家族4人が揃って、短い夏休みを過ごすことが出来た。別府市にある、鶴見山ロープウェー、標高1300メートルの山頂に上った。私は大分に来て30年近く経つのだが、一度も上ったことがなかった。眼下に別府市を眺めて、久しぶりに家族でゆっくりする事が出来た。何気ない、会話の中にも、家族だけの笑いがあり、気が休まるのである。
鶴見山から下りてきた後、昼食を取り、みんなで映画を見た。「トランスフォーマー」目まぐるしく飛び込んでくる映像、後に残る物は何もないが、気晴らしには丁度良い映画であった。少し、小腹が空いたのでとシンラが注文したのが、このビッグサイズのハンバーガー と照り焼きバーガー。どんどん大きくなるはずである。
長男のクルムには「レイバン」のサングラスを買ってやり、ショッピングモールをうろうろ。別にこれといった出来事があるわけではないが、平凡な中に幸せを感じる一日であった。
子供達が寝た後、悦子と二人で借りていたビデオを見る。「それでも、僕はやっていない」 周防正行監督の痴漢冤罪をテーマにした映画である。昼見た映画より面白い。自分がこの痴漢冤罪の立場に置かれたらどうする?と真剣に考えさせられてしまった。今の司法、警察の問題点が浮き彫りになっている。痴漢に間違われるだけで、数ヶ月も拘置されてしまったら、私の会社などはつぶれてしまう。やっていないことでも、現実を考えると「やりました」と答えてしまうかも知れない?そんな風に考えさせられる、現在の裁判制度の問題がある。
フンワカした一日であったが、最後にこの映画で考えさせられてしまった。まだ見ていない人には、娯楽映画としても一級品と思うので、是非、借りて見て下さい。