掛かってくる税金だ。
実にバカバカしいので、簡易通関制度という物があり、それが「カルネ通関」である。事前にリストを出し、作品番号をふり、リストに写真をつけ、もし、何かあった時に、何が何番の作品なのか判るようにしなくてはならない。これが、作品だけでなく、現地で使う道具類まで、すべて写真を用意しなくてはいけない。実に面倒くさい。
こんな霧吹きまで写真にとって本当に大変である。
しかし、幸いな事に煩雑なこういった事務業務を一手に引き受けて公私の時間を惜しまずにやってくれているのが、大分県の「竹工芸訓練支援センター」の浜名さんだ。彼女の方には足を向けて眠れない。有難うございます。
昨日、ミラノで「大阪」という日本料理の専門店をしている「新江シェフ」にメールを書き、ミラノでのケータリングや事前広報のお願いをしたのだが。昼過ぎに電話があった。話を聞いてみると「今、湯布院に戻って来ている」そうで、来週お会いすることになった。慣れないメールで遣り取りするよりは、直接会ってお願いしたほうが、具体的に突っ込んだ話が出来るので幸いである。