新宿伊勢丹での催事を無事終わり、帰省した。翌日は11月のミラノでの展示会に向けての「海外事業展開グループ」の集まりである。
イタリア語表記のポスター、DM、カタログ、などが印刷物として出来上がってくると、何となく気持ちも「おー、此処まで来たかー」と思ってしまう。アイデアを出してくれた毛利さん、それを纏める浜名さん、またそれをイタリア語に翻訳、デザインしてくれた村山さんと多くの方の才能が積み重ねられた結果である。
今回の「別府竹細工、4人展」は各自が製作する作風も、キャラクターも4者4様で実にバランスが良い。4人ともそれぞれの持ち味を存分に出して共同で作り上げていく楽しさがある。途中まで「本音を出さない」人がいたので、それまでは何をやってもギクシャクしていた。相手の心の探りあいみたいな、しょうも無い事に時間を取られ、話さなくても良いような事でも建前上時間を割いて話し合わなくてはならなかったが、その人が抜けた後は、実に風通しが良くなり、どんどん仕事が進んで行くようになった。
今回はミラノに送る印刷物の仕分けや、各自のリーフレットをカタログ風に詰め合わせたりする、ミラノでの事前広報に使う印刷物の発送作業と、9月15日の作品発送までの最終打ち合わせである。
毎回テレビ局も取材に入り、来週は各自の工房での製作風景や背景を撮り込んでいくようだ。テレビ局のミラノ取材は、まだ本決まりではないが、うまくいくと30分くらいのドキュメンタリー番組になるかも知れない。