気ままに撮り歩き

季節の花や風景など撮り歩きしています

新緑のおにゅう峠へ 3(小入〜上根来〜遠敷)

2023年05月21日 | 里山散策

 

おにゅう峠のブナ林を散策し、今回も1昨年と同様に福井県側へ下ることにしました。

おにゅう峠の滋賀県側は小入(おにゅう)で、福井県側には遠敷(おにゅう)と漢字表記は違いますが、

読みは同じで、両方ともに「おにゅう」という地名があります。

 

1昨年に林道の途中でモミジチャルメルソウの群落を見つけたので、今回も見に行くことにしました。

その先の上根来(かみねごり)の集落の入り口には、苔むした岩がきれいな渓谷があり、

今回はそこでヒメレンゲ(マンネングサの仲間)の群落を見つけました。

 

 

中央分水嶺のブナ林で緑のシャワーをいっぱい浴びました。

 

 

1昨年と同じようにおにゅう峠から若狭小浜方面へ降ります。

 

前回に見つけたモミジチャルメルソウの群落の近くで車を止めてしばらく撮影。

谷水が流れ落ちる湿地帯に群生しています。

すご横の水が流れない場所にはモミジチャルメルソウは自生していません。

酒波林道や瓜割の滝でも自生していますが、見られるのは水際の湿地帯です。

 

 

今年もたくさん咲いてました。

 

 

 

もっと近くからマクロで撮りたかったのですが、間には谷川が流れていて向こう岸には行けない所です。

 

小浜市の上根来(かみねごり)集落の近くまで降りてきました。

 

藤がきれいに咲いています。

 

10

これは桂の葉っぱかな?

 

11

 

12

タニウツギは蕾でした。

 

この辺りの渓谷は苔むした岩がきれいで、少し奥まで行ってみることに。

散策路はなくて苔むした岩の上は歩き辛く、うっかりしていると滑るので注意が必要です。

13

 

14

岩の上に黄色い花が群生しています。

 

マンネングサの仲間ですね。

ヒメレンゲではないかと思いますが、マンネングサとヒメレンゲの違いが分かりません??

15

 

ヒメレンゲ (ベンケイソウ科 マンネングサ属)

ヒメレンゲはコマンネンソウともいい、関東以西の本州~九州に分布する多年草。

沢沿いの岩上などに群落を形成して生育する。

花は4月の終わり頃から5月にかけてであり、群生して開花し、渓谷を彩る。

花弁は5枚。花茎の下部から走出枝を形成し、地面に広がる。

 

16

 

17

 

18

 

 

19

 

20

 

21

 

22

 

23

 

24

 

25

三脚を立ててスローシャッターで撮影すればよかったです。

車から岩場へ少し歩かなければならず、全て手持ちで撮影。

 

26

 

27

 

28

 

おにゅう峠から福井県経由で帰る時には、よく若狭町の瓜割の滝へ寄るのですが、

今回はGW中でもあったので帰りの渋滞を心配し、寄らずに自宅へ向かいました。

途中で熊川宿の道の駅に寄りましたが、流石に大混雑で駐車場ではしばらく待ちました。

R303号線〜R367号線の朽木経由でしたが流れはスムーズで、渋滞に嵌ったのは琵琶湖大橋だけでした。

 

次回は古知谷阿弥陀寺の新緑と山野草です。

 

撮影日 2023年5月4日

撮影地 おにゅう峠(高島市朽木小入谷)

機 材 Nikon Z9

    Nikon D4S

    AFS NIKKOR 14-24mm F2.8G ED

    NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

    AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR



最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ロマンの森に自生する植物たち (フォレストリリー)
2023-05-22 01:32:07
おはようございます。
「小入」も 「遠敷」も 難読地名 ですね。
私は 知らなかったので ひとつ 勉強になりました。
それにしても 、滋賀県側と 福井県側で 読みは 同じなのに 漢字が 違うというのは 興味深いですね。
それだけ 古い時代に 付けられた名 だということでしょうか?

自生地域が 限られる 日本固有種の モミジチャルメルソウ の 大群生 素晴らしい です!!
可憐な スプリングエフェメラルの花たちと違い、多くの人に 注目されることもないのでしょうが
いつまでも ここで ひっそりと 群生し続けてほしいと思います。

古代奈良朝のロマンを秘めて存在している森に 静かに 自生している植物たち
それぞれが 美しいですね!
Takayanさんに 撮影してもらえて 植物たちは 幸せだと思います。
ヒメレンゲは 初めて 見せてもらいました。 まだ 見たことが ありません。
こちらでは 河川敷の 石垣に ツルマンネングサ の黄色が あちこち 目立っています。

渓流沿いの 苔むした 岩の上を 歩かれたとのこと ・・・ ヒヤヒヤ しました ~
私は 昨夏 河川敷で 野草観察中 夢中になり、泥地で 派手に転倒し、腰椎圧迫骨折して 今も 完治せず
「 後悔 先に立たず 」 「 注意1秒 ケガ 一生 」の とおりです ( 泣 )
転倒は 思いがけない 一瞬の 出来事 なので
Takayan さんも 危険な場所での 撮影時は 転倒に くれぐれも お気をつけ下さいね。
返信する
フォレストリリーさんへ (takayan)
2023-05-22 08:16:30
おはようございます。
小入と遠敷、両方とも読みにくい地名ですが、
おにゅ峠を挟んでそれぞれ同じ地名があるのも興味深いです。
おにゅう峠を通る鯖街道はいくつかあるルートの中でも
最短で京都へ通じる古道だったようで、おそらくこの地名も
古代から存在したのでしょうね。

この季節に初めて峠から福井県側に下った1昨年に見つけた
モミジチャルメルソウの群落は、今年も同じように元気に花を咲かせてました。
道端ですが、おそらく多くの人は気がつかずに車で通り過ぎるだけでしょうね。
この場所でずっと生き続けてくれることを願っています。

ヒメレンゲはマンネングサの仲間ですが、判別がわからず、
おそらくヒメレンゲではないかと思っています。
この渓谷の下流の上根来集落を流れる遠敷川沿いには、
奈良東大寺二月堂の「お水取り」に先立って「お水送り」という神事が行われる鵜ノ瀬というところがあります。
古来より若狭と奈良は地下で結ばれていると信じられてきました。
その閼伽水を汲み上げお供えする儀式が、大和路に春を告げる神事
「東大寺二月堂のお水取り」でありその神約を護り伝える行事が若狭小浜の「お水送り」です。
まさにこの一帯は、古代奈良朝のロマンを秘めて存在している森ということですね。

重いカメラ機材を下げての渓谷歩きは危険ですね。
十分注意はしていますが、若いつもりでも歳が歳ですので、
無理がないように気を付けなければいきませんね。
腰椎圧迫骨折はまだ完治していないようですが、
無理をされずにゆっくり養生してくださいね。
いつもありがとうございます。
返信する
Unknown (ヨッピー)
2023-05-22 20:28:18
こんばんは。
苔生す風景は、いつもながらに癒されます。
ゆったりとまったりとした雰囲気があって。
福井県側のおにゅうは、知らないと読めないですね。
大阪の枚方や放出みたいな感じでしょうか。
今年は山藤が花数が多く、あちらこちらで見られましたね。
返信する
ヨッピーさんへ (takayan)
2023-05-22 23:13:17
こんばんは。
渓谷の苔と可愛い花の景色に癒されました。
前回も同じ所で車を止めたのですが、ここまで散策しなかったので、
初めてこの苔の風景があることを知りました。
これからも楽しみな撮影ポイントになりそうです。
次回は三脚使用でスローシャッターで撮ってみたいです。

遠敷は読めませんね。
枚方、放出も難解です。
私市や交野も関西人しか読めないかも知れませんね。

他ではすでに終わっていた藤が、この辺りでは一番の見頃でした。
いつもありがとうございます。
返信する

コメントを投稿