正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

鳩時計とセイコークオーツ、オメガを修理しました。

2011年01月05日 | 時計修理
昨日は今年初めての修理残業でした。
気合いいれて修理にのぞみましたが思うように修理は進みませんでした。
難しいですね。

昨日はお預かりしてしばらく経つのですが鳩時計の修理をしました。
鳩時計の修理は気合の入った時で無いと最後までできません。

昨日は夕方から修理開始。
ケース機械を出すのに苦労しました。

機械を分解し掃除して穴を〆て組み上げ注油
時計は動くようになったのですが、鳴り方の調整やオルゴールの調整が残っています。

基本的な部分の修理は終わったのでまた時間をかけて調整していこうと思います。

 次はセイコーのクオーツ時計です。5S21キャリバーの機械でした。私個人的に修理するのがはじめての機械でした。
T様からのお預かりです。
秒針が流れるように動く機械で、不具合の原因は巻き針部分から湿気が入ってさび、その錆がローターに付着していました。
ヒゲゼンマイのようなものが付いた歯車が合ったり、オイルが入っている歯車があったりとかなり考えた機械だと思いました。
私も同じ機械の時計を持っていますが、開けてみてびっくりでした。
量産するのには難しい機械だとも思いました。


こういう機械を作り続けていたら値打ちのあるものになっていたかもしれません。
良い機械だと思いました。当時30000円くらいの時計だったと思います。

分解掃除、ケース洗浄、巻き芯の磨きで完了です。

最後はオメガのクオーツです。
K様からのお預かりです。
薄型の機械が入っていました。
オメガ1378
分解掃除でお預かりしました。
この年代の時計のケース、バンドを洗浄機にかけたりブラシでこするとメッキがはがれたりするので軽く洗浄だけして
組み上げました。


 昨日はこれで帰りました。

今日はまっすぐ家に帰って家での修理になります。

大体今日からメーカー動き出しています。
問い合わせのお返事なのでバタバタしてしまって時間があっという間に過ぎてしまいました。
頑張ります。