正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

ロレックス婦人用無垢ケース、機械式提げ時計、シチズン手巻き時計を修理しました

2011年09月02日 | 時計修理
昨日の夜から風が強くなってきました。
結構大きな台風が近づいています。昨日実家に泊まったのですが、今日も泊まりになりそうです。

昨日は修理残業でした。
I様からのお預かりのロレックスです。婦人用の無垢の時計です。
文字盤とベゼル、バンドに石が入っていました。
時計が止まりの状態でした。ゼンマイが切れていると思ったのですが、大丈夫で止まりの原因をさがしました。







秒の規制レバーの先が折れて香箱の歯に噛んで止まっていました。
新しい部品に交換し分解掃除をしました。

 次はY様からのお預かりです。
ABROというメーカーの提げ時計です。
手巻きの機械が入っていました。
6565キャリバーです。
香箱に油の塊が見られました。
この塊が2番車に当たって止まっていたのかもしれません。



コハゼの形も変わっています。


分解掃除でお預かりです。いつもの手順で分解掃除をして組み上げ今時間を見ています。
今朝お店に来て見ると6時位置の秒針を短針が接触し止っていました。
針の調整をしてまた時間見てみます。

最後はシチズンの手巻き時計です。かなり昔の時計で中3針の機械が入っていました。
N様からのお預かりです。
シチズンの手巻きの紳士物のでは良く見る時計でした。
分解掃除をしました。
この時代の時計は針の取り付けが難しく、ポイントに接触しないよう、風防に接触しないように注意が必要です。


テンプの下にカタカナの刻印がありました。
日本のメーカーって感じがします。

アンティークは本当に難しいです。

今日はこんな天気ですので修理しようと思います。